【5月19日の事件】テレビや映画の中だけじゃない!実際に起きた監禁事件とは

5月19日は三郷市逮捕監禁致傷事件が起きた日です。この事件は過去の凶悪犯罪の準主犯格の男が、服役後に再び起こした事件です。今回はこの三郷市逮捕監禁致傷事件を紹介するとともに、路上で起こる拉致監禁とその対策について紹介します。

三郷市逮捕監禁致傷事件の概要

この事件は2004(平成16)年5月19日、東京都足立区花畑の路上で起きました。午前2時頃犯人の男は被害者の男性に因縁をつけて、顔や足などに殴る蹴るなどの暴行を加え金属バットで脅迫しました。そして男は被害者の男性を車のトランクに押し込み約40分間走らせた後、埼玉県三郷市にあるスナックバーに拉致監禁し再び脅迫して殴る蹴るの暴行を加えます。約4時間そんな状態が続き、午前7時頃に被害者の男性は開放されました。

被害者の男性はその後警察に駆け込み、6月4日に犯人の男が逮捕されました。調べによると犯人の男は自分の女と盗ったと被害者の男性に因縁をつけましたが、男性には全く心当たりがなく恐怖で謝るしかなかったそうです。

容疑者が起こした過去の事件

この事件の犯人である男は過去にとんでもない凶悪事件を起こしていました。1988(昭和63)年から1989(昭和64)に起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件です。1988(昭和63年)11月25日の夕方に埼玉県三郷市の路上で被害者の女子高生が不良少年グループに拉致されました。そして約40日間にわたってグループのたまり場だった東京都足立区の加害者の1人の自宅に監禁され、暴行・強姦を受け続け1989(昭和64)年1月4日に集団リンチを受けて死亡。

犯人たちは遺体をコンクリート詰めにして、東京都江東区内の東京湾の埋め立て地に遺棄しました。同年の3月に別の強姦事件で逮捕された少年らが、この事件も自供したために判明したそうです。この事件は加害者が10代の少年であったことから、主犯格の少年には懲役20年の判決が出ましたが。準主犯格の男には懲役5年以上10年以下の不定期刑、他の2人にも懲役5年以上9年以下と5年以上7年以下の不定期刑という判決が出ました。
このうちの準主犯格の男が今回の三郷市逮捕監禁致傷事件を起こしたのです。男は1999(平成11)年に出所。その後日本では働けないと思い中国人女性と結婚をしますが、ほどなく離婚。その後はコンピューター関係の会社に就職しますが長くは続かず、暴力団に出入りするようになったといいます。

裁判

2004(平成16)年6月4日に逮捕された男は調べに対し「ちょっとやりすぎた」と供述。同年の7月に東京地検で初公判が開かれました。男は大筋では認めましたが一部否認。2005年の1月の判決公判で東京地裁は男に懲役4年の実刑判決を言い渡します。この判決を不服として同年3月に東京高等裁判所に控訴しますが、5月に控訴を取り下げて刑が確定しました。

路上で起こる拉致監禁とその対策

今回の事件は被害者の男性が路上で襲われ拉致監禁されるという事件でした。しかし拉致監禁の事件では女性の被害も多くなっています。女性が拉致監禁の被害に遭わないためには次のような対策が必要です。

夜間1人で出歩かないようにする。やむを得ない場合は明るく人通りの多い道を選ぶ。
・間1人で歩く時は特に後ろをつけられていないか注意し、少しでも恐怖を感じたら近所の家やお店に飛び込むようにする。
・防犯ブザーや防犯グッズと携帯し、すぐに使えるようにしておく。
・停車している車に人が乗っている場合は、一定の距離を保って通り過ぎる。
・知り合い程度の人間に夜間誘われても、誘いに乗らないようにする。
・信頼できる友人ではない限り、車で送ってくれると言われても乗らない。
・会社やプライベートの飲み会で、泥酔するほどお酒を飲まない。
・昼夜関係なく外出する時はイヤホンで音楽を聞かない。
・日頃から自分は犯罪に巻き込まれるはずがないなどと油断はせずに、防犯意識を高めておく。

万が一拉致監禁されてしまった場合は、まず全力で気持ちを落ち着かせる努力をしましょう。突然の出来事で心臓が激しく鼓動し恐怖で心が支配されているかもしれませんが、落ち着きを取り戻せれば早い段階で状況を改善できる可能性が高まります。気持ちが落ち着いてきたらとにかく全てを観察しましょう。

犯人は何人いるか、どのくらいの年齢か、武器は何を持っているか、自分の周囲に何があるか、どこに連れていかれるのかなど。目隠しをされて車に乗せられている場合は、心の中で数を数えていくつになったら、どちらに曲がったかなどを思えておくと良いでしょう。

自分が住む町で拉致された場合は、それで大体どちらの方角に連れて行かれるかがわかります。そしてなるべくポジティブに考え、犯人と良い関係を築くように試みると良いです。間違っても犯人を挑発するようなことは避けましょう。そして常に逃走のことを考えてチャンスがあれば試みましょう。しかし無理に逃走しようとして失敗すると、かなり危険になる可能性もありますので救助を待つことも大切です。

まとめ

普段の生活をしていると拉致監禁は映画など、物語の中での話だと思いがちです。しかし現実に起きている事件ですので、油断することなくできる限りの対策をしていきましょう。

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