【5月25日の事件】AKB48の握手会で起きた切りつけ事件から5年。イベントでの防犯対策とは?

5月25日はAKB48握手会傷害事件が起きた日です。ファンにとってはもちろん、社会にとっても衝撃的な事件でした。今回はAKB48握手会傷害事件を紹介するとともに、様々なイベントでの防犯対策について紹介します。

AKB48握手会傷害事件の概要

この事件は2014(平成26)年の5月25日、岩手県滝沢市にある岩手産業文化センターで起きました。その日開催されていた日本の女性アイドルグループAKB48の握手会イベントにおいて、のこぎりを持った男がグループのメンバー2人と、スタッフ1人を切り付け負傷させた事件です。

事件が発生したのは、AKB48のCDに封入されている参加券があれば誰でも参加できるという「全国握手会」というイベントでした。この日は13時からミニライブがおこなわれ、その後握手会が開催されました。握手会にはグループのメンバーとファンが握手をおこなう区間(レーン)があり、この日のイベントでは10レーンあったそうです。事件が起きたのは第6レーンでした。

第6レーンのテントにはメンバー5人が待機していたそうです。そして午後4時55分犯人の男は、手荷物は何も持たずテントに入ってきてジャンパーの内側から凶器であるのこぎりを取り出し、並んでいたメンバー2人を切りつけました。そばにいた男性スタッフは男の凶器を素手でつかみメンバーを守ろうとしましたが、犯人に振り払われてしまいます。結局メンバー2人とスタッフ1人が切りつけられてしまいました。

男はその後周囲のスタッフに取り押さえられ、警察に殺人未遂の容疑で現行犯逮捕されました。切り付けられた3人は骨折や裂傷を負い、病院へ搬送されて直ちに縫合手術を受け翌日には3人共退院したそうです。犯人の男は青森県十和田市に住む事件当時24歳の男で、犯行動機として自分は1月に仕事を失い、テレビでAKB48を見て自分より収入が多い、自分とは正反対と思ったことを挙げています。

そして5月に岩手県で握手会がおこなわれることを知った男は握手券を入手し、自宅ののこぎりにカッターナイフの刃を貼り付けて改造します。それを持って握手会に参加し、参加列が短かったレーンを狙って犯行に及んだそうです。男は過去に発達障害の診断と受けたことがあり、逮捕後精神鑑定がおこなわれましたが責任能力が問えると判断され、傷害罪及び銃刀法違反で起訴されました。

裁判とその後

2014(平成26)年11月に盛岡地方裁判所で男の初公判がおこなわれました。この公判は被告が報復される可能性も否定できないという理由から、厳戒態勢のもと法廷前には金属探知機も設置されたそうです。裁判では検察側は男の犯行の悪質性を指摘し、弁護側は情状酌量を求め2015(平成27)年2月に男に対し懲役6年の判決が言い渡されました。検察及び弁護側は控訴をおこなわず刑が確定したそうです。

この事件を受けてAKB48の運営会社には警察から各種イベントにおける警備強化と安全対策をおこなうように要請がはいり、AKB劇場での公演は厳戒態勢のもとでおこなわれるようになりました。イベントやコンサートに金属探知機が導入されたり、握手会が延期になったりしたそうです。さらに事件直後にメンバーによるSNSの自粛や、姉妹グループの事件直後に予定されていた各種イベントも中止になりました。

イベントでの犯罪と防犯対策

今回紹介した事件はアイドルグループの握手会というイベントで起きた傷害事件です。こうした特定のアーティストによるイベントの他に、季節ごとや様々なジャンルでのイベントが全国各地で数多くおこなわれています。イベントには人が多く集まるので、今回のような傷害の他に様々な犯罪が起きているのが現状です。

人が多く集まるイベントで起こる犯罪は、主にスリや置き引きなどの窃盗罪、女性をターゲットにした痴漢や盗撮、さらには子どもを狙った性犯罪も起きています。これらイベントでの犯罪に巻き込まれないためには次のような対策が必要です。

混雑したイベントでは貴重品は肌身離さないようにして、しっかりと口が閉じるカバンを持って行く。
・必要以上に財布に大金を入れておかない。
・イベントではスマートフォンによる撮影に夢中になりがちなので、常に財布などの貴重品を気にかけておく。
・混雑したイベントに行く時は、肌の露出が多い服装は避ける。
・イベント会場にある仮設トイレなどを利用する時は、カメラなどがないかよく確認してから利用する。
・防犯ブザーや防犯グッズを持って行き、何かあったらすぐに鳴らせるようにしておく。
・子どもとイベントに参加する場合は子どもから目を離さない。トイレなどにも必ず付き添うようにする。

まとめ

楽しいイベントに参加する時は、事件に巻き込まれることなど一切考えないかもしれません。しかし実際に起きていることです。事件に巻き込まれると心身ともにショックが大きいですので、できる限りの防犯対策をして最後まで楽しくイベントに参加できるようにしましょう。

女性のための完全防犯マニュアル

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