つきまとい被害には「Uターン」が効果的!被害に遭っていると感じたらやってみよう!

女性が被害に遭いやすい「つきまとい・ストーカー」ついて、被害の実態や対策について前編と【後編】の2回に分けてご紹介します。

つきまといについて

ここでいう「つきまとい」は、面識のない人間にその場限りで後をつけられている状態を指します。後述するストーカーの「つきまとい」とは少し違います。
「可愛い子を見かけたから後をつけていった」という感じでイメージしていただけるといいと思います。

被害件数について

ストーカー規制法で規定されている「つきまとい」の被害件数は、警視庁資料によると平成30年度で1,022件です。
しかしながら、これは実際に被害が相談され、警察が認知した件数ですので、実際にみなさんが恐怖を感じるレベルのつきまとい行為はこの数十倍はあると考えられます。実際に、Molyの事件データベースでもつきまといの件数は非常に多く報告されていて、暗数が多い迷惑行為であることが分かっています。

例えば「過去に一度だけ、知らない男に駅から数百メートルに渡ってあとをつけられたことがある」という事例は、ストーカー規制法の適用範囲ではありません。詳しくは後編でお伝えしますが、同様の人物から複数回のつきまとい行為が認められないと被害件数として加算されないのです。

被害に遭わないための対策

つきまとい被害に遭わないためにできることはいくつかあります。また、今からお伝えする防犯対策は、路上で発生する多くの犯罪への対策にもなりますので、ぜひ覚えておいてください。

周囲が確認できる状態で歩く

まず重要なのは、スマホや音楽に集中しすぎず、周囲の状況がわかる状態で歩くことです。
自分の世界に入り込んでしまうと、後ろから人がついてきていても感じ取ることができません。
周囲に気をつけて歩くことは、交通事故やひったくりの被害も防ぐことができます。ぜひ意識して歩くようにしてください。

堂々と歩く

つきまといや公然わいせつなどは、強そうに見える女性は被害に遭いにくいです。犯人は捕まりたくてやっているわけではないので、気持ちが強く、すぐに通報しそうな人にはつきまとわない傾向にあります
強そうに見える1つの手段として、前を見て堂々と歩くことが挙げられます。さらに、いつもより早く歩くイメージを持つようにするとより被害に遭いにくくなります。
前述のスマホに目を落とさず周囲に気をつけて歩くことにも繋がりますし、特別なグッズもいりません。ぜひ実行してみてください。

つけられていると感じたら、立ち止まってUターンする

Uターンは非常に効果的です。犯人にとって、ターゲットが急にUターンしたからといって自分もUターンしては怪しすぎる行動になるため、その場でつきまといを中断せざるを得ません。また、その際に相手の顔を確認しておき、警察に連絡を入れておきましょう。パトロールを強化してもらえますし、場合によっては警察が巡回していることで周辺のつきまとい被害が激減することもあります。

また、自宅を知られないためにも効果的です。すぐに帰ることはせず、不審な人物がつきまといを断念するのを待つか、タクシーで帰りましょう。

注意点として、Uターンをする際はつきまといの犯人とは十分な距離をとってすれ違うようにしましょう。近いと痴漢行為など新たな被害を受ける可能性があります。

ストーカーについて

次にストーカーについて見ていきましょう。まずは被害の状況から確認していきましょう。

ストーカーの被害の状況

ストーカーですが、平成30年度の年間相談者数は男女合わせて1800人程度となっています。この数だけを見るとあまり多くは感じないかもしれませんが、実際に被害に遭っている人はこの数倍はいると思われますし、軽度な事案を含めればさらに増えると思います。
被害者の年齢については、20代が最も多く、次いで30代の被害が多くなっています。
これは、一人暮らしをしている年齢層と重なるため、これから一人暮らしを始める方は特に注意してください。
グラフを見ると、こうした被害は交際相手や知人が加害者のケースが多いですが、面識のない人からの被害も一定数報告されています。最近ではSNSのちょっとした情報から個人宅を特定してストーカー行為に発展するケースもありますので、普段から個人情報の管理には気をつけるようにしましょう。

では、実際にどのような行為がストーカーとして定義されているのか、【後編】で見ていきましょう。

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