「サイバー防犯ボランティア」がネット犯罪からみんなを守る!

インターネット上での有害な情報や違法行為をパトロールして見つける「サイバー防犯ボランティア」という存在を知っていますか? ここでは、「サイバー防犯ボランティア」がどんな集団で、どんな活動をしているのかをご紹介します。

サイバー防犯ボランティアとは

現代人において、インターネットは欠かせないツールとなりました。しかし、生活に役立つコンテンツや便利なサービスが増える一方で、インターネットを利用した悪質で巧妙な犯罪やSNSへの匿名の書き込みがトラブルへと繋がる事案も増え、警察への相談も多く寄せられるようになりました。
そういった怪しい人物によるインターネットを利用した犯罪を防ぐために考えられたのが、「サイバー防犯ボランティア」という、インターネット(サイバー)上をパトロールし、ボランティアで防犯対策を行う集団です。

サイバー防犯ボランティアの主な活動は3つ!

警察庁生活安全局「サイバー防犯ボランティア活動のためのマニュアル」によると、以下の活動を中心に防犯活動を行っているとされています。

犯罪被害防止のための教育活動

インターネットの危険性や被害を防ぐための知識、ルールなどを養ってもらうため、青少年や保護者、地域住民などスマートフォンやインターネットを利用する人物に向けた講習活動を実施。SNSなどによる児童被害を防止するとともに、子どもが他人の権利を害することなくインターネットを利用できるよう保護者にもしっかりと説いています。
自治体によっては実例や体験型の講習を開講し、分かりやすく解説するところもあるようです。

広報啓発活動

サイバー犯罪に対する防犯意識を高めてもらうため、警察や関連組織と連携して、街頭でチラシや広報誌を配るなどの広報活動にも取り組んでいます。子どもたちの間で広くインターネットが普及していることから、PTAや学校と連携して啓発活動も行います。

サイバー空間の浄化活動

インターネット上で違法な情報がないか、パトロールする活動です。悪質な情報を見つけ次第、専用のホットラインセンターなどに通報し、サイバー空間を正すよう取り組んでいます。自治体や団体によりパトロールする場所や時間は異なりますが、特に注意してパトロールを行うサイトもあります。

SNS

ニュースなどで、一度は「学校裏サイト」と呼ばれるサイトを聞いたことがある人もいるでしょう。そういったコミュニティーサイトにおいて、個人を誹謗中傷する書き込みや援助交際の勧誘が多数確認されており、被害に遭う児童も増加傾向にあります。児童被害を防ぐためにもSNSはパトロールが必要なサイトの一つといえます。

電子掲示板

不特定多数の人物が匿名で書き込める電子掲示板では、不確かな人物による児童買春や児童ポルノ商品の販売に関する情報、子どもにわいせつな画像を要求する怪しい人物による書き込みがされていることがあります。
また、「○○に爆弾を仕掛けた」「○○を殺す」という犯罪をほのめかす危険な書き込みもあり、過去には偽計業務妨害や脅迫、軽犯罪法違反で逮捕・書類送検される事例も。匿名で発信することができるため他人への迷惑を省みない行為が横行しやすい電子掲示板は、パトロールが必須なサイトと言えるでしょう。

オークションサイト

わいせつ物や麻薬などの違法薬物が出品されている場合があり、定期的にパトロールをする必要があります。

地域防犯について相談できる施設や団体はこちら。気になることがあったら調べてみましょう。

どんな人物が「サイバー防犯ボランティア」の活動をしているの?

特定の企業や団体だけでなく、「サイバー防犯ボランティア」の活動に参加する人物は全国各地に存在し、職業もIT企業で働いていた定年退職者や子どもを持つ親、NPO職員、司法書士、学生など、様々な人物が防犯活動を行っているのです。

神奈川県では、学校や企業を中心に、中学生から社会人まで年齢を問わず約1,400人もの幅広い人々が
(参照:https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd7027.htm
高知県でも高知工科大学の情報ボランティア団体が
(参照:https://www.kochi-tech.ac.jp/news/2018/003868.html
県警と連携して防犯活動に取り組んでいます。2018年12月には大分県立芸術文化短期大学の学生が県警から委嘱を受け、広報啓発活動やパトロールなどを実施しています。
(参照:https://www.asahi.com/articles/ASLCY729CLCYTPJB00X.html?ref=chiezou

このように、日本全国にサイバー防犯ボランティアはいるのです。もしかしたら、あなたの身近にもインターネット犯罪の防止に力を貸している人物がいるかもしれませんね。

「サイバー防犯ボランティア」になるには?

誰でも気軽に行えるボランティア活動ですが、「サイバー防犯ボランティア」にはインターネットに関する知識や判断力が必要とされることもあります。身近なボランティア団体や所属している企業・学校がすでにサイバー防犯に関するボランティア活動を行っているのであれば、参加できるかどうかを確認してみましょう。
インターネットに関する知識や技術がない人の場合は、必要な知識や技術を得るための研修や講義を受ける必要があります。居住地のある警察のサイバー本部へ問い合わせてみてください。
自分も地域防犯を始めるなら、どういう活動があるのかこちらでチェック

まとめ

インターネットは私たちに便利な情報をもたらしてくれる反面、取り扱いを間違えると犯罪を企む人物の温床にもなってしまいます。「サイバー防犯ボランティア」は、そういったインターネットの危険性を十分に理解し、気持ちよく利用できるよう防犯活動に務めてくれる心強い存在です。
彼らがパトロールなどの活動をしてくれているからと胡座をかかず、犯罪に巻き込まれない・犯罪を起こさないためにもインターネットの使用には十分気を付けていきたいですね。

Moly.jp編集部

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