自転車の盗難対策に最適な補助錠は? チェーンロック? U字ロック? 指紋認証?

高価な自転車だけでなく、安いものでも毎日使っていると愛着が湧いてきますよね。そんな自転車を盗られた日には悲しさと怒りがひとしおこみ上げてくることでしょう。愛車を守るためにも、補助錠を付けて盗難対策を行いましょう。

自転車の盗難ってどのくらい多い?

自転車の盗難は、日本で一番多い犯罪の一つとも言われているほど、日常的に横行している犯罪です。警視庁が公開する自転車盗難被害の認知件数の推移を表したデータによると、都内だけでも平成26年には56,085件もの盗難が発生したと確認される結果となりました。とはいえ、平成29年には都内の発生件数は40,273件と過去5年間で見ると一番低いデータとなりました。

関西の主要都市である大阪府でも、平成13年には44,985件の発生が平成29年には半数近い29,098件にまで減り、京都府でも平成26年の発生件数7,834件が平成29年には4,751件に。

このように、一番横行する犯罪といえども、各県において年々盗難の発生件数は減少傾向にあるようです。

また、盗難の発生場所としては、学校や公園、駅や商業施設などでも確認されておりますが、<住宅><路上><駐輪場>が最も多く、全体の半数以上の割合を占めています。
盗難被害に遭った自転車の中にはきちんと施錠されているにも関わらず盗まれたものもありますが、被害の多くは施錠されていない自転車です。自転車を盗まれないためには、自分の防犯意識を高め、盗まれないための対策を行う必要があります。
(参照:警視庁 自転車盗の認知件数の推移
(参照:大阪府警察 自転車盗の現状データ
(参照:京都府警察 過去5年間の自転車盗被害の認知件数

パーツの盗難にも気を付けて!

自転車を丸ごと盗むだけでなく、中にはパーツだけ盗んでいく人もいます。

盗られやすいパーツは、以下の様なものがあげられます。
・ロードバイクなどに取り付けている人も多い「サイクルコンピュータ」
・ライト
・ドリンクやスマートフォンのホルダー
・スタンド
・サドル
・ホイール

犯行の動機として考えられるのは下記のようなものが挙げられます。
・「自分のものが盗まれたから他人のもので補おう」という安易な行動
・「あのパーツ、格好いいからもらっちゃお」という物欲
・「売れそうなものは盗ってしまおう」という販売目的
・「嫌いなアイツに嫌がらせをしてやろう!」という日頃の鬱憤による嫌がらせ
・「自分が持っていないしコレクションしたい!」という収集癖

特にサドルは、外しやすいことから標的にされがちで、神奈川県では、過去にサドルを200個盗んだ窃盗の疑いで逮捕された人もいます。小さなパーツになるほど盗られたことに気づきにくく、被害にあったとしても発見率は自転車本体と比べると低くなります。
安価なものだと諦めが付くかもしれませんが、高額なものとなるとそう簡単には諦めきれるものではありませんよね。取り外しがきくものに関しては、自転車に乗る度に装着する方が安全かもしれません。

自転車を盗まれないための防犯対策

あなたは自転車を盗まれないための対策を何か実践していますか? もし何も対策を取っていないのであれば、以下のような今日からでもできる盗難防犯対策があるのですぐに実践していきましょう。

必ず施錠をする

例え短い時間だろうが、自転車から離れる際には必ず施錠をするように心がけましょう。自動販売機でドリンクを買っている際に自転車を盗まれたというケースもあります。こちらが目を離したすきを狙っている犯罪者にチャンスを与えないようにしましょう。

駐輪スペースを変える

路上駐輪は前述の通り、盗難被害が多く報告されています。防犯カメラが設置された駐輪場や照明が確保されて夜間でも明るい駐輪場に停めるようにしましょう。決められた駐輪スペースでない場所に置いている場合は、無断駐輪・放置自転車とみなされ、撤去される可能性もありますよ。

防犯性の高い錠に交換する、補助錠を付ける

いくら気を配っていても、脆弱な錠を使っていては意味がありません。新しい錠前に交換するか、チェーンやU字ロックなどの補助錠を用いて二重にロックしましょう。

自転車を手に入れた際に行う防犯登録はきちんと済ませていますか?

防犯登録は、自転車を所有する人の義務として、「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」という法律でも以下のように定められています。

「第十二条3 自転車を利用する者は、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録(以下「防犯登録」という。)を受けなければならない。」

自転車に乗っている時に警察から職務質問を受けた場合、必ず、この防犯登録について確認されます。盗難自転車と疑われた場合、盗難被害の届けが出された自転車かどうか、所有者と登録情報が合致するかどうかをその場で調べられるので、自分の潔白を証明ツールとしても役立ちます。

また、もし自分の自転車が盗難被害に遭った場合でも発見されやすいメリットがあります。防犯登録を済ませていないという人は、法律違反にもなりますので速やかに登録を済ませましょう。費用は大体500円程度で、登録所指定を受けた自転車販売店などで手続きをすることができます。

防犯登録は済んでいますか? もう一度確認!

あなたの自転車のカギはどのタイプ?

自転車のカギにはいくつか種類があります。種類によっては窃盗犯に狙われやすくなるので、しっかりと確認しておきましょう。

錠(自転車本体に取り付けられたカギ)

箱状、前輪錠、前錠

古いタイプの自転車によく見られる錠前で、自転車の前輪に取り付けられています。

リング錠・馬蹄錠

自転車の中央付近や後輪側に取り付けられている錠前で、よく見かける一般的な錠です。

ボタン式リング錠

自転車の中央付近や後輪側に取り付けられている錠前で、暗証番号などによって解錠するタイプ。キーレスなのでカギを紛失する心配がありません。

鍵(差し込む方のカギ)

プレスキー

キーを差すことで解錠する一般的なカギ。強度は自転車のカギの中では最も弱いと言われています。

シリンダーキー

キーを差し込んだ後、ひねって回すことで解錠するタイプ。

ディンプルキー

表面にデコボコとしたくぼみが施されています。シリンダーキーと比べて構造が複雑で、ピッキングに強いと言われています。

ウェーブキー

ピッキングに強いことから、自動車にも採用されているカギです。

あなたの自転車のカギはどのタイプでしたか? 錠では前輪錠より馬蹄錠が、キーではプレスキーよりもディンプルキーの方が防犯性の高いカギと言えます。

効果的な鍵のかけ方も確認しておきましょう。

補助錠で盗難防止対策を!

自分の自転車のカギが防犯性能の低いタイプだった場合は、迷わず「二重ロック」が正解!
元から付いているカギとは異なるタイプの補助錠を2つ以上組み合わせることで、錠前破りに掛かる時間が増え、盗まれにくくなります。

補助錠にはU字ロックやワイヤー錠、太いタイプのチェーン錠があり、どれも量販店やホームセンター、自転車販売店などで手に入ります。駐輪場に置く際は、自転車をワイヤー錠やチェーン錠といった補助錠と頑丈な構造物とで繋ぐと持ち逃げされにくくなります。

ほか、スマートフォンで解錠できる自転車用のスマートロックも販売されているので、こちらを補助錠として取り付けるのもオススメです。 防犯への意識を少し高めるだけでも、盗難の被害を防ぐことができます。大切な自転車を守るためにも、補助錠を用いるなど十分な対策を取るようにしましょう。

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