子ども防犯の合言葉『いかのおすし』で子供にもわかりやすく防犯訓練!

皆さんは『いかのおすし』という用語を聞いたことがあるでしょうか? 小学生の防犯訓練では、必ずと言っていいほど紹介されます。
この言葉をもとに、ご家庭でももう一歩進んだ防犯訓練をしてみてはいかがでしょうか?

いか → いか ない ~知らない人についていかない

子供たちは『知っている人』と『知らない人』の違いがよくわからない事があります。
ご家庭で防犯訓練をする際、誰が『知らない人』か、具体的におしえてあげましょう。

まず『知っている人』とは一体誰のことでしょうか?
家族や親戚、学校で毎日会う先生。隣の家の〇〇さん。お友達の△△さんのお母さん。ピアノ教室の先生など。すべての人の名前を挙げていきましょう。書き出してみてもいいですね。

そして『知らない人』というのは?
さっき名前を挙げた『知っている人』以外の人、全員です。見たことのない人が「私は、君の学校の先生です。」と言っても、それは『知らない人』のグループに入ります。

もし『知らない人』が一緒に来るように言ってきた場合は、「お母さん(または、先生・隣の人)に聞いてきます。」とはっきり言って、『知っている人』に行ってもいいか確認するようにさせてください。誰に声をかけられたらどのように対処するか、具体的な状況を設定し、親子で防犯訓練をやってみてください。

合わせて知りたい。こども110番の家

の → の らない ~知らない車に乗らない

『知らない車』とは、『知っている人が乗っている以外の車すべて』です。もちろん、バスやパトカー、救急車などの例外はありますが、これもオリジナル防犯訓練で練習してみましょう。

そして、「止まっている車のそばを歩かない」ということも一緒に教えてあげてください。
急にドアが開いて、車の中に引きずり込まれるかもしれません。大人の手が届かないくらいの距離をあける事が最低限必要です。実際にどれくらい離れているべきか、確認させましょう。

お → お おごえでさけぶ ~危険な目にあいそうになったら大声で叫ぶ

万が一危険に遭遇した場合、「キャー」とか「わー」とか叫んでも、周りの人は遊んでいるだけと思ってしまいます。「助けて!」や「(痛くなくても)痛い!」などの言葉を大声で叫ぶようにさせましょう。これはご家庭では訓練できませんので、大声を出しても大丈夫なところで実際に叫んでみましょう。

そして大声を出していいのは、『近くに助けてくれそうな大人がいる場合のみ』です。
周りに誰もいないのに大声を上げると、無駄であるどころか犯人を刺激してよけいに暴力的に扱われてしまう可能性があるからです。
このへんの見極めはいざというときにできるかどうかわかりません。子供が一人でいる時に犯罪に遭遇しないことを祈るばかりです。

す → す ぐ逃げる ~怪しいと感じたらすぐに逃げる

ご家庭での防犯訓練としては、うしろに振り返って50mをダッシュする練習をおすすめします。
子供は大人の体力に勝てるはずもなく、追いかけられる距離が長くなればなるほど捕まる可能性が高まります。スタートダッシュで距離を稼ぎ、犯人が諦めてくれるのを期待します。
逃げるときは、手に持っているものやランドセルを捨てるという訓練も必要です。身を軽くするとともに、相手の気をそらすためです。
また、逃げる方向にも気をつけさせてください。必ず人のいる方向へ向かうこと。そして相手が車に乗っている場合、車の進行方向と逆の方向へ走り出すように教えてあげてください。

し → し らせる ~不審者の特徴を知らせる

不審者に出会ってしまった場合、友達が危険な目にあった場合など、すぐに周りの大人に知らせます。伝えることは、①どんなことがあったか、②犯人の特徴です。

①「腕をつかまれ車に乗せられそうになった」「追いかけられた」など、緊急のものから「不審者みたいな人が歩いていた」というものまで、何でもかまいません。危険かどうかわからなくても、それは大人が判断しますので、とにかく「怖い」とか「変だな」と思ったときは誰かに知らせるよう教えてください。

②犯人の特徴として、男性か女性か、または着ている服の色などは小学生くらいの年齢なら答えることができるかもしれませんが、緊急事態中にそれ以上のことを覚えているのは大人でも難しいですね。
家庭での防犯訓練として、人の外見を説明する練習をしてもいいかもしれません。

しかし、一番重要なことは、『知らせる』ことではありません。
危険な目にあいそうになったら、『すぐ逃げる』ことが最優先です。犯人のことを覚えていなくてもいいのです。まず危険から逃れることだけを考えるようにと子供に教えてください。

学校の防犯訓練で教わることを、もう少し具体的に説明するだけで、子供たちの理解度はかなり深まります。防犯を話題にすることで、それが子供の記憶にも残りますので、いざという時に思い出し、適切な行動が取れるようになるでしょう。ご家庭でも、定期的に防犯訓練を行い、子供たちの防犯意識を高めましょう。

便利な防犯グッズも活用して子どもの安全を確保

Moly.jp編集部

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