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【今日の事件簿】誘拐→通り魔→立てこもり。ひとりの男が次々に起こした事件の結末は?

27年前の7月8日、町田市で立てこもり事件が起きました。この事件は強盗容疑の男が逃げる最中に拳銃を発砲し、その後民家に立てこもった事件です。通り魔的な要素と民家に侵入したという侵入犯罪の要素を持った事件でした。今回はこの事件と通り魔や侵入犯罪に巻き込まれないための対策を紹介していきます。

町田市立てこもり事件の詳細

1992(平成4)年7月8日、強盗容疑の男が神奈川県大和市のホテルに潜伏しているという情報が入りました。神奈川県警の捜査員が踏む込み男を取り押さえようとしましたが、男は拳銃を発砲して逃走。捜査員1名が死亡し1名が重傷を負いました

その後、男は子どもを人質に取ってトラックで逃走し、横浜で子どもを解放してトラックを乗り捨てます。そして、通行人の女性に拳銃を発砲し怪我を負わせて東京と神奈川の都県境付近で行方がわからなくなりました。その後の調べで男が大和市のホテルで覚せい剤を使用していたこともわかり、警視庁と神奈川県警で大規模な捜査を開始。男が東京都町田市の民家で家人を人質に取って立てこもっていることが判明しました

男は民家に押し入った際に誤って拳銃で自分の足を撃ち抜き怪我をしていました。警察は男の知人にあたる男性を見つけ、説得するように頼みます。説得の結果、男は逃走用の車両の用意と知人男性に車を運転させることを要求。男と人質が車に乗り込んだとき知人の男性が男の持っていた包丁を押さえつけ、警視庁の特殊捜査員が男を制圧して、その場で逮捕しました

男はこの事件を起こす前に覚せい剤を常習し、1990(平成2)年には覚せい剤の所持で執行猶予付きの有罪判決を受けていました。その後も覚せい剤を止められず強盗を繰り返し、執行猶予中に再逮捕されれば懲役は免れないと考えて暴力団から拳銃を購入し、この事件を起こしたそうです。

裁判と初動捜査の問題点

1992(平成4)年10月、横浜地方裁判所で初公判がおこなわれました。男は起訴状の内容を基本的には認め比較的裁判はスムーズに進み、1993(平成5)の5月に無期懲役の判決が言い渡されます。しかし、重傷を負った刑事に関しての殺人未遂などの事実認定を不服として東京高等裁判所に控訴。1994(平成6)年6月には同じ判決がでて、さらに最高裁判所に上告しますが結局棄却され1995(平成7)年9月に無期懲役が確定しました

この事件の始め、大和市のホテルに犯人の男が潜伏していると連絡があり神奈川県警は捜査員を現場に向かわせるのですが、男が拳銃を所持しているとは思わず捜査員に拳銃を携行させないまま現場に向かわせてしまいます。このことが初動捜査のミスとして批判を受けました。犯人が刃物を用いて強盗を繰り返していたことから、捜査員には防弾チョッキは着用させていたものの、男が発射した銃弾は亡くなった捜査員の防弾チョッキの防弾板の継ぎ目をすり抜けてしまったそうです。

通り魔的な犯罪と侵入犯罪を防ごう!

この事件は立てこもり事件ですが一般市民からしたら街中で拳銃を持った男が襲いかかり、民家に侵入して立てこもったことから、通り魔的な要素と侵入犯罪的な要素を持った事件といえます。これらの犯罪に巻き込まれないために、次のような対策をしましょう。

・常に何が起こるかわからないということを頭の隅に置いて外を歩く。少しでも怖いと感じたら近所の店などに飛び込む。
・防犯ブザーやホイッスルなどを常に携帯し、すぐに鳴らせるようにしておく。
・歩きながらスマートフォンを見たり、イヤホンで音楽を聞いたりしない。
・外に出かけるときは必要なとき以外は、ハイヒールなどの動きにくい靴を履かないようにする。出来るだけ動きやすい格好で出かける。
・街中で何か騒ぎがあっても興味本位では近づかないようにする。
・ゴミ出しをしに行くときなど、ちょっとの間でも家を空けるときは必ずドアの施錠をする。
・玄関のドアや窓に防犯対策をする。
・インターホンが鳴ってもすぐにドアを開けるのではなく、ドアスコープやカメラ付きインターホンなどで相手の身分とその用件を確認してから開ける。少しでも不信感がある場合はドアを開けない。
・例え昼間であっても油断することなく警戒心を持って訪問者に対応する。ドアチェーンは簡単に外さない。

まとめ

今回の事件は拳銃を持った犯人が街中へ逃走し、民家に立てこもるというドラマや映画のような事件でした。おそらくほとんどの人が、自分の身の回りでは起こるはずがないと思うことでしょう。しかし、現実には誰の身の回りでも起こり得ることなのです。

過度に神経質になる必要はありませんが、いついかなるときに何が起こるかわからないということを頭の隅にいて、出来る限りの対策をして安心安全な生活を送っていきましょう。

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