えっ!? 防犯カメラ映像の解析技術でこんなことまでできゃうの!?

繁華街や駅、電車内、コンビニなどさまざまな場所に設置されている防犯カメラですが、犯罪の抑止力となるだけでなく、事件が起きた時の証拠として事件解決にも役立ちます。

この記事では、防犯カメラの映像解析技術でできることを4つ紹介します。自分で設置した防犯カメラやドライブレコーダーの画像が不鮮明でも、解析技術の進歩やその利用法を知れば、証拠として十分機能することが分かるでしょう。

防犯カメラの解析が必要な理由

防犯カメラの映像は、カメラの機種や状態、設置方法、撮影状況などにより、ピンボケしている、画像が不鮮明といった場合があります。
ですから、映像から詳細な情報を得るために、画像を解析する技術が必要となります。

防犯カメラの解析でできること

ここでは、防犯カメラの映像解析でできることを4つ紹介します。

人物特定

カメラ映像を解析して人物特定を行うことは、「顔認証システム」として、入国管理やイベントの入場者管理などにすでに導入されています。
事件現場の防犯カメラに写っている人物と、特定の人物が、同一人物かを確認する方法のひとつとしても、顔認証は用いられています。
カメラの映像解析のよる人物特定は、指紋やDNAによる個人の識別よりも、精度は劣りますが、本人に接触せずに人物の特定が行えるというメリットがあります。

さらに顔認証以外の人物特定の方法として、歩く姿勢に注目する方法があります。
歩く姿勢にも、ひとそれぞれの特徴があります。防犯カメラに写っている犯人の歩いている映像と、容疑がかかっている人物の歩いている映像を比較して、同一人物かを特定します。
2つの映像の歩いている時のシルエット映像、各関節の動きに注目し、2つの映像に類似性があれば、同一人物と判断する材料になります。

身長やスピードの計測

防犯カメラの映像から、犯人の身長を計測することもできます。
また交通事故のカメラ映像から、事故に関係した車両のスピードも計測できます。
カメラ映像は、3次元の現実世界を映像により2次元化しています。それを幾何学手法により、カメラレンズによる像の歪みを計算しながら、身長や車のスピードを解析していくことが可能です。

画質の改善

交通事故などの場合、ナンバープレートの数字の特定が、犯人逮捕のカギになります。
元の画像データが不鮮明で、ナンバーが分からなくても、画質を改善し鮮明にすることで、車や所有者を割り出すことができるようになります。

さらに、警察では、カメラに写っている容疑者とおぼしき人物の着衣、所持品、逃走に利用した車両やバイクにも注目しています。防犯カメラの画質を改善することで、犯人特定の決め手になる物的証拠を集める作業にも役立ちます。

実際に警視庁では、2009年に警視庁刑事部に「捜査支援分析センター」通称SSBCを設置しました。この部署の目的は、電子機器の解析、Nシステム(自動車ナンバー自動読み取りシステム)や指紋自動識別システムなどで得られた情報を分析し、捜査員の捜査に役立たせるようにするというものです。
犯人逮捕につながる情報として有力な防犯カメラのデータの回収、解析などもこのSSBCが行っています。

異常状態の検出

防犯カメラの解析能力が進歩してきているので、防犯対策にもそれが利用されるようになっています。防犯カメラの映像をリアルタイムに解析し、異常状態を検知するシステムが開発され、実用化されています。
例えば、エレベーター内のカメラが、エレベーター内での暴力行為を感知するといったものです。
最近のニュースでもありましたが、「VAAKEYE(バークアイ)」という人工知能が防犯カメラ映像を解析し、万引き行為を自動検知するというシステムが、大手小売店で実験的に導入され、実際に万引き行為を検知しました。

この、防犯カメラとAIによる情報処理能力を組み合わせて、犯罪を瞬時に補足するというシステムは、今後さらに進歩し、犯罪の抑止や軽減に役立つことが期待されています。

防犯カメラの画像解析を依頼する

自転車の盗難、自動車事故などに遭った場合、防犯カメラやドライブレコーダーの映像が証拠になる場合があります。
しかし、証拠として利用するためにカメラ映像を確認したら、映像が不鮮明だったという場合もあります。そのような場合は画像解析サービスを提供している会社に映像の鮮明化を依頼することができます。

まとめ

防犯カメラの映像解析でできることを4つ紹介しました。
とくに異常状態の検出では、万引き犯の特定など、犯罪抑止の効果を期待することができます。
また、自分で撮影した防犯カメラの映像が不鮮明でも、それを事件の証拠として使用したいのであれば、解析を専門としている画像解析サービスの会社に依頼することができます。

防犯カメラが増えれば、プライバシーの確保に関する問題なども生じますが、その一方で、間違いなくわたしたちの日常生活の安全を目立たぬように支えてくれていると言えるでしょう。

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