1つだけじゃ足りない!?防犯グッズは掛け合わせが大事

泥棒への防犯にはさまざまありますが、どの対策をとってよいのか迷われる方も多いと思います。ここでは自分にピッタリの防犯グッズを探すための参考となる情報を、侵入の手口をもとに解説します。

同じ泥棒でもタイプはさまざま

「侵入窃盗」と聞くと思い浮かぶのが「空き巣」であるという方は多いと思います。現にこの空き巣は侵入窃盗のなかでもっとも多く、侵入窃盗の認知件数の約6割に上るといわれています。

そして一言に侵入窃盗といっても、在宅している間に侵入する大胆な手口を使う泥棒もいます。この「忍込み」「居あき」の件数は全体の約3割に上っています。侵入窃盗のひとつに数えられる「忍込み」ではおもに夜間をねらい、「居あき」では、食事中や家族の団らん中など、住人が一か所に集まっているときなどをねらった種類の泥棒です。

そのため在宅中であっても、決して無施錠であってはいけません。目の届かない箇所は必ず施錠を行う習慣をつけましょう。

平成29年度におきた事件の侵入パターン

以下は平成29年度に起こった侵入総数を、住宅種別順に並べたデータです。

 一戸建て住宅が29,947件
 共同住宅の3階建て以下が8,614件
 共同住宅の4階建て以上が3,247件

この結果では共同住宅の4階建て以上が3.247件と、他と比べてとてもすくないことがわかります。侵入窃盗では一戸建住宅や3階建以下の共同住宅が狙われやすいようです。もちろん4階建以上だから安心というわけではありません。

むしろ場合によっては逆のこともあり、1階の玄関や窓は鍵がかかっていることが多いのに対し、2階以上では在宅しているから、オートロックがあるからと「無施錠」で団らんしたり、外出したり、就寝する人も多いとのことです。そして泥棒は、2階以上は鍵が開いていることが多いことをしっているので、はじめから2階以上を狙うことがあります。

無施錠では格好のターゲットに

侵入手段の第1位である「無締まり」つまり無施錠は住宅の種別に関わらず40パーセント以上に上るという結果となっています。

 一戸建て住宅だと45.4パーセント
 共同住宅の3階建て以下が45.6パーセント
 共同住宅の4階建て以上41.7パーセント

窓の防犯対策を!

侵入窃盗の侵入箇所は、住宅種別に限らず「窓」が多いという結果になりました。

 一戸建て住宅が57.6パーセント
 共同住宅の3階建て以下が56.9パーセント
 共同住宅の4階建て以上が34.9パーセント

また侵入手段の第2位である「ガラス破り」については、次のような結果です。

 一戸建て住宅が38.2パーセント
 共同住宅の3階建て以下が32.5パーセント
 共同住宅の4階建て以上が17.7パーセント

近年の侵入経路として窓のガラス破りによる侵入が選ばれやすくなってきています。これは玄関の錠を破ることが難しくなってきていることが関係していると考えらえられます。

ドア錠破り対策も忘れずに

ガラス破りに次いで多い侵入の手口が「ドア錠破」りです。ドアからの侵入手段としては「ピッキング」「サムターン回し」などがあり、タイプが古く防犯性の低い錠が圧倒的に被害に遭いやすくなっています。
参照:警察庁HP

玄関のカギも万全に!古いタイプは交換しよう
もし玄関ドアの錠が古いタイプをお使いであれば、セキュリティレベルがはるかに高い下記のような錠へのお取替えがおすすめです。古いタイプの錠はとくにピッキングなどの錠破りにとてももろく、簡単に泥棒の侵入を許してしまいます。
・JNシリンダー
・U9シリンダー
・LBシリンダー
・PRシリンダー

補助錠の有効性について

さらに警察庁も推奨するワンドア・ツーロックつまり補助錠の設置も併せておすすめします。ワンドア・ツーロックは玄関の防犯対策の基本ともいえる方法です。通常の泥棒であれば、侵入に5分以上の時間を要すると判断した時点で侵入をあきらめるといいます。

ひとつの錠を解錠するのに3分かかったとしても、補助錠を設置すると単純計算でもふたつの錠の解錠には5分以上かかります。
時間を変えさせることは、共同住宅などの不特定多数の人が往来する場所では泥棒にさらなるプレッシャーを与えることが期待できます。

防犯カメラの設置も!

玄関の錠を交換したら、防犯カメラの設置も検討してみてください。防犯カメラと聞くと一瞬「設置が面倒」「大げさ」といったことを思われるかもしれません。ひと昔前までは防犯カメラというと万引き防止の用途や企業など、特定の場所でしかお目にかかれませんでした。

しかし近年の防犯カメラは進歩を遂げており、個人でも簡単に設置ができる「ワイヤレスタイプ」はもちろんのこと、侵入があれば外出先からでも知らせてくれる「ネットワークカメラタイプ」など、用途や目的、設置する場所に合わせたさまざまなタイプがあります。

泥棒は侵入する前にほぼかならず「下見」をします。そしていざ侵入の段階になると約半数の泥棒はインターホンをならして、在宅中か留守中かの判断をするといいます。このとき直接玄関を開けて確認することは危険であり、接触せずにやり過ごすことが無難といえます。

その確認にもなる防犯カメラはいまや身近な防犯対策グッズのひとつであり、一家に一台とまでいわれる時代になっています。さまざまな機能が不要な場合で、最低限の機能を持つ防犯カメラでよいのであれば、1万円未満でも購入が可能です。もし未設置であれば一度検討してみましょう。

防犯アラームもおすすめの防犯グッズ

泥棒は大きな音が鳴ることをとても嫌います。音が鳴れば、せっかく慎重に侵入しても他人に気づかれてしまうからです。大音量を鳴らされてしまう防犯アラームが複数配置されていれば、侵入者はその家をターゲットから外すことが多いのです。

防犯アラームは、泥棒の侵入経路として好まれる窓に設置することが効果的で、とくに夜の暗がりのなかでは、大音量を鳴らし警告をするのでその威力を発揮します。また防犯アラームからの音だけでなく、敷地内に砂利が敷かれているだけでも泥棒が近づいてきているのがわかり、防犯対策のひとつとして効果的です。そして泥棒はそのような場所をなるべく避けるようになり、侵入場所を特定しやすくなります。

防犯アラームには配線工事の必要のないタイプもあり、簡単に設置できる防犯対策グッズのひとつなので、ぜひ設置を検討してみましょう。

防犯対策で気を付けたいこと!

いかに防犯グッズの種類が増えて、技術が向上しても、たった一ヵ所の無施錠で努力が水の泡になります。とくに厳重な防犯対策を施すと安心から、無施錠になるのが人の心理です。

侵入手段でもっとも多いカギをかけていない、もしくはカギのかけ忘れた個所からの侵入を許さなければ、侵入窃盗の半数近くが防げるということを、あらためて意識しましょう。

Moly.jp編集部

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