【卑劣な犯行に遭わないために】夏休み中に再確認したい子どもの防犯とは

物騒な世の中になるにつれ、巧妙な口実を武器にいたずら目的で子供を狙う、悪質な犯人が頻繁に出没しているといいます。ここでは子供を狙う犯罪から、私たち大人ができる防犯対策を中心にご紹介します。

子供を狙った犯罪とは?

平成28年に発生した事件の、20歳未満の被害件数は13万1,148件であり、全体の被害件数に占める20歳未満の割合は13.2パーセントでした
被害件数で高い割合はやはり「誘拐」が多く、強制や公然の「わいせつ」と続きます。誘拐もほとんどがわいせつ目的であることから、子供を狙うほぼすべての犯人はわいせつ目的であるといっても過言ではないようです。

子供を狙った犯罪が増える「季節」

子供を狙う犯罪には季節によっても影響されます。そして7月から10月がもっとも多くなる傾向にあります。
この時期は晴れた日には気温も上がり、大人も子供も薄着になる機会が増えます。しかしここで注意する必要があるのが、薄着のし過ぎによって人目を必要以上に惹いてしまうことです。
服装によっては、その気もなかったにもかかわらず犯人の関心をひいてしまうことが大いにありえるのです。

【対策】
子どもをめぐる性犯罪被害の現状と、服装の対策について大人も一緒に考えてあげることが重要です。服装というと女の子とのことと思われがちですが、男の子を狙う犯行も数多くあります。そのため、どちらも同じものとして考えることが第一歩です。
近年では小学生であっても、大人が驚くようなファッションを着こなす子供が急増しています。ファッショにこだわることが悪いことではありません。
しかし通学時はプライベート以上にひと目を集め、犯人に関心を持たれてしまう可能性があることを留意する必要があります。そしてそれが通学となると、あきらかに不適切であるといえます。
露出が多い服装も犯人に狙われやすく、足や腕はもちろん、首周りがゆるんでいる服装だったり、下着を出すなどのダラしない恰好も犯人の関心をそそるといいます。
また体系と合っていないサイズの服装も無意識に露出が多くなったり、ダラしない印象を与えてしまうため、犯人の関心を引きやすいといわれています。
暑い時期であっても犯人を刺激しないようスカートの下にはスパッツを履いたり、肌着を着るなどの一工夫をするようアドバイスをしてあげましょう。

子供を狙った犯罪が増える「時間」

時間にも顕著に、子供を狙う犯行の特徴が現れます。つまり午後2時から午後6時頃の下校時刻から、夕食までの間に頻発するのです。

【対策】
いうまでもなく一人で行動させることは大変に危険です。とくに下校時は一人になる時間帯がどうしても発生するため、通学路で犯人が下見をしている可能性が高いです。
夕方の通学路での連れ去りは約50パーセント、自宅から100メートル以内が約30パーセントにも上るといわれています。
そのため集団登下校が理想ですが、集団登下校ができない時も、可能な限り一人で登下校をする時間をつくらないことが求められます。
どうしても一人で登下校する場合、ゆっくりと後をつけてくるような不審な車両にはとくに注意が必要です。急に車両に連れ込まれるのを防ぐため、路上駐車している車には極力近寄らないよう日頃からアドバイスをしておきましょう。

子供を狙った犯罪が増える「場所」

子供が狙われやすい場所の一例として、すでに路上をご紹介しました。そして盲点なのが、エレベータです。エレベータの中は密室となるため、子供に限らず大人であっても注意が必要な場所です。

【対策】
できればエレベータを使わず階段を使うようにするのがもっとも理想的な方法ですが、状況によっては難しいこともあるでしょう。
まずは、知らない人と一緒に乗らないことをアドバイスすることが大切です。そして後ろから襲われないために、背後には誰もいない状態でエレベータに乗る習慣もつけておきましょう。
できれば非常ボタンを背にすることが理想です。そして、いつでも非常ベルのボタンを押せるようにしておきます。

家での安全対策

ここまでは通学を含めた外出先での、もっとも犯罪が多くなる傾向についてご紹介してきました。しかしそれだけではまだ不十分です。ご存知のように防犯対策は自宅でも行わなければなりません。

家についた瞬間
近年では、子供が玄関のカギを開けなかに入ろうとする隙を狙って、一緒に侵入しようとする犯人も数多くいます。
そのため安心せず、すばやく家に入りカギを閉めなければなりません。一人であっても大きな声で「ただいま」ということもアドバイスしましょう。親が不在だと悟られないことが大切です。

来客の対応をさせない
宅配便や集金などの業者を装った男に、ちいさな子供がカギを開けさせられ押し入るというのもよくある手口です。ちいさな子供だけで留守番をするときや、一人で留守番するときは、インターホンがなってもドアを開けないように徹底しましょう。

すべての窓を閉める
喚起のため、暑さ対策のため窓を開けていたら、窓から犯人が侵入して子供にいたずらをするという事例も後を絶ちません。
窓からの侵入というのは空き巣犯の手口のなかでも多く、子供を狙った犯行であっても例外ではないようです。無施錠の個所を絶対につくらないことや、補助錠の徹底などを教育しておきましょう

自宅周辺の防犯対策のポイント

すでにご紹介した通り、自宅から100メートル以内での犯行は約30パーセントに上ります。そのため自宅やその周辺だからこそ危険という言い方もできるのです。
下校の時間によっては、また季節によっては自宅周辺に暗がりができることも当然ながらあります。暗がりは目立つことを嫌う犯人の、大きな見方をしてしまいます。
もちろん、暗くなる前に帰宅することを徹底しましょう。そして自宅周辺にできる限り街灯を設け、顔の判別ができる程度には明るくすることが求められます。
そのため犯行現場に選ばれやすい、自転車置き場や駐車場にはとくに明るく保つようにします。人感センサーを利用したライトも効果的なので、大家さんや管理会社に相談するとよいでしょう。

共通する子供の防犯対策

防犯ブザー、ホイッスルなどの大音量が鳴る防犯グッズを持たせることの大切さが近年では見直されてきています。
ランドセルやカバンの中にあっては、いざという時に役に立ちません。すぐに取り出し、すぐに鳴らせるよう使い方もあらかじめ練習しておきましょう。
防犯ブザーを使用時のもうひとつの注意点としては、電池切れになっていないかを常にチェックしておくことです。いざというときに電池切れでは役に立たないだけでなく、頼りにしていただけに冷静な判断を欠かせる要因にもなります。

子供たちを守ろう!

子供を守るための防犯対策は親だけでなく、街ぐるみの防犯対策も欠かせません。たとえば身近な防犯パトロールへの参加は、自分はもちろん街全体の防犯意識の向上につながり、結果として犯人に嫌われる街づくりへ協力することにつながります。
地域によっては近年、散歩のついでに行うパトロールなどへの協力要請にも力が入っていますので、ご興味があれば参加を検討されるのもよいでしょう。それが結果として可愛い子供たちと、自分を守ることにもつながるでしょう。

Moly.jp編集部

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