侵入窃盗は店舗でも発生する!大切な従業員と売上を守る方法とは?

店舗には金目のものが確実にあります。客を装い店内の下見も安易にできるので店舗を狙った犯罪被害がなくなることはありません。最近ではかなり荒っぽい外国型犯罪も起こっています。

そこで今回は、大切な売上や商品を守るために店舗に有効な防犯対策のポイントと店舗で起こる犯罪事情についてご紹介します。

店舗で起こる犯罪事情とは

店舗で起こる犯罪事情はどうなっているのでしょうか?ここでは平成29年度の警視庁統計をもとに侵入窃盗被害の実情を見ていきましょう。

店舗への侵入窃盗認知件数

平成29年度の警視庁統計では、侵入窃盗被害のうち店舗で起きた割合は7.5%でした。もっとも多かったのが一戸建てで41%、次いでマンションやアパートが16.3%、一般事務所が13.0%という順番でした。店舗の被害件数は4番目になります。

この数字だけを見ると店舗での被害は少ないように感じられるかもしれません。しかし被害金額にすると、店舗被害の場合は現金や商品などがあるので一般住宅よりも高額になるのです。

また店舗が狙われる理由の一つに、「無人になる」ことが挙げられます。一般住宅よりも無人になる店舗の方が犯行はしやすいのです。

店舗が狙われやすい理由

店舗が犯罪者から狙われやすい理由はなんでしょうか?

・閉店後や定休日は無人になる
・店舗には確実に金目のものがある
・客を装い店内の下見ができる
・外から無人であることがわかる
・翌日の釣り銭がある
・年末年始や大型連休などは売上金が高額になる
・商店街などでは住民が少ないので犯行がしやすい

などが挙げられます。
一般住宅よりも入念な下見が可能なので店舗は狙われやすいのです。

店舗への侵入手口

店舗へ侵入をする手口にはどんな方法があるのか?について見ていきましょう。

侵入口

警視庁統計資料によると店舗における侵入口は以下のようになっています。

・表出入り口:約40%
・その他出入り口:約30%
・窓:約23%
・非常口:約2%
・その他:約5%

一見、窓や非常口から侵入をしてくるように思えますが、驚いたことに全体の約40%が表出入り口から侵入をしてくることがわかっています。「その他出入り口」を含めると全体の約70%もの割合で堂々と出入り口から侵入をするのです。

侵入手口

続いて侵入手口について見てみましょう。

・ガラス破り:約38%
・無施錠:約23%
・その他:約18%
・錠破り:約13%
・合鍵:約5%
・戸外し:約2%

店舗への侵入手口においては「ガラス破り」がもっとも多いことがわかりました。その内訳は、「表出入り口からのガラス破り」「窓からのガラス破り」となっています。信じられませんが、ガラス破りの次に「無施錠」が手口としてあげられていることには驚きますよね。

各店舗における被害について

各店舗における被害について見ていきましょう。

スーパーマーケットの場合

・スーパーマーケットの駐車場で車上荒らし
・万引き
・事務所の金庫盗難
・店舗のATMごと盗む
・スーパーマーケット内のブランドショップや貴金属・宝石店を狙った窃盗

などの被害が報告されています。

ファミリーレストランの場合

・元アルバイトによる侵入窃盗被害
・従業員の手荷物窃盗
・従業員によるレジの現金抜き取り
・閉店後の侵入金庫破り
・ファミリーレストランの駐車場で車上荒らし

などの被害が報告されています。

書店やドラッグストアの場合

・万引き被害
・深夜営業店の場合は強盗被害

などの被害が報告されていますが、やはり書店やドラッグストアの場合は圧倒的に万引き被害が深刻です。

宝石・貴金属店の場合

・万引き被害
・ガラス破りによる強盗
・外国人窃盗団による被害
・壁破りによる強盗
・シャッターへ車ごと突っ込み強盗

などの被害が報告されています。宝石・貴金属店の被害では強盗被害が多いという特徴があります。やはり扱っている商品が高価なものなので、大胆な手口を使ってでも根こそぎ盗もうと考えるプロの窃盗団による犯罪が非常に多く見られます。

店舗に有効な防犯対策のポイント

各店舗における被害について見てきましたが、先ほどの実例をもとに有効な防犯対策のポイントをご紹介していきます。

店舗の駐車場で起こる車上荒らし

店舗の駐車場で起こる車上荒らしの対策には、まず防犯カメラの設置です。出来るだけ死角がなくなるように設置します。防犯カメラは誰が見ても気づくような位置に意識して設置することが大切です。見せる防犯対策を心がけると犯罪抑止力効果が上がります。

次に照明を設置します。夜間は照明を明るくして暗所を作らないようにします。この2点を押さえることで車上荒らし被害を大幅に減らすことができます。

万引き

万引き対策には、陳列の仕方を考えることが基本です。できる限り陳列棚で死角ができないように配置換えをして、「人の目に触れる」環境を作ってください。また従業員がどの位置にいても店内の様子が見渡せるような配置を第一に考えるようにしてください。

配置換えをした後に、防犯カメラを設置します。但し、防犯カメラを設置したからといって万引き被害が「0」にはなりません。だからこそ「人の目」による監視が一番効果的なのです。不定期に従業員が見回りをすることがもっとも大切です。

強盗被害

強盗被害に有効な防犯対策は防犯性能の高い玄関ドアやシャッターにすることです。防犯カメラの導入もした方がいいのですが、破壊をして侵入をするという荒っぽい手口には破壊ができない玄関やシャッターにする以外に方法はありません。

また侵入を防ぐために「防犯ガラス」「二重ロック」にすることも大切な対策です。

従業員による被害

従業員の犯行を防止するための防犯対策は、従業員出入り口へ「入退出システム」「防犯カメラ」「侵入警戒システム」を設置することです。また貴重品管理用のセキュリティボックスを導入して従業員の貴重品を安全に管理できるようにしてください。

防犯カメラは現金抜き取りなどができないようにレジを監視するように設置します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、大切な売上や商品を守るために店舗に有効な防犯対策のポイントと店舗で起こる犯罪事情についてご紹介してきました。
店舗に有効な防犯対策には侵入をさせない工夫と監視の目が大切です。

ここでご紹介した防犯対策を参考にしていただき、役立てていただければと思います。

Moly.jp編集部

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