【今日の事件簿】鬼畜すら霞んで見える卑劣な犯行。異例尽くしの仙台女児連続暴行事件

今から19年前の8月8日、仙台で卑劣極まりない事件を起こした男が逮捕されました。被害者のことを考えると、このような事件を風化させてはいけません。今回はこの事件を紹介するとともに子どもを性犯罪から守る対策を紹介します。

仙台女児連続暴行事件の概要

2000(平成12)年、宮城県仙台市では頻繁に3歳から10歳の女児が強姦されるという事件が起きていました。被害届が出ているだけで60件以上にも及んでいたそうです。警察は同一犯の犯行とみて厳重な警戒をしていて、不審な人物の目撃情報もありました。そして、8月8日に、以前から女児暴行が発生しているとされるアパートで警察が張り込みをしていたところ、目撃証言と一致する不審な男が出てきたため警察が職務質問しました。

男は始めこのアパートに住む友人を訪ねて来たと主張しましたが、友人の部屋番号や名前を言えず、近くのコンビニに駆け込みます。警察が任意同行を求めましたが、弁護士に連絡したいなどと抵抗したため、警官はその場で緊急逮捕しました。その後の調べで男の部屋から大量のビデオテープが押収され、そこには計45人にも及ぶ女児への性的な暴行の映像が映っていました。男の供述によると4日に1度ペースで3歳から10歳の女児を襲い、合計で100人を超える女児を襲ったことがわかりました。

被害に遭った女児の中には子宮破裂により子宮を摘出した少女や大腸破裂を起こした少女、人工肛門になってしまった女児、股関節を傷つけられたことで歩行障害になってしまった女児もいたそうです。このニュースが流れたときは、おそらく日本中の人が犯人の男に対して怒りを覚えたのではないでしょうか。

犯人の男と裁判

犯人の男は当時26歳。逮捕当時は母親におりた生命保険のお金を独り占めし、無職だったそうです。男は少年の頃にいじめに遭ってその後家庭内暴力をするようになったと供述しますが、いじめについての証拠はありませんでした。家庭内暴力については母親に生命保険がおりるほどケガをしていたようなので、本当だったのかもしれません。とにかく、検察が「犯行はおぞましいの一言に尽き、鬼畜にも劣る」と糾弾したほど凶悪な人間でした。

男は1993年3月から2000年8月にかけての仙台市内の3歳から10歳の女児11人に対し、強姦しようとしたとして強姦未遂4件、強制わいせつ5件、強姦致傷2件で起訴されました。強姦未遂といっても男は結果的に姦淫できずに口淫させるなどした事件です。また、被害者はこの数の10倍以上はいたと思われましたが、親告罪だったためすべての事件について起訴できなく、この数になったそうです。第1回公判では男は公訴事実に基づき罪を認めていましたが第2回公判では一転、車椅子で入廷し、閉廷するまでずっと首をうなだれたまま黙し、公訴事実についても何も語りませんでした。

弁護側は、犯行当時、男は心身衰弱下にあったとして刑の軽減が図られるべきだと主張。検察側は、性犯罪史上、類がない卑劣な犯行で最高刑をもって臨むしかないとして無期懲役を求刑しました。そして、2002年3月仙台地方裁判所は医師の鑑定結果から弁護側の主張を退け男に無期懲役を言い渡します。男は上告しましたが、2004年5月に最高裁判所で無期懲役が確定。死亡者がいない性犯罪で前科がない人間が無期懲役になるのは極めて異例なことでした。この男は裁判で心身衰弱を装い、刑を軽くしてもらおうと企てましたが、同じように刑務所内でもあわよくば無期刑の停止を願って色々と装っているという噂があります。

子どもの性犯罪被害と防ぐ対策

今回の事件は判決結果が極めて異例だったとはいえ、数多くの女児の未来を奪い、子どもたちに一生消えない傷を負わせました。被害者本人やその家族にとってはこの男にどんな判決がでようとも満足はいかないことでしょう。何が起こるかわからない世の中で、子どもを性犯罪から守るのは大人の責務です。こうした性犯罪から子どもたちを守るには次のような対策が必要です。

外ではなるべく1人にならないように教える。
知らない人への警戒心を持たせる。たとえ名前を呼ばれても知らない人は警戒するように徹底する。
常に防犯ブザーやホイッスルを持たせ、いつでも鳴らせるように練習させておく。
怖いと思ったらすぐに行動できるように練習させておく。
日頃から子どもとコミュニケーションをとるようにする。
子どもには水着で隠れる場所は両親がいるときと両親とお医者さんがいるとき以外は、誰にも触られてはいけない場所だと教えておく。
子どもの日常に注意を払い、積極的に関わるようにする。

まとめ

今回紹介した事件は自分の欲求を満たすために、多くの女児の未来を奪うという本当に許し難い卑劣極まりない事件でした。こうした事件を犯す男はどこにいるかわかりません。子どもたちを守れるのは身近な大人しかいませんので、出来る限りの対策をして未来ある大切な子どもたちを全力で守っていきましょう。

Moly.jp編集部

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コメント

    • まりあ
    • 2019年 8月 08日

    極刑以上の罰を望みます。涙がとまりません。

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