【8月12日の事件】524名中520名が死亡。日本航空123便墜落事故はなぜ起きたのか?

今から34年前の8月12日、日本航空123便墜落事故が起きました。日航機墜落事故ともいわれるこの事故では、乗員乗客524名のうち520名が命を落とすという日本航空の歴史上、類をみない大事故となりました。今回はこの事件を紹介するとともに飛行機や新幹線、旅行先での防犯対策について紹介します。

日本航空123便墜落事故の概要

この大事故は1985(昭和60)年8月12日に起きました。東京羽田空港発、大阪伊丹空港行のJAL123便は18時に出発予定でしたが、4分遅れて羽田空港18番スポットを離れ18時12分に離陸。南西に進んだ後、伊豆半島から西に巡航して和歌山県東牟婁郡串本町上空で北西に巡回し伊丹空港には18時56分に到着する予定でした。しかし、離陸してから12分後の18時24分、相模湾上空を上昇中に緊急事態が発生します。

突然の衝撃音とともにJAL123便の垂直尾翼は垂直安定板の下半分だけを残して破壊され、補助動力装置も喪失して、操縦が不可能となってしまいました。操縦不能となった機体は迷走しながら上昇と下降を繰り返していましたが、何とかクルーの操縦により高度6000mで飛び続けました。そして、18時40分頃、空気抵抗を利用する効果手段として車輪などの降着装置を降ろしたあと富士山東麓を北上して山梨県大月市上空で急な右旋回をし、高度が下がってしまいます。

そのままの状態で羽田空港の方向に向かいますが、機体は埼玉県上空で左旋回して群馬県の山岳地帯へと向かいます。そして、そのまま下降し続け18時56分14秒に対地接近警報装置が作動し、3秒後には機首を上げて上昇し始めましたが18時56分23秒に右主翼と機体後部が樹木と接触。その衝撃で第4エンジンが脱落して、5秒後には機体後部が分離します。そして機体は機種を下げながら前のめりに反転し、18時56分30秒高天原山の斜面にほぼ裏返しの状態で衝突し墜落しました。

事故の原因とその後

その後の調べで事故の原因はこの墜落の7年前に発生した尻もち事故(着陸の際に機体尾部が滑走路面に接触する事故)の際に、アメリカの会社がおこなった修理にミスがあったことがわかりました。事故から1カ月後、その会社が修理ミスを認める発表をしています。それが原因で客室と機体尾部を隔てる後部圧力隔壁が破壊されて事故が起きてしまったのです。

事故後は各航空会社の経営が悪化しました。これに対し新幹線旅客は飛躍的に輸送人員が増加。墜落現場である「御巣鷹の尾根」には事故の翌年に慰霊碑が建立されました。毎年8月11日に18時56分に合わせて上野村の神流川で灯篭流しがおこなわれ、8月12日には慰霊登山がおこなわれています。

飛行機や新幹線、旅行先での防犯対策

今回紹介した事故は本当にいたたまれない事故で、乗客にはどうすることもできませんでした。ここからは、お盆シーズンで旅行など出かける機会が増えるということで飛行機や新幹線、旅行先でできる防犯対策について紹介していきます。まずは飛行機や新幹線内での犯罪に対する防犯対策は次の通りです。

飛行機や新幹線に乗ったら自分の周りにどんな人がいるかを確認する。
緊急時のための非常ボタンがどこにあるか把握しておく。
機内や車内には鍵が付いているカバンを持って行く。
トイレに行くときは必ず貴重品は持って行く。
機内や車内で寝るときは、貴重品を首から下げてポケットに入れられるようにするか、出来ればスリ対策用のポーチなどを利用する。
飛行機や新幹線に乗るときは肌の露出が少ない服装で乗る。
痴漢に遭わないように機内や車内で寝るときは、毛布などに包まって寝るようにする。また、持ち込める範囲での武器となるボールペンなどを握って寝るようにする。
新幹線のクッションは簡単に外れて、何かあったときには盾替わりになることを覚えておく。

旅行先でできる防犯対策は次の通りです。

旅行先、特に海外旅行先では複数の財布を持つようにし、観光など持ち歩く時の財布には必要最低限の現金しか入れないようにする。
・海外に行く場合は置き引き、スリ、ひったくりに十分注意して、ホテルの部屋に入るまでは気を抜かないようにする。また、事前に危険な地域を調べておき、足を踏み入れないようにする。
・国内観光地での盗撮が多く発生していますので、なるべく肌の露出度が多い服を着て観光地にはいかない。
・国内でも置き引きやスリが多く発生していますので、十分に警戒する。

まとめ

今回紹介した事故は有名人も多く犠牲となり大々的に報道がなされたため、多くの人が知っている事故だったかもしれません。この事故ではできる対策はありませんでしたが機内や車内での痴漢やスリ、置き引きなどの犯罪は対策ができます。この時期は旅行に出かける人が多くなります。出来る限りの対策をして安心・安全な旅にしていきましょう。

Moly.jp編集部

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