停電時に起きる犯罪とは?停電したら防犯カメラは役に立たなくなるの!? 

日本は自然災害が多く発生する島国です。最近も、大型の台風上陸などで大きな被害が出てしまいました。災害時の防犯対策の中でも注目したいのが、停電中です。これまでの大災害時にも、実被害の例が報告されています。

今回の記事は、停電が起こりやすいタイミングや、注目したい対策ポイントについてご紹介します。

こんな時に要注意!停電が起こりうる場面とは?

そもそも、停電はどのような場合に起こりうるのでしょうか?

・雷…雷が設備に落ちて送電に影響してしまう
・大雪…雪が電線にくっついて送電に影響、雪の重みで電線が破損
・台風…強風で飛んできたものが電線や送電設備を破損させてしまう、海に近い場所で風にのってきた塩が電線について劣化する
・地震…家屋の倒壊や地盤の変化による電柱、電線、送電設備の破損
・生き物の影響…鳥獣類が電柱の上などに巣をつくることで設備が劣化する
・交通事故…電柱や電線の破損
・近隣で起きた火災…火の手が送電設備に及ぶ

停電時に起こりうる犯罪…実被害が報告された事例

停電になってしまった時の実被害例として注目したいのが、2013年に盛岡市で起こった事件です。事件が起こったのは、9月8日未明。
市内在住の女子学生が、同じ盛岡市内の29歳男性(当時)に襲われたというのが事件の概要です。事件が起こった時間帯は市内全域で停電していて、一人暮らしをされている女性が注意すべき危険を教えてくれる例ではないでしょうか。

行政はどのような注意喚起をしている?千葉県の事例

停電時に防犯対策は必要?

マンションなどで一人暮らしをされている女性でしたら、防犯設備の充実度を住まい選びの基準として挙げる方もいらっしゃると思います。中でも、特に女性に注目してほしいのが防犯カメラとオートロックです。

防犯カメラやオートロックの動力源は電気のため、停電になってしまうと機械そのものに限らずネットワークシステムそのものが停止してしまうことも考えられます。
緊急用の電気供給システムを備えていれば急に切れることはありませんが、復旧が間に合わなければ当然動かなくなってしまいます。また、電気が復旧した後も電力供給が不安定な状態が続くと、強制終了を繰り返していることになります。何かのはずみで録画したデータが飛んだり…ということも考えられます。

あらためて見直したい!マンションの防犯カメラ&オートロック重要性

ご自宅の防災・防犯対策は、停電中ご自宅で1人になってしまう場合を想定して、防犯対策をおすすめします。

停電時の防犯対策ポイント

まず、絶対に外せないのがドアチェーンを必ずかけておくこと。
停電中をねらった犯罪者は、電気やガス、水道業者を装ってくる事例もありますが、管理会社などから依頼を受けた業者がアポなしで来ることはほぼあり得ません。もし、来訪があった場合でもドアチェーンをかけたままであれば、ある程度の安全を確保した状態で社員証の確認や大家さん・管理会社への問い合わせ、万が一の110番にも迅速に対応できます。

また、自分の身に危険が迫った場合のセーフティネットとして、お手持ちのスマートフォンは絶対に外せないツールだと思います。
しかし、携帯のキャリアによっては、停電時に携帯電話が利用できなくなる施設もあります。
例えば、東京都内でdocomoだと、地下鉄の駅構内やトンネルの中、東京タワーや国技館といった施設がリストアップされています。

停電時に携帯が使えないかも…防犯上把握しておきたい施設の一覧ページはこちら

最終手段?マンションに自分で防犯カメラを設置できる?

マンションに備え付けの防犯カメラやオートロックが停電で使えなくなってしまった場合の対策として、自分で防犯カメラを設置するという選択肢もあります。

法律上、マンションの専有部分に防犯カメラを設置することは可能です。※個人情報保護法の場合

しかし、だれしも自分が知らない間に録られているのは、気持ちが良いと言えません。例えば、鍵穴にイタズラされた、ドア部分に落書きされた…など実被害の例があれば、それを大家さんや管理会社からのOKをもらいやすくなります。また、撮影する範囲も、他入居者のプライバシーを侵害しないように工夫しましょう。

防犯カメラの選び方

マンションに備え付けの防犯カメラは、急な停電による強制終了とそれにともなうデータ破損リスクがあります。
そのデメリットを補填する意味で、クラウド対応などでデータ破損リスクが低いものがおすすめです。

まとめ

停電時は犯罪者にとっても動きやすくなるケースが多く、実被害の例も報告されています。防災・防犯対策の際は、停電になってしまった場合を想定した対策を行うことをおすすめします。

【災害時対策】突然の自然災害で必ずやっておくべき災害&防犯対策
【防犯カメラおすすめ20選】これを読めば防犯カメラすべて丸わかり!

Moly.jp編集部

この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

一時避難している住宅を狙った空き巣被害も考えられます。対策として、バッテリー内蔵型の防犯カメラや蓄電池とあわせて設置しておくとよいでしょう。

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

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