【奇跡】盲目の男性を救ったNY地下鉄でのお話-ホーム転落時の対処方法とは-

都心部を中心に駅ホームに転落事故を防止するホームドアの設置が進んでいます。しかし、設置されているのは都心部に限定され、全国を見渡せばホームドアが設置されていない駅も多くあります。

万が一ホームに転落してしまった場合、どのような対策をすれば良いのでしょうか。今回は海外で実際に起きた事件をケースに万が一に備える方法を考えていきましょう。

盲目の男性、駅員の機転により危機を回避する

エピソード概要
この事件は2013年のお話です。ニューヨークの地下鉄を利用していた盲目の男性ウィリアムズさんが介助犬とともに誤ってホームに転落してしまうというアクシデントが発生しました。たまたま近くにいた駅員さんが転落した様子を発見。救助しようと試みましたが電車が迫っていることに気づきました。

盲目の男性は周囲の状況が見えない中、駅員さんは、線路の間に寝そべるように指示。電車をやりすごすために横たわりました。駅に入線した電車を運転していた運転手はその様子に気づき慌ててブレーキを踏みました。残念ながら、ウィリムアムズさんの上を通過。最悪の事態が想定されました。

消防隊によって救助が始まると、ウィリアムズさんと介助犬が無傷の状態で横たわっていることがわかり、無事救助することができました。

参考文献:CNN.co.jp

事件のポイント

転落した男性は周囲の状況を把握することができなかった
・駅員の的確な指示により最悪のシナリオを回避することができた

今回の事件は、駅員さんの機転を利かせた行動により最悪のシナリオを回避することができました。日本では、ホームから転落してしまうケースが多々発生しています。国土交通省の発表した「鉄軌道輸送の安全に関わる情報(平成29年)」のデータによると、転落事故のうち6割が酔ったお客さんが誤ってホームに転落したということが報告されています。

タイミングによっては人身事故に遭遇してしまうこともあります。年末になり忘年会シーズンに突入すると、飲み会が増え、酔った人がホームに転落するということが考えられます。万が一このような状況に遭遇した場合、どのような方法で乗り切れば良いのでしょうか。

対策ポイント1 緊急停止ボタンを押す

ホームに人が転落していると発見したら、すぐに緊急停止ボタンを押しましょう。緊急停止ボタンはホームに設置されています。日本の電車は緊急停止ボタンが作動すると、その路線全ての電車が停止するシステムを採用しているため、安全に避難させることが可能です。緊急ボタンを押してすぐに近くの駅員さんに状況を説明するようにしましょう。

対策ポイント2 線路の脇に避難する

緊急ボタンを押しても間に合いそうにない場合は線路のホーム脇に避難するようにしてください。酔っている人が転落した場合、線路脇に避難することが難しいことも考えられます。状況を見て助けることも可能ですが、場合によっては巻き込まれてしまう可能性もあるので、必ず駅員さんに助けを求めて難を逃れるようにしましょう。

対策ポイント3 お酒を制御して飲む

自分がホームに転落しないためにも、飲み過ぎには注意をしてください。酔っていると周りの状況がわからず事件に巻き込まれる可能性があります。酔って意識がなくなってしまう人は飲み過ぎないようにしましょう。

対策ポイント4 列車通過時には危機意識を持って移動をする

事件と直接関係ないものの、10月に都心で通過中の電車にカバンが引っかかりそのまま強打し死亡してしまうという悲しい事件が起きました。駅ホームを利用していた男性の注意力があれば事件に巻き込まれることはなかったでしょう。
急いでいる時に混雑したホームの端を歩いて移動をしている方がいると思いますが、場合によっては命を落とす危険性があります。

ホームに引かれている線の内側を歩くように意識し、ホーム上でのスマホの操作などの“ながら歩き”は控え、常に危機意識を持って行動をするように心がけましょう。

まとめ

普段何気なく利用している駅で、今回のような状況に遭遇したらまずは慌てずに冷静な対処を行いましょう。電車がまだ駅に到着していないのであれば、ホームに転落した人を助けることができる可能性があります。状況を冷静に判断した上で行動を行うようにしてください。

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この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

防犯ブザーなど音が出るものは、不審者に遭遇した時にはもちろん効果的ですが、今回のような危機に直面した時にも有効です。緊急事態で声がでなくなってしまったときなどに、ブザーを鳴らせば周囲に危険を知らせることができるので、ぜひ防犯ブザーを持ち歩いてください

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

Moly.jp編集部

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