パリで観光客を狙う窃盗集団の手口を解説!被害に遭わないためにできることは?

ロマとは、本来は北インド出身のロマ人のことを指します。しかし、パリ旅行の文脈では、ロマはパリにいる若いロマ人メンバーで構成された詐欺や窃盗集団のことを指します。

今回は、パリ旅行でロマの被害に遭わないための知識や役立つ旅行知識をご紹介します。

パリについて

パリはフランスの首都です。人口が220万人ほどで、新潟県の人口と同じくらいです。アートやファッションなど芸術の都と称され、世界各国から多くの人が訪れます。

パリの気候は?

パリは日本と同じような四季があります。日本よりも平均気温が低めで冬が寒いかわりに、夏は日本よりも過ごしやすいです。また、梅雨がなく一年を通して乾燥しているため日本よりも降水量が少ないです。

いくつか日本と異なる点もありますが、気候に関してはそこまで日本と大きな差がないため、日本人にとっては馴染みやすく、過ごしやすいです。

パリの観光名所3選

ノートルダム大聖堂

パリにあるゴシック建築を代表する建物。世界遺産にもなっているパリ旅行の定番スポットです。建物内では、祈りを捧げている人の邪魔にならないように静かに見学する、撮影禁止、フードや帽子などの被り物を脱ぐなどのルールやマナーがあるため、行く前に必ず確認しましょう。

凱旋門

シャンゼリゼ通りにあるパリを代表する観光名所。とても有名なため、世界遺産と思われがちですが実際には違います。世界遺産でなくとも建築価値や美出的価値は計り知れないため、この先、世界遺産になる可能性もあります。

また、凱旋門というとG1の凱旋門賞を思い浮かべる方が多いでしょう。来年の2020年には凱旋門賞創設が100周年になります。記念すべき年なのでパリに行った際はぜひ競馬場を訪れてみるとおもしろいと思います。

ルーブル美術館

芸術の都の美術館とだけあって建物からおしゃれです。モナリザやミロのビーナス、サモトラケのニケなど知らない人がいないくらい有名な美術品が数多く展示されています。

ロマのスリ集団に注意!

パリは本当にスリが多い地域です。あまりにも多すぎてエッフェル塔が閉鎖されたこともありました。観光客はもちろん、フランス人も標的になるようです。これからその手口をご紹介します。

▶︎【知得】窃盗は英語でなんと言う?海外で窃盗被害にあった時の例文や携帯品損害の請求手順とは

集団スリ

ロマは連携プレーで観光客からスリをしようとします。見張り役、注意をそらす役、他の人からの視界を遮る役、実行犯。主に、この4つの役割で連携を取ります。

知らない人に話しかけられても反応しない、注意をそらされるようなことがあったらバックの確認をする。これらを心がけるだけでも被害に遭う確率がぐっと減ります。

ATM出金

パリの観光地付近でお金をおろすのは危険ですので、やめましょう。 お金を引き出した直後にロマに取り囲まれて、そのままお金を盗られてしまう危険性があります。なるべく現金を持たないというのが一番ですが、どうしてもおろす場合は周囲に十分に警戒しておくようにしましょう。

署名活動を装う

エッフェル塔などの近くによく出没します。ユニセフの署名活動を装います。寄付金をお願いし、やり取りをしている間に実行犯がスリを働きます。

ロマの特徴

ロマの女性は目がクッキリした美人が多く、ロマの男性は筋肉質でイケメンな人が多いです。さらに、スリの集団は未成年の少年少女が多く、こういったグループを見つけたら距離をとることが大切です。

参考:なぜロマ民族にはスリや物乞いをする人が多いのか

ロマ民族は北インドを起源とする移動型民族で、長い年月をかけてヨーロッパへと移動してきました。

現在は東欧のルーマニアという国に多く住んでいますが、その生活は非常に貧しく、電機・ガス・水道などのインフラが全く整備されていないような場所で暮らしています。

彼らの歴史は、差別と迫害の歴史です。移動民族として様々な国の歴史に登場しますが、基本的には「よそ者」として扱われてきました。これは現在も根深く残っている問題で、

  • そもそも定住していない
  • ロマであることを明かす事による差別への危惧

主にこの2点から、ロマ民族は公的な登録をせずに暮らしているケースが多くなっています。これはつまり、医療や教育などの公的なサービスを受けられないということにもつながります。そして、結果的には定職に就くことも難しくなっているのです。

もちろん中には定職に就いて懸命に生活しているロマ民族もいますが、多くはこうした状況で生きていくために犯罪行為に手を染めてしまうのが現実です。また、こうしたロマ民族の立場の弱さに付け込み、背後でマフィアが手を引いているとも言われています。つまり、マフィアが元締めとなってスリの指揮を執ったり、物乞いをさせたりしている可能性が高いのです。

フランス人の中には、「ロマはマフィアとつながっている」という共通認識があるため、治安を悪化させているロマ民族を受け入れることに否定的な人もいます。

これだけを知るとフランス人が冷たいように思われますが、フランスでは届出さえすれば国籍を持たなくても子供を学校に通わせることができる公教育制度があります。もちろんロマ民族も例外ではなく、子供に教育を受けさせる機会は提供されています。しかしその制度を利用せずに子供を犯罪行為に利用して生活しているロマが多いことも問題点の1つです。

ではなぜロマ民族は子供への教育の機会があるのに利用しないのかという話になると、やはり現実的には差別が根深く残っているという話に戻ってしまいます。長い歴史の中で複雑になったフランスとロマ民族の関係は、そう簡単には改善していかないのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか? パリは芸術の都と称されるほどの都市で、街中もキレイで建物もおしゃれです。散歩しているだけでも楽しいため、ついつい浮かれがちになってしまいますが、スリがとにかく多いため気を引き締めなければなりません。

スリには注意して楽しいパリ旅行を過ごしてください。

▶︎【防犯バッグ&リュックおすすめ20選】これを読めば防犯バッグのすべて丸わかり!

Moly.jp

この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

日本人にはわからない歴史的背景から犯罪につながる事例が海外ではよくありますね。海外旅行の前に軽く歴史を調べてみることは防犯はもちろん旅を楽しくしてくれるかもしれませんね。

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

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