【世界の未解決事件】5人の女性が同じ手口で殺害された「ホノルル・ストラングラーズ事件」とは?

ホノルル・ストラングラーズ事件とは?

ホノルル・ストラングラーズ事件とはアメリカ・ハワイ州オアフ島、通称ハワイ・ホノルルで起こったハワイ史上最悪の連続殺人未解決事件です。この事件は1985年から翌年の1986年にかけてたった一年で5人もの女性が殺害されました。

当時、観光地として有名なハワイ・ホノルルは変わらず多くの観光客は地元の人達で賑やかでしたが、この事件が起こったことで騒然となった最悪の事件です。

5人の女性が殺害された事件の詳細

この事件の始まりは1985年5月29日、25歳のビッキー・ゲイル・バーディはワイキキのクラブで友人と待ち合わせていましたが、途中で行方が分からなくなりました。ビッキーが見つかったのは翌朝のケエヒ・ラグーン・ビーチの堤防であり、既に死亡していました。その殺害方法は極悪非道そのものであり、後ろで両手が縛られており、強姦された上で首を絞められて殺害されました。

この時、ビッキーが働いていたポルノレンタルビデオ店でも2人の女性従業員が殺傷事件の被害者だったことから今回も同一犯の犯行だと見て捜査を進めていましたが、その後もビッキーと同様の手口で殺害される被害者が続いたため、この線は消えました。

そして2人目の被害者はビッキーの事件から約8ヶ月後の1986年1月14日、17歳のレジーナ・坂本が学校へ登校している途中で行方不明になり、翌日ビッキーの遺体があったケエヒ・ラグーン・ビーチで下半身裸の状態で発見されたそうです。レジーナもビッキーと同じく、両手が縛られていて、強姦の末に首を絞められて殺害されています。

このことから、警察は同一犯の犯行だと断定して捜査を続けることにしました。

ところが警察が懸命な捜査を続けても一向に犯人は逮捕されず、1986年1月30日に電話会社の秘書を務めていた21歳のデニス・ヒューズが行方不明になったことで捜索が始まり、2月1日にモアナルアの川でデニスの遺体が発見されました。

そして3月26日にはワイパフに住む25歳のルイーズ・メディロスが行方不明になった後、4月2日にワイケル川の近くで遺体が発見されました。デニスもルイーズも共に両手が縛られていて、強姦の末に首を絞められて殺害されていました。

これら4人が殺害され、殺害方法や行方不明になった場所や遺体があった場所からホノルル警察はFBIに協力を要請して犯人像のプロファイリングを行ってもらうことにしました。FBIと協力してプロファイリングを行った結果、犯人はワイパフやサンド・アイランドで生活および仕事をしている可能性が高く、主におとなしそうな女性を見つけた時に犯行に及ぶ機会主義者である可能性があるとの見解を示しました。

さらに4月29日、36歳のリンダ・ペッシェが行方不明になりました。

最後の被害者が現れ、そして連続殺人は止まる……

4月29日にリンダ・ペッシェが行方不明になったことが分かった時、警察に一本の電話がかかってきました。電話の主は白人男性で、内容は「霊能力者からサンド・アイランドに女性が放置されていると聞いた」という内容でした。

電話を受けた警察は白人男性とサンド・アイランドに向かいましたが、そこに女性の姿はありません。警察は島全体を捜索すると行方不明になっていたリンダの遺体を発見しました。リンダも今までの被害者女性と同様に、両手が縛られていて、強姦の末に首を絞められて殺害されていました。

このホノルル・ストラングラーズ事件はリンダを最後に連続殺人がピタリと止まったのです。これを受け、ホノルル警察は犯人しか知り得ない情報を提供したものとして電話の主である白人の男性を事件の容疑者として逮捕しました。

白人男性はエワビーチで生活しており、航空貨物の整備士として働いていました。この事件の犯人だと疑っていたホノルル警察ですが、尋問を行ってもこれといった証拠や犯人だと断定できるような証言もなかったため、白人男性を解放するしかありませんでした。

結局、5人目の被害者を最後にこれ以降の被害者が出ることはなくなり、ホノルル警察は何とか懸命に捜査を続けても真犯人の行方は誰も分からないまま未解決連続殺人事件として人々の記憶に残ることになったのです。

殺害の動機や目的など、様々な謎が謎のまま未解決事件として扱われていますが、警察は今も懸命な調査を続けています。

まとめ

外国の観光地と言えばハワイを思い浮かべる人も多くいるでしょう。しかし、最も有名な観光地といっても過言ではないハワイですが、その場所で史上最悪の連続殺人が起こったことを忘れてはいけません。特に女性のみが狙われ、その殺害方法も極悪非道の手口であるなど女性にとっては恐怖を感じる事件です。

ホノルル警察は今も懸命な捜査を続けているものの、まだ真犯人の逮捕には至っていません。ハワイに行く時は油断しないようにしましょう。

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Moly.jp編集部

この記事の監修
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河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

女性がターゲットにされることは憤りを感じますね。嘆いても仕方がないので日頃から防犯対策は念入りにしましょう。

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

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