【なぜ?】秋は交通事故が多くなる!運転時の注意点や対策をチェック!

秋に増える交通事故は、どのような理由で起こってしまうのでしょうか?運転時の注意点とあわせて、基本のポイントを確認してみましょう。

秋こそ交通事故に要注意!

実は、秋は交通事故が増える季節です。

出典:警察庁ホームページ 統計表

過去10年間の月別交通事故死者数推移を見てみると、最も死者数が多くなっているのが12月で、2008~2018年の10年間、変わらずワースト1位となっています。
その次に多い月が10月または11月です。
2010年(H22)に唯一8月がワースト3入りしているものの、それ以外の年では10月と11月が2位か3位を独占しています。
つまり、交通事故の死者数は年末をピークに、秋から冬になるにつれて徐々に増える傾向があります。

特に注意が必要な時間帯は?

秋が深まる中で、特に交通事故に注意が必要な時間帯が日没前後です。

出典:警察庁ホームページ 薄暮時間帯における交通事故防止

時間帯別で交通事故発生傾向を見てみると、特に注目したいのが日没時刻の前後1時間、またそれ以降の時間帯で、中でも自動車対歩行者の事故が約半数を超えています。
特に、横断中の歩行者と自動車が接触した事故が多く報告されているようです。

なぜ秋の夕暮れに交通事故が増える?運転時の注意点

日没が早くなる

「この時間はまだ明るいから」と思っていても、日没時間は日に日に早まっていきます。
薄暗い中で運転する際の対策や心構えが不十分なまま運転すると、歩行者を見逃しやすく交通事故を起こしやすくなります。

外出する人も多くなる

真夏は熱中症の心配もあり、明るいうちに外出できる時間帯も限られています。
段々と涼しくなっていくと、秋の行楽シーズンや年末に向けて多忙になっていく人が多くなり、外出先で車に接触する機会がそもそも多くなります。

秋ならではの天候

秋は天候が変わりやすく、長雨もよく降る季節です。
特に日没前後の時間帯は薄暗く、運転手にとっては悪条件の中で運転しないといけないことも多くあります。

運転時・歩行時の注意点

交通事故を起こさないために、どのような注意点や対策があるのでしょうか?
有効な対策は、「事故が多い時期」という意識を持ち、早めのライト点灯といった基本の対策を外さないこと。

自動車であれば、とにかく早めのライト点灯、また、薄暮時間帯以降は意識的にスピードを落として運転するようにしましょう。
歩行者・自転車の場合は、車の運転手に気づいてもらえないのが一番危険です。
服装はできるだけ光を反射しやすい明るい色を選ぶようにして、反射材やライトを活用してみてください。

各都道府県で対策も始まっている!移動式オービスによる交通事故対策とは?

特に要注意!漫然運転・わき見運転対策

死亡者が発生するような交通事故の原因として、漫然運転やわき見運転などの「安全運転義務違反」が特に多いと言われています。

漫然運転

運転時に必要な注意力や集中力を欠いたまま運転していると、歩行者や信号、重要な標識を見落としてしまうといった、交通事故の原因となりえるミスが発生しやすくなります。

わき見運転

車は一瞬目を離しただけでも、驚くほど進みます。
例えば、時速40kmで走っている車は1秒間に約10m進むと言われています。
視線を前方に戻した時、まったく状況が違う状況に対応できず事故を起こしてしまうため、わき見運転にも注意が必要です。

漫然運転・わき見運転の対策方法

適度に休みながら運転する

漫然運転やわき見運転の原因となる集中力の欠如は、長時間の運転で疲れがたまって起こることも多いです。
サービスエリアや道の駅などで、必要に応じて仮眠をとりながら休憩しましょう。

スマートフォンや携帯電話を見える場所に置かない、電源を切る

わき見運転の理由として最も多いものが、運転時にスマートフォンを操作する「ながら運転」。
中でも、2018年に関越自動車道で起きた死亡事故では、スピード違反をしていた運送会社勤務の男性がスマホで漫画を読みながら運転していたことが問題となっています。
2019年8月には加害者に懲役3年の刑が確定し、あらためて交通事故の悲惨さを認識するきっかけにもなりました。

紅葉や観光地の美しい景色は車を停めてじっくり楽しもう!

漫然運転・わき見運転の原因として、風景や看板に気を取られてしまったという理由も少なくありません。
特に秋の行楽シーズンには、旅行などで運転が長時間化しやすく、スマートフォンなどで初めていく観光地のアクセスを確認しながら運転している、観光地の景観に気を取られて…といったこともあるのではないでしょうか?
運転時、紅葉などのきれいな景色を見かけたら「ながら運転」にならないように、一旦安全な場所に車を停めてじっくり見ましょう。

まとめ

年末に向けて、秋は特に交通事故に注意が必要な季節です。
しかし、「秋は交通事故が起こりやすい」という意識と、正しい対策方法を知っていれば防げる事故は決して少なくありません。
基本の交通事故対策をしっかりおさえて、グルメやレジャーなどもたくさんある季節を安全に楽しみましょう。

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Moly.jp編集部

この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

ながら運転の罰則が12月より厳しくなります。「自分は大丈夫」「ちょっとだけなら」ではなく、運転中は運転に集中するようにしましょう。

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

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