読書の秋にオススメ!これだけは読んでおきたい名作推理小説3選

最近は肌寒くなってきて、週末を家でゆっくり過ごす方も多くなってきたのではないでしょうか?

昔から読書の秋といいますが、今年の秋は名作推理小説を読んでみるのはいかがでしょうか。推理小説はストーリーを楽しむことはもちろん、著者の考える巧妙なトリックに驚くことも多いです。推理小説ファンの中には、街を歩いていると数々のトリックを思いついてしまうような方もいらっしゃるようですよ。ただ街を歩くだけで人よりも多くの発見ができるようになるのはちょっと羨ましいですよね。

そこで今回は、推理小説ならではのわくわく感のある小説を3つご紹介します。思わずうなるような結末をぜひ見届けてください。

獄門島 横溝正史

(画像出典:Amazon)

江戸時代を通じて流刑地とされてきた獄門島。金田一耕助は復員船で亡くなった戦友・鬼頭千万太の遺言を届けるため、瀬戸内海に浮かぶ獄門島を訪れます。網元として島で絶大な権力を持つ鬼頭家を訪れた金田一は、美しくも異様な三姉妹と出会います。
「三人の妹たちが殺される……俺の代わりに獄門島へ行ってくれ」と鬼頭が言い残した通り、恐ろしい連続殺人事件が発生。松尾芭蕉などの俳句を用いた見立て殺人の真犯人とは――

「獄門島」は横溝正史の金田一耕助シリーズのなかでも、屈指の名作。
文藝春秋社が推理作家や推理小説のファン約500名にアンケートを実施した「東西ミステリーベスト100」で堂々の国内作品1位。映画やドラマなど映像化も複数回されている人気作です。
絶海の孤島である獄門島の舞台設定、見立て殺人のトリックの見事さ、金田一耕助の名探偵の魅力など、数えきれない魅力があります。特に、見立て殺人のおどろおどろしくも美しい描写は素晴らしいです。

1948年に初版が発行された古い作品ながらも読みやすく、真相が気になってページをめくる手が止まりません!また、横溝正史は推理小説界でもトップクラスに美しい文章を書く作家なので、美女や殺人現場の描写も雰囲気たっぷりです。初めて金田一耕助シリーズを読む方にもおすすめの一冊です。

そして誰もいなくなった アガサ・クリスティ

[アガサ・クリスティー, 青木 久惠]のそして誰もいなくなった (クリスティー文庫)

(画像出典:Amazon)

イギリスのある島に年齢も職業もバラバラの8人の男女が招待され、2人の召使が出迎えますが、招待した張本人であるこの島の主・オーエン夫妻は、いつまで経っても姿を見せません。その後、招待状は偽物であると判明し、夕食の席で彼らの過去の罪を暴く謎の声が響き…。
童謡「10人のインディアン」になぞらえ、彼らは一人ずつ殺されていきます。迎えの船が来なくなった、孤立状態の島で、彼らはどんどん追い詰められていき――

ミステリの女王アガサ・クリスティの代表作である本作は、1億冊以上が販売され、最も売れたミステリーとしても有名。外部との接触を断たれたクローズド・サークル、見立て殺人など、推理小説における重要なテーマをギュッと凝縮した傑作です。
孤島で次々と登場人物が殺されていく緊迫感は、サスペンスとして圧倒的なパワーを感じさせます。また、作品の構成や伏線などが非常に緻密につくられており、ラストの衝撃はあらゆる推理小説のなかでもトップクラスです。

アガサ・クリスティの魅力は、トリックや構成といった推理小説としての魅力と人物描写などの表現の素晴らしさが両立しているところ。特に本作では遺憾なく発揮されています。
有名な古典作品だけあって、ネットなどでネタバレされていることも多いので、未読の方はネタバレを避けるためにも早めに読むのをおすすめします!

神様ゲーム 麻耶雄嵩

[麻耶雄嵩]の神様ゲーム (講談社文庫)

(画像出典:Amazon)

神降市で発生した連続猫殺し事件で、小学生・芳雄が思いを寄せる同級生ミチルの飼い猫が殺されます。芳雄と同級生たちは、事件解決のために動きます。そんなある日、謎めいた転入生の鈴木太郎が、犯人をすぐさま言い当てます。鈴木は自分が“神様”であり、世の中の全てがお見通しであると芳雄に伝え――

講談社の子ども向け推理小説シリーズ「講談社ミステリーランド」の7作目として、出版された麻耶雄嵩の推理小説。麻耶雄嵩は1991年のデビュー以来、推理小説の構造そのものに切り込んでいくアプローチを用いた問題作を次々と発表。世界観や手法の独自性から、推理小説ファンの間でカルト的な人気を獲得してきました。
本作の続編「さよなら神様」で第15回本格ミステリ大賞を受賞。2017年には、「貴族探偵」がフジテレビの月9でドラマ化され、推理小説ファン以外からも注目を浴びています。

癖が強い麻耶作品らしく、子ども向けといいながらもショッキングすぎる展開と後味の悪さが際立つ本作ですが、推理小説としての完成度は折り紙つきです!
“神様”という突飛な設定と唖然とするような展開&ラストながら、実は作者の緻密な計算と罠が作中に張り巡らされています。読了後に最初から読み返してみるのも一興です。

読み終わった後の唖然とするような衝撃と心がえぐられるような感覚は麻耶作品ならでは。好き嫌いは分かれるものの、引きずり込まれるような魔力のある推理小説です。作者の作品のなかでは読みやすいので、麻耶作品の入門としてもおすすめです。気に入ったらぜひ「さよなら神様」や他の作品も読んでみてくださいね!

まとめ

紹介した3作品はどれも推理小説としての魅力にあふれたものです。続きが気になってついつい夜更かししすぎないように気をつけてくださいね。

これらの作品を読み終わったら、普段過ごしている世界がちょっぴり違って見えるかもしれません。

いろいろな気づきを与えてくれる推理小説を、ぜひ秋の夜長のお供に。

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Moly.jp編集部

この記事の監修
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河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

秋の夜長を楽しむために読書は最適です。感動物や恋愛物楽しむもいいですがたまには推理小説で頭を使てみるのもいかがでしょうか。

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

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