読書で防犯力もアップするかも?おすすめファンタジー小説3選

皆さんは、不審者といつどこで遭遇するのか想像できますか?

夜道?駅?通学路?公園?

よく言われるものは思いつくかもしれませんが、例えば側溝に身を隠してスカートを覗くような不審者もいたりします。まさに神出鬼没です。

いつどこで遭遇するか分からない不審者。それに加えて、痴漢やスリなどの被害も依然として多くなっています。普段あなたが警戒していないところが、実は不審者や犯罪者にとっては好都合だったというケースもあります。防犯グッズを持ち歩くのも防犯対策ですが、「この道だとここが危ないのかな」「あの建物は死角になっているから、少し離れて歩こうかな」というように、自分の想像力を働かせて危険を回避する能力も養っていくとより安全に暮らすことができるようになるでしょう。

とはいえ、冬の寒さも本格化してきたこの時期。外を歩きながら考えるより、読書で自分の想像力を刺激することも立派な防犯トレーニングになるのではないか?と私たちは考えています。

そこで、今回は幻想的な世界観が魅力のファンタジー小説のなかから、選りすぐりの3作品を紹介します!これらの作品を読んで想像力のトレーニングをしてみましょう!

モモ ミヒャル・エンデ

(画像出典:Amazon)

町の円形劇場にやってきた住み着いた不思議な少女モモ。粗末な服装にぼさぼさの髪の毛のモモには、不思議な力がありました。なんと、モモが誰かの悩みを聞くだけで、どんな悩みもすっかり解消してしまうのです。そんなモモの周りには、いつも大人から子どもまでたくさんの人たちが集まっていました。ところが、“灰色の男たち”が現れて、人々に時間を節約させて、世界中の余分な時間を独占しようとします。街の人たちは余裕をなくし、せかせかとした生活を送るように。モモは“灰色の男たち”から時間を取り戻そうとしますが…。

『はてしない物語』などで知られるドイツの作家ミヒャル・エンデのファンタジー小説。作中の挿絵もエンデ本人の手によるものです。児童文学というくくりでありながら、子どもだけではなく大人も楽しめる、空想力と示唆に富んだ小説です。ちょっと風変わりな女の子・モモのキャラクターの魅力や“灰色の男たち”とのハラハラドキドキの対決など、思わず夢中になってしまう面白さ!子どもの頃に読んでから、何度も繰り返し読んでいるというファンも多い作品です。

時間を節約するためにゆとりを失くしてしまう街の人たちの姿は、現代の私たちにも通じるところがあり、読んでいてハッとさせられます。「忙しい」が口癖になってしまっている人にこそ、読んで欲しい傑作です。「時短」が当たり前になっている今、時間のあり方を考えてみませんか?

月の影 影の海 ―十二国記 小野不由美

(画像出典:Amazon)

他人の顔色ばかりうかがい、どこか周囲に馴染めずに生きてきた女子高生陽子。そんな彼女のもとに、ある日突然ケイキと名乗る男が現れ、地図にない異世界へと連れ去ります。襲い来る異形の魔物たち、人々の裏切り…。次々と押し寄せる苦難に、陽子は迷い、悩み、傷つきつつも生きること、故郷に帰ることに執着します。

“なぜ陽子は異世界へ呼ばれたのか”

この謎が解けたとき、本当のストーリーが幕を開けます。

累計1800万部突破の大人気シリーズ“十二国記”の第二作。2019年10月に、18年ぶりの新作書下ろし長編が発表され、発売日には書店の開店と同時に新作を買い求めるファンが多数いたそうです。

十二国記は、妖魔や麒麟などが存在する中国風の異世界で展開されるファンタジー。異世界は12の国で構成されており、“十二国”と呼ばれます。悩みやエゴといった弱い部分併せ持つ個性豊かな登場人物たち、国ごとの暮らしぶりのリアリティのある描写、人を信じることの難しさと素晴らしさといった深いテーマ性などが魅力です。

現代の日本人作家による作品なので、異世界ファンタジーが初めて、または少し苦手意識のある人でも分かりやすく、スラスラ読み進められます。きっと十二国の世界の虜になるはずです!ちなみに、シリーズ第一作は『魔性の子』なのですが、現実世界に十二国の世界が接近するというストーリーなので、十二国の世界に触れるなら、この作品から読むのがおすすめです。

夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦

[森見 登美彦]の夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)(画像出典:Amazon)

可愛らしい女子大生“黒髪の乙女”にひそかな恋心を抱く“先輩”は、彼女の姿を追い求め、夜の先斗町や下鴨神社の古本市、学園祭などあちらこちらをウロウロします。けれども、奥手な先輩とちょっと鈍感な“黒髪の乙女”の恋は、なかなか進展しません。行く先々で、二人は次々とちょっぴり変な人たち&出来事に遭遇し…。

京都大学在学中に『太陽の塔』でデビューした森見登美彦の、キュートな恋愛ファンタジー。2017年2月の時点で累計売上130万部を超えるベストセラーです。2017年には、星野源らを声優迎え、アニメーション映画にもなりました。自身の京大生活をモチーフにした、冴えない男子大学生の青春を得意としている著者が、真っ向から挑んだ恋愛小説です。剣も魔法もないけれど、京都を舞台に起こる、少し不思議な出来事の数々は、まさにファンタジー。可愛らしい世界観のなかで、現実と妄想がゆるやかに溶け込んでいきます。

個性的で愛嬌のある登場人物たち、思わず街歩きしたくなるような京都の街並みの描写が楽しい本作。起きる事件は、どれも身近な感じがしつつも、ちょっぴり謎めいています。そして、物語のラストには、誰もがほっこりとする出来事が!さらっと読めて、心温まる恋愛ファンタジーです。

まとめ

今回ご紹介した3作は、どれも面白さバツグン!ファンタジー好きの方も、そうでない方にも自信を持っておすすめします。気づけばあなたの想像力が豊かになり、街の小さな異変や危険に気付けるようになっているかもしれません。

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Moly.jp編集部

この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

想像力を持つことは人間の特権!手軽に想像力をつけることに読書は最適ですね。今はスマホで想像力の冒険の旅が広がりますね。

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

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