【再確認】小学生誘拐事件から考える子どものSNS利用と親ができる対策

11月23日、大阪府で行方不明になっていた小学生が見つかりました。小学生が見つかった場所は、大阪から遠く離れた栃木県。保護されただけでなく、監禁していた35歳の男も逮捕され事件は解決しました。なぜ小学生が誘拐されてしまったのか、逮捕後に事件の全貌が見えてきました。

事件に大きく関係しているのはスマホです。お子さんにスマホを持たせているご家庭は、危険性を改めて確認しておく必要がありそうです。

小6児童誘拐のきっかけはSNS

エピソード概要
大阪府で17日から行方不明になっていた小学生が、栃木県小山市で保護されました。事件を調査していくうちに、女児がどのようにして35歳の男に誘拐されたのか、誘拐後はどのような生活を送っていたか明らかになってきました。

男と女児は、Twitterを通して知り合いました。Twitter内のダイレクトメール機能でやりとりを行い「半年ぐらい前から知り合った中学生の話し相手になってほしい」と男が連絡。女児はこのやりとりに応じたことがきっかけで男と知り合い、地下鉄や在来線を乗り継ぎ、男の自宅まで移動しました。

誘拐後、男は女児の所有していたスマホからSIMカードと靴を取り上げ、銃のようなものを突きつけたようです。幸いにも2人に大きな怪我はなかったものの、命の危険を感じながら過ごしていたことは間違いないでしょう。

今後も同じような事件が発生しないよう、スマホをお子さんに持たせているご家庭では注意が必要ということを改めて認識させられる事件と言えるでしょう。

参考文献:読売新聞

事件のポイント

・男はSNSを通して女児と接触し、誘拐した
・誘拐後は軟禁状態であったことが捜査で判明した

SNSで素性の知らない男と出会い、事件に巻き込まれてしまうケースは珍しいことではありません。今回の事件では、奇跡的に命が助かったものの運が悪ければ命を落としていた危険性もあると言えるでしょう。このような事件に遭遇しないためにどのようなことに気をつける必要があるのでしょうか。

対策ポイント1 SNSを利用する際は危険が潜んでいることを伝える

今や若者の交流ツールとして当たり前となっているTwitterを利用しているお子さんも少なくありません。SNSをお子さんが利用しているのであれば、見知らぬ人とのメッセージをやり取りすることの危険性を話し合うようにしてください。
利用しないことが事件に遭遇しない一番の方法ですが、どうしても利用したいという場合はフィルタリング機能などを親御さんが設定して利用してもらうように心がけましょう。

対策ポイント2 フォロワーに怪しいアカウントがないかチェックする

お子さんがSNSをやっている場合は、フォロワーにおかしなアカウントがいないかチェックしてあげることも大切です。今回のようにお子さんがSNSアカウントでいかにも怪しいアカウントとやり取りをしている可能性があるので、中学生以下のお子さんが利用している際は、親御さんがお子さんの使用しているアカウントに危険性が潜んでいないか確認するようにしましょう。

簡単で効果的な怪しいアカウントの調べ方として、当該アカウントの「いいね」タブをクリックし、その内容を確認してみるといいでしょう。「いいね」はブックマーク機能のように使用することができるため、自分が後で見返したり連絡を取りたいと思っているアカウントの投稿を保存するように使われることがあります。この「いいね」欄が性的なコンテンツで溢れていたり、小学生や中学生と思しきアカウントにばかりいいねをしているようであれば注意が必要です。怪しさの見極めはお子さんには難しいかもしれませんので、できれば親御さんが定期的に確認してブロック等の措置を講じるようにしたほうがいいでしょう。

対策ポイント3 GPS機能付きのスマホを持たせる

どのような対策をしていても、スマホを持たせているとお子さんが不審者と接触し今回のように連れ去られてしまう可能性は全く無いとは言い切れません。お子さんの年齢にもよりますが、今回のようなケースを回避するためにスマホを持たせる場合はGPS機能で追跡できるようなキッズスマホを持たせるのがより安心です。
GPS機能を搭載しているスマホを持っていれば、ある程度連れ去られた場所も特定することができるので、万が一に備えて子どもの安全を確保できるスマホを持たせるようにしましょう。

まとめ

今回の事件はスマホで連絡を取らなければ被害に遭遇しなかった可能性があります。スマホは便利な反面、今回のような事件に巻き込まれてしまう恐れがあります。

こうした事件が起きると、今後しばらくは模倣犯の出現が懸念されます。スマホをお子さんに持たせている親御さんは、再度スマホやSNSの使い方をお子さんと一緒に確認し、こうした被害に遭わないように注意しましょう。

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Moly.jp編集部

この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

子供が犯罪に巻き込まれない様にするには、親がSNSの犯罪に対しアンテナをはる必要がありまます。親子で協力し防犯対策を行いましょう。

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

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