猫と犬どちらの方が人間に対して忠誠心があるかといえば、犬の方だと思うのが一般的です。ところが、犬のように猫も忠誠心があるのではないか?と証明する事件が海外で起きました。一体、猫はどのようにして忠誠心を見せたのでしょうか?
転げ落ちそうになる赤ちゃんを必死で守ろうとした猫
エピソード概要
コロンビアの首都ボゴタに在住のダイアナさんは、1歳のサミュエルくんをお子さんに持つお母さんです。そんな彼女はいつものように会社に到着し、赤ちゃんを預けることができるベビーベッドに寝かせました。このスペースには、赤ちゃんだけでなく飼っている猫ギャツベラくんも一緒にいて、ダイアナさんは1人でいつものように部屋でくつろぐことに。
そんな時、サミュエルくんがベビーベッドの柵を外しベッドの外へ脱出するという事件が起きてしまいました。ベッドのある部屋には扉がなく、他のフロアにつながる急な階段にいつでも出られる状態。もし赤ちゃんが遊び心で階段の方へ向かってしまえば、誤って落ちて大怪我になりかねません。そんな不吉な予感が的中してしまうのです。
サミュエルくんは好奇心から階段の方へ向かいます。しかしこの様子に待ったをかけたのがギャツベラくんだったのです。彼はサミュエルくんが階段に落ちないよう必死に抵抗。ギャツベラくんの必死の抵抗でサミュエルくんは諦めました。ダイアナさんはなぜベビーベッドの下でサミュエルくんがハイハイをしているのか疑問に思ったものの、まさかこんなことになっているとは監視カメラを見るまで気づきませんでした。
もし、ギャツベラくんが必死の抵抗をしていなかったらサミュエルくんは大怪我をしていたか、最悪の場合は命を落としていたかもしれません。勇敢な猫のおかげで危機的な状況から脱出することができました。
ちなみに、ギャツベラくんが必死に止めようとしている様子も動画で公開されているので、チェックしてみてください。
参考文献:Techinsight (実際の映像は、こちらからご覧いただきます。)
事件のポイント
・監視カメラがあったので一部始終を確認できた
・ベビーベッドから赤ちゃんが簡単に脱出できた
今回の事件では猫が大活躍をしたことで、事故につながることはありませんでした。
しかし、ベビーベッドから赤ちゃんが脱出してしまい怪我をしてしまうケースはどこのご家庭でも考えられる状況です。今回のような事件が起きないようにするために対策を考えておく必要があります。
対策ポイント1 ベビーベッドの位置に工夫をする
ベビーベッドの隙間から脱出するケースや隙間から赤ちゃんが落ちてしまうというリスクは全く無いとは言い切れません。今回のような事件を防ぐために、ベビーベッドを壁際に設置する、柵の間にタオルなどを覆って抜け出せないようにするといった工夫をして落ちないような工夫を心がけましょう。
ベビーベッドで寝かせる際は、故障している箇所がないかを確認することも大切です。ぜひ不安な方は点検をして異常がないかを確かめましょう。
対策ポイント2 目の届く範囲内で寝かせる
どのような対策をしても子どもの動きは不規則なので、目の行き届く範囲内で寝かせるように心がけましょう。どうしても目を離してしまうという時は監視カメラなどを使って怪我をしていないか、柵を乗り越えそうになっていないかなどを確認するようにしてください。
まとめ
今回は勇敢な猫のおかげで、サミュエルくんは怪我をすることなく安全に過ごすことができました。猫も犬と同様、人間が愛情を持って接していれば飼い主の期待に応えてくれるかもしれません。しかし動物に頼りっきりでは安全とは言えないので、赤ちゃんが怪我をしないようにベッドの配置や見守り体制を整えるように心がけましょう。
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Moly.jp編集部

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。