『ばれなければ大丈夫‥‥』男子高校生買春事件から考えるSNSと買春のリスク

今やスマホ1台あれば、知らない人と簡単に繋がれる時代となり、SNSを通して知らない人と同じ趣味などで意気投合をすることができるようになりました。SNSは手軽にできる一方で、トラブルに巻き込まれてしまうこともあります。トラブルに巻き込まれるのは女子だけでなく、男子学生が巻き込まれてしまうことも。

「そんなバカな……」と思う事件が、実際に国内で発生しました。一体どのような手口で買春は行われたのでしょうか。

小学校校長、男子高校生徒にわいせつな行為をし、逮捕される

エピソード概要
2019年9月18日、児童ポルノ容疑で37歳の会社員と、58歳の小学校校長が男子高校生に金銭を渡すことを条件に、わいせつな行為をした疑いで逮捕されました。

3人は、男子生徒が公開した動画をきっかけに知り合い直接連絡を取るようになりました。親密になったところで大阪市内のテーマパークで過ごし、ホテルに入り5万円分の電子マネーを渡し、わいせつな行為に及びました。

この事件は、男子中学生にわいせつな画像を送らせていた容疑が発覚した校長の自宅を調べていくうちに発覚。調べに対し、「性的欲求を抑えられず、ばれなければ大丈夫と安易に考えて買春した」と供述しています。

参考文献:神奈川新聞(2019年9月19日の記事を参考に作成)

事件のポイント

・男子生徒と2人の男はネットの動画をきっかけに知り合った
・校長は、他の罪で逮捕されていた

なぜ高校生が買春行為に応じたのか目的は明らかにされていませんが、5万円という大金に目がくらみ、“少しだけなら”という甘い言葉が原因ではないかと考えられます。この校長が悪いことは当然ですが、お小遣い目的で応じていたとすれば男子高校生の危機管理意識にも問題があります。
お子さんが安易な気持ちでわいせつな画像を大人に送らないためにも、日頃から危機意識を高めるようご家庭で話し合うようにしてください。

対策ポイント1 甘い言葉に応じない

SNSで知り合った大人から、“お小遣い稼ぎをしないか”、“簡単に稼げる仕事がある”といった甘い誘いには決して応じないようにしましょう。中学生、高校生の中には遊ぶためのお金が欲しくて今回のような行為に応じてしまうケースもありますが、一度要求に応じると要求がエスカレートしていき、最終的には事件性のあるトラブルに発展してしまうことがあります。

自分のわいせつな画像が一度ネットで拡散されると、削除しても永遠に残るリスクがあります。完全に消し切ることは不可能です。絶対に要求に応じないようにしてください。

対策ポイント2 子供のお金使いが荒くなっていないかを確認する

常習的に売春行為を繰り返している中学生、高校生は、一般的な学生に比べお金使いが荒くなっている傾向があります。自分の子供が売春行為をしていないかどうかをチェックする方法として、お金の使い方に注目をするようにしてください。

アルバイトをしていないのに突然お金使いが荒くなったら、すぐに話をして売春行為をしていないか確かめるようにしましょう。同級生で突然お金使いが激しくなった人がいれば、売春行為をはじめとした危険な行為をしている可能性があるので、親御さんや先生などに相談をして周囲に危険性を知らせるようにしてください。

まとめ

今回の事件では画像の拡散などの被害はありませんでした。しかし、最悪の場合は自分のわいせつ画像が拡散されてしまったりするなど、大変危険なリスクが潜んでいるので、どのようなことがあっても買春行為には応じないようにしてください。

▶︎【消えない傷】中高生の被害が増加しているリベンジポルノの危険性と対策について解説
▶︎【一生消えない傷】アメリカで問題になっているセクスティングのリスクと対策

Moly.jp編集部

この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。出演実績:「ビートたけしのTVタックル」「ホンマでっか!?TV」

関連記事

  1. 女性のための完全防犯マニュアル

    【完全版】Moly女性のための完全防犯マニュアル

  2. インターネットトラブル!ネット犯罪!の事例と賢い防犯対策

  3. 済んでいますか? 家の自転車の【防犯登録】 その意義と効果を再確認!

  4. 【8月10日の事件】名前が覚えやすかったから狙われた?甲府信金OL誘拐殺人事件の真相

  5. 交通機関にある防犯カメラの効果は?〜設置状況を詳しく調べてみた〜

  6. 【必殺技は音】防犯対策には音が有効!その理由とは?

  7. 【恐怖】店員が個人情報を悪用して家に来る。店員をストーカーにさせないためには

  8. 【注意】男性教諭、女生徒に不適切LINE〜教師とのLINE交換に潜む罠〜

  9. 【8月8日の事件】鬼畜すら霞んで見える卑劣な犯行。異例尽くしの仙台女児連続暴行事件

Moly.jp公式メルマガ

↓ Moly.jp公式メルマガです ↓

【防犯ジャーナリスト河合成樹】が最新の人気記事の独自紹介や裏話、お得な防犯グッズのご紹介や緊急防犯対策などを配信します。ぜひ、読者登録をお願いします

※メルマガにご登録していただいた情報は非公開の上、厳重に管理します。詳細については、プライバシーポリシーをご覧ください。

人気記事

  1. 実は不審者は目立たない? その特徴とは
PAGE TOP