【世界の未解決事件】男女9人が謎の死を遂げる……ディアトロフ峠事件とは?

ディアトロフ峠事件とは?

ディアトロフ峠事件とは1959年2月2日の夜、当時のソ連領であるウラル山脈北部の雪山で起きた謎の未解決怪奇事件です。この雪山はホラート・シャフイル山、別名「死の山」と呼ばれている場所で、スノートレッキングをしていた男女9人が全員謎の死を遂げるという不可思議で謎が多い未解決事件と言われています。

スノートレッキングに参加したのは、以下の10人です。

・イーゴリ・アレクセーエヴィチ・ディアトロフ
・ジナイダ・アレクセーエヴナ・コルモゴロワ
・リュドミラ・アレクサンドロヴナ・ドゥビニナ
・アレクサンドル・セルゲーエヴィチ・コレヴァトフ
・ルステム・ウラジーミロヴィチ・スロボディン
・ゲオルギー・アレクセーエヴィチ・クリヴォニシチェンコ
・ユーリー・ニコラエヴィチ・ドロシェンコ
・ニコライ・ウラジーミロヴィチ・チボ=ブリニョーリ
・セミョーン・アレクサンドロヴィチ・ゾロタリョフ
・ユーリー・エフィモヴィチ・ユーディン

この10人のうち、ユーリー・エフィモヴィチ・ユーディンは持病のリウマチが悪化したため、途中で下山することになりました。そして残った男女9人がここで不可解な死を遂げます。この事件はリーダーのディアトロフから名付けられ、この山に関する謎が未だに解明されていません。

事件の詳細について

一行はスノートレッキングをするために山へやってきたのですが、最終目的地は事件が発生する現場から約10キロ離れているオトルテン山に設定されていました。オトルテン山へのルートは踏破難易度が非常に高いのですが、一行は長距離スキー旅行や山岳遠征の経験があるなど誰一人としてルートに反対する人はいませんでした。

一行は順調に山を登っており、有人集落のヴィジャイに到着。翌日、一行はオトルテン山へと出発しましたが、ここでユーリー・エフィモヴィチ・ユーディンが持病のリウマチが悪化してしまったので離脱、一行はそのままオトルテン山へ向かいました。

そしてオトルテン山麗に到着し、そのままオトルテン山へ続く渓谷に進み、そのまま渓谷を抜けてキャンプを張ろうとしていましたが、悪天候と吹雪によって視界が悪くなり、ルートが逸れてホラート・シャフイル山へ向かい始めたのです。

本来であればすぐに引き返せば良かったのですが、リーダーのディアトロフはトレッキング第3級の条件を満たす遮蔽物がない山の斜面でのキャンプを設営することにしました。この時、2月12日になればリーダーから彼が所属するスポーツクラブ宛てに電報が送られてくるはずでしたが、20日になるまで誰も気づかず、ようやく軍と警察が大規模な救助活動を始めました。

そして2月26日、ホラート・シャフイル山で捜索隊は損傷が激しく放棄されたテントを発見します。このテントは半分に引き裂かれており、その周辺には様々な足跡が残されていました。そしてそこから約500メートル進んだ先に、ユーリー・ニコラエヴィチ・ドロシェンコとゲオルギー・アレクセーエヴィチ・クリヴォニシチェンコの遺体が発見されました。

さらにそこから300メートル、480メートル、630メートル離れた場所でイーゴリ・アレクセーエヴィチ・ディアトロフ、ジナイダ・アレクセーエヴナ・コルモゴロワ、ルステム・ウラジーミロヴィチ・スロボディンの遺体が発見されました。

残り4人の捜索には2ヶ月を要しましたが、ヒマラヤスギの木から75メートルほど進んだ渓谷から4メートル下に落下したであろう残りの4人の遺体が発見されました。

男女9人はなぜ亡くなっていた?

男女9人の遺体が揃ったため、死因審問が開始されました。

先に発見された5人の死因は低体温症だと判明しましたが、残り4人のうち3人がひどい重傷を負っていたのです。ニコライ・ウラジーミロヴィチ・チボ=ブリニョーリは頭部に大きな怪我があり、リュドミラ・アレクサンドロヴナ・ドゥビニナとセミョーン・アレクサンドロヴィチ・ゾロタリョフは肋骨の骨折がひどい状態でした。

さらにドゥビニナは舌をも失っていたのです。眼球を失っていた遺体もあり、なぜか衣服からは高い放射能が検出されるという謎が出てきました。遺体で発見された9人は-30度にもなるのにほとんどが薄着であり、一部は靴を履いていなかったり靴下しか履いていなかったりと、一行はパニックになって行動した結果、低体温症を引き起こしたと考えられます。

まとめ

検死結果では最終的に全員が低体温症で死亡したと結論付けましたが、それなら舌が完全になくなっていたり、眼球が無くなっていたり、高い放射能が検出されたりと不可解なことが起こった証拠にはならないのではないでしょうか?

この事件は未解決怪奇事件として多くの物議を醸しており、超常現象や先住民、雪崩や秘密兵器など様々な憶測が飛び交っています。死の山と呼ばれるからこそ、近づいてはいけないのかもしれません。

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Moly.jp編集部

この記事の監修
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河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

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