【盗難被害のリスク増】自転車の防犯登録には有効期限があるって知ってましたか?

自転車は法律上、防犯登録が義務付けられています。
盗難にあわないようにするためにも必要な手続きですが、実は登録に有効期限があることはあまり知られていません。

自転車は日々盗まれている!

平成30年版警察白書で乗り物の窃盗にしぼった統計を見てみると、乗り物の窃盗認知件数は自転車が最も多いです。

出典:警察庁ホームページ 警察白書|警察庁Webサイト 『平成30年警察白書』

例えば、2017年(平成29年)の認知件数は下記の通りです。
・自転車:205,381件
・オートバイ:20,184件
・自動車:10,213件

つまり、1日に562台の自転車が盗まれている計算になります。
また、車上ねらいや部品ねらいと比べてみても、認知件数は圧倒的です。

出典:警察庁ホームページ 警察白書|警察庁Webサイト 『平成30年警察白書』

なぜ自転車だけこんなにも盗まれる?

自転車を盗まれる被害は日常的に起こっています。

SNSでも1~2日という短い期間で、盗まれた報告や過去に盗まれた経験、警察署からの被害件数報告が挙がっています。
中には複数台盗まれた経験がある方もいらっしゃるようですが、なぜ自転車だけこんなにも盗まれるのでしょうか?

▶︎なぜ盗む?自転車泥棒のタイプ別解説はこちら

まず注目したいのが、犯人に「窃盗」の感覚がない状態で盗まれるケースです。
防犯登録されている自転車は、警察が発見した時に持ち主に返されます。そのため、乗り捨てOKのレンタサイクル感覚で、移動手段として盗まれてしまうようです。

また、女性がターゲットになりやすい動機として、性的な嫌がらせ目的も見逃せません。好きな女性の自転車を盗み、嫌がる様子や困っている様子を見て性的な満足感を得る場合もあります。

【再確認】自転車の防犯登録制度とは?

大事な自転車を盗まれないようにするための基本的な対策として、防犯登録は必須です。
元々は放置自転車の対策からはじまった制度で、公共の場所に放置されている自転車に盗難自転車が多いことから始まりました。
登録しなくても罰則はありませんが、法律でも購入時に防犯登録が義務付けられています。

「自転車の安全利用の促進および自転車等の注射対策の総合的推進にかんする法律」
(自転車等の利用者の責務)
第十二条 自転車を利用する者は、道路交通法その他の法令を遵守する等により歩行者に危害を及ぼさないようにする等自転車の安全な利用に努めなければならない。
(中略)
3 自転車を利用する者は、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録(以下「防犯登録」という。)を受けなければならない。
出典:電子政府の総合窓口(e-Gov)

登録すると、各市町村の警察署に持ち主が登録されるため、所有者である証明がスムーズです。万が一盗まれた場合でも、発見次第、警察が迅速に連絡をくれます。

登録は自転車を購入した店舗か、最寄りの「自転車防犯登録所」で行います。東京都であれば、一般社団法人東京都自転車商防犯協力会です。

例:東京で自転車の防犯登録をするならこちら

一般社団法人 東京都自転車商防犯協力会
東京都千代田区外神田3丁目1番8号
電話:03-3251-5621

出典:警視庁ホームページ 自転車防犯登録 警視庁

防犯登録は有効期限がある

自転車の防犯登録=1度やってしまえばOKということではありません。
実は有効期限があり、更新の手続きがなかった場合は登録情報が警察のデータベースから削除されてしまいます。
さらに、有効期限はお住まいの地域によって違います。

要チェック!主要都市の防犯登録有効期限

・東京都…登録した日の翌年から10年間
・大阪府…10年間
・愛知県…登録した日から8年間
・京都府…10年間
・神奈川県…登録日より7年
・兵庫県…登録年月日より10年間 ※ただし、2019年9月30日までの登録については7年間の保存
・福岡県…登録した日(登録年月日)から10年
・北海道…10年間
・広島県…10年間
・宮城県…登録年月日から7年間
・千葉…10年間
・埼玉県…登録年より8年間
・岡山県…有効期限なし
・熊本県…登録受理日から15年

引き続き防犯登録を行う場合は…

引き続き自転車を防犯登録しておく場合、新規再登録の必要があります。

東京都の場合、有効期限10年間を過ぎてしまった防犯登録は自動的に削除されます。
例えば、2009年中に東京都で防犯登録をした自転車は2019年で有効期限が切れるため、再登録が必要です。

再登録の方法

「自転車防犯登録所」と表示されている防犯登録所で行います。
Ex.自転車を販売するサイクルショップやホームセンターなど
運転免許証・保険証など、持ち主本人の居住確認ができる公的な身分証明書が必要です。
東京都の場合、登録料として500円が必要ですが、他都道府県では600円の場合がほとんどです。

防犯登録をしないと盗難+面倒ごとが増える

自転車を入手した時の防犯登録は必須ですが、有効期限切れや知り合いから譲り受けたなどで登録されていない場合があります。
防犯登録されていない自転車は、当然盗難の被害にあう確率が高まります。
また、意外に困るのが警察官に職務質問された時です。
自転車に乗っている状態で職務質問されると高確率で防犯登録の有無を問われますが、登録していない理由を説明しないといけない、説明できないと盗難自転車の可能性を疑われることもあるようです。

まとめ

自転車は防犯という視点で見てみると盗難被害にあうことも多く、セキュリティ上、防犯登録が必須です。
しかし、一般的に防犯登録に有効期限があることはあまり知られていないのではないでしょうか。
地域ごとに有効期限が違うため、お住まいの地域で定められている有効期限やお手持ちの自転車はいつ期限切れになるのかを確認し、セキュリティの穴になる期間がでないように注意しましょう。

▶︎【話題】サイクリストによる、サイクリストのための防犯アラーム”AlterLock”がスゴかった

Moly.jp編集部

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