【どこが1番いい?】携帯電話大手3社の詐欺被害補償比較

キャッシュレス決済を悪用した詐欺被害は、クレジットカードなど不正利用された場合の補償制度も整い始めています。
特に2019年は、携帯電話のキャリア決済の詐欺被害補償が発表され話題になっています。

詐欺被害補償が進む背景

キャッシュレス決済は…
・税収の金額・徴収先を明確にする、記録に残す
・日本よりも高い水準でキャッシュレス化が進む国からの観光客に対して、観光収入促進・利便性向上を図る
…といった目的があり、今後もキャッシュレス化は加速していくものと思われます。

キャッシュレス決済というとクレジットカードや電子マネーなどが挙げられますが、携帯電話・スマートフォンの利用代金とまとめて支払いができるキャリア決済もその1つです。IDやパスワード、暗証番号といった個人情報を入力するだけで簡単に支払いできるので、ネットショッピングや音楽のダウンロードで利用されている方も多いのではないでしょうか?

しかし、キャッシュレス決済には課題もあります。その1つがセキュリティ面の懸念です。

出典:警察庁ホームページ 平成30年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について

例えば、購入した覚えのない商品代金を請求された、案内に従ってIDやパスワードなどの個人情報を入力したら悪用された…など、警察庁に寄せられたサイバー犯罪に関する相談の中でも詐欺被害・不正利用に関するものは最も多いです。

詐欺被害補償とは?

キャリア決済が狙われる理由

キャリア決済詐欺は、携帯会社を装ったSMSや案内メールからはじまることが多いようです。
例えば、docomoはショートメールで利用料金の確定や契約の案内をしますが、同じショートメールからフィッシング詐欺のサイトへ誘導する案内が送信されることもあります。IDとパスワードがわかればキャリア決済は可能になるため、サイバー犯罪をたくらむ側にしてみると不正に悪用しやすいシステムなのです。

キャリア大手3社であるdocomo・au・SoftBankは、こうしたフィッシング詐欺については自己責任とし、被害者を救済する仕組みがありませんでした。しかし、サイバー犯罪の急増や利用者からの訴えにともない、2019年の8月にdocomoが補償制度を導入したのを皮切りに、11月にはau・SoftBankの補償制度がスタートしています。

docomoの場合

8/28に利用規約改定され、d払い/ドコモ払いのサービスで不正利用の被害にあった場合、被害額を原則全額補償することになりました。利用規約改定前の被害に対しても全額補償する方向性ですが、補てんを受けることができない場合もあるので注意が必要です。

docomoの利用規約についてはこちら
出典:ご利用規約|d払い – かんたん、便利なスマホ決済 第15条(補償等)

問い合わせ窓口
・docomo携帯から…局番なし151(無料) ※一般電話NG
・その他の電話から…0120-800-000 ※携帯電話・PHSからでも可、一部IP電話NG
受付時間:午前9時?午後8時(年中無休)
・docomoユーザーであれば最寄りのdocomoショップやMydocomoページから紛失・盗難による利用中断手続きも可
・おたすけロボット…スマートフォンやドコモ光のトラブルについて相談できるチャットボットあり

auの場合

11/5より、詐欺被害補償の適用がスタートしました。
au PAY/au WALLET プリペイドカード/auかんたん決済で不正利用の被害にあった場合、原則全額補償となります。補てんを受けることができない場合について、他キャリアと共通する部分も多いです。

au PAYサービス利用規約についてはこちら
出典:au PAYサービス利用規約 | au WALLET 第14条(補償)

auかんたん決済の利用規約についてはこちら
出典:auかんたん決済 規約 | au ID 第7条 (補償)

問い合わせ窓口
・au携帯電話から…局番なし157
・一般電話から…0077-7-111
受付時間:9:00~20:00(年中無休)

SoftBankの場合

auと同じく、11/5より適用スタートです。
ソフトバンクまとめて支払いのサービスで不正利用された場合、被害金額をソフトバンクが全額補償します。

ソフトバンクまとめて支払いの利用規約はこちら
出典:My SoftBank 認証 | ソフトバンク 第12条(不正利用による補償)

問い合わせ窓口
・SoftBank携帯電話から…局番なし157 ※無料
・一般電話、SoftBank以外の携帯から…0800-919-0157 ※無料
・海外から…+81-92-687-0025 ※有料、ただしSoftBank携帯電話からは無料
・SoftBankユーザーであれば、My SoftBankページから料金明細の確認や問い合わせも可能
・チャットサポートあり

各社共通の注意点

一点、注意が必要なのは、不正利用による被害があったと「携帯会社が認めた場合」に全額補償されるということです。
その調査のためにしばらく時間を要することもあります。

また、不正利用の可能性が出た時点で、各携帯電話会社と警察に通報しましょう。
・フィッシング詐欺やアカウントの不正利用に関する通報窓口はこちら
・都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧

まとめ

やっと対応してくれた!という印象の携帯電話大手3社による詐欺被害補償ですが、本来は被害にあわないのが一番です。
詐欺被害補償で安心して携帯電話を使うとともに、万が一の対応についても確認しておきましょう。

▶︎【元詐欺師が解説】被害が急増している「バイナリーオプション詐欺」の実態と対策

この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

携帯電話を契約する時には、自分は詐欺には引っかからないとは思わずに、プランや補償内容をしっかりと確認して契約に臨むようにお願いします!

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

Moly.jp編集部

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