【何がきっかけで泥沼に…】闇バイトで若者がターゲットになる理由とは

闇バイトとは、違法、グレーゾーンな内容のアルバイトで、裏バイトとも呼ばれます。
業務内容に対する報酬が一般的に考えられない・あり得ないと思うほど高く、若者がターゲットになりやすいため問題になっています。

こんなにある!実際にあった闇バイト事例

闇バイトの中にも合法的なものと違法性の高いものがあり、非合法なものだけでも多くの事例が報告されています。

・詐欺でだまし取ったお金を引き出す、直接お金を受け取る(出し子・受け子)
・違法薬物、金銭などの運び屋
・出会い系サイトのサクラ、チャットレディ
・使用済みの下着をネットやアダルト専門店で売る(ブルセラレディ)
・あらかじめ設定を知らされているパチンコ、スロットの打ち子
・銀行口座、携帯電話などの名義売買、名義貸し
・免許証、パスポート、通帳などの偽造クリエイター

こうした闇バイトの中は、知らないうちに犯罪に加担していたとしても、共犯とみなされる可能性が否めません。
末端だけ逮捕されて、黒幕はノーダメージという構造になっているのです。

闇バイトの募集方法

闇バイトの多くはTwitterで募集していることが多いようです。
「#闇バイト」「#裏バイト」「#即金」などのハッシュタグをつけてツイートし、興味がある人と交渉するほか、自ら応募する人も少なくありません。
中には、「#受け出し」「#運び」というハッシュタグもあり、違法行為とわかっている可能性があるやり取りも見られました。

その他、知人から紹介されるケース、大手求人サイトの審査をかいくぐって掲載されているケースの報告もあります。

若者が闇バイトから抜け出せなくなっていく理由

闇バイトで10~20代をターゲットとしている理由は、金銭的に困っている可能性が高いからです。

出典:厚生労働省ホームページ 平成 29 年 国民生活基礎調査の概況

また、単なるおこづかい欲しさから泥沼にはまるケースもあります。
特に10~20代の若者は、闇バイトを法的に解決できる知識や人脈がない場合も多く、無知につけこみやすいというのもターゲットになりやすい理由の1つです。

闇バイトは辞めさせてくれない

闇バイトは、仕事を受けた人を逃さない仕組みになっています。
応募時に身分証を回収されるので、逃げたくても個人情報を握られている恐怖があります。
Twitterでは、実際に逃げ出したと思われる被害者が、アカウント、顔バレ、個人情報をさらされているツイートも散見されました。
また、途中で抜けようとしても、違法行為をしていた「共犯」であることを強調し辞められないようにする巧妙さも特徴です。

闇バイトの見分け方

Twitterで闇バイトを募集しているアカウントは、次のような特徴があります。

闇バイトにありがちなキャッチコピー

闇バイトでよく見られるキャッチコピーには「楽、簡単」「高収入」「違法性がない、合法、ホワイト」であることをアピールするものが並びます。

例:
・誰でもできる仕事で高収入
・拘束時間○分で○万円!?
・簡単な作業で時給○万円~
・年齢問わず!学生歓迎即金○万円
・闇バイトでも非合法でもありません
・旅費・宿泊費・交通費全額負担
・即日、即金 など

サムネイルの傾向

闇バイトを募集しているアカウントは、サムネイルに使用している画像も工夫されています。よく見かけるものは、自然風景の写真、かわいいタッチのイラスト、有名なアニメキャラクターなど。募集している人に緊張感を持たせず、ホッとさせるような画像が比較的多いようです。

雇用契約や業務内容が不明

闇バイトは、具体的な仕事内容、報酬、就業規約は応募・面接時点で分からず、求人情報にも記載されていません。求人は信頼できる媒体を使って探し、求人情報に記載されている契約条件、就業条件が明確なものに応募するようにしましょう。
ただし、大手求人サイトなどでも出勤してみたら実は闇バイトだった…ということがあるので注意が必要です。

周囲の大人ができること

闇バイトに関するニュースの中には、男子高校生が犯罪に加担している自覚がないまま出し子をしていた事件の報告もありました。

インタビューを受けた家族が指摘しているのが、スマートフォンであまりにも簡単に闇バイトの仕事が見つかること。
また、ターゲットである10~20代の若者に、闇バイトの違法性に対する知識や抵抗感が養われていないという点も問題
です。

保護者の方や周囲の大人ができることとして、ターゲットとなりやすい10~20代の若者と闇バイトの危険性・違法性に対する認識を共有しあうこと、情報を交換し合うことがおすすめです。

まとめ

若者をターゲットにした闇バイトは、TwitterをはじめとするSNSを通じて簡単に見つかります。
しかし、どんなに簡単で高報酬だったとしても、家族や友人、現在の生活、個人情報、逮捕される可能性など、お金では取り戻せないリスクがあるのが闇バイトです。

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Moly.jp編集部

この記事の監修
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河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

簡単にお金を稼げるからと言って一度始めてしまうと泥沼から抜け出せない可能性が高いので、おいしい話には乗らず絶対にやらないようにしましょう。

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

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