「たのしい、みまもり。」とは。SECOMが新しい“みまもり”の価値を提案!?

みなさん、あの24時間365日「安心・安全」を掲げているSECOMが新たなビジョンを掲げて、新しいサービスを始めようとしていることをご存知ですか?

今回は、Moly.jpでは、その「安心・安全」に取り組むSECOMが新しいサービスを開始すると言う情報を入手、その全容を取材してきましたので、どうぞご覧ください。

現代の問題とは

いま、日本で大きく問題として取り上げられているのが「少子高齢社会」です。
特に、高齢者の数は年々増加傾向にあります。平成29年度版高齢社会白書によると、65歳以上の高齢者のいる世帯数は2372万4千世帯(全世帯数が5036万1千世帯)あり、そのうち65歳以上の高齢者のみ世帯数は1371万、そのうち約624万が高齢者の単独世帯です。

そして、一人暮らしのご高齢の4割超が孤立死(孤独死)を身近な問題と感じているという調査結果もあります。

ライトな見守りってなに?

さて、上記で高齢者世帯が増加しており、そして孤立死(孤独死)を身近な問題と感じていると述べましたが、高齢者に安全・安心に暮らしてもらうにはどうすればいいでしょう?

思いつくワードとしては「見守り」ではないでしょうか。
しかし、カメラやセンサーを使った見守りでは、「監視」や「見られている」ということに苦手意識を持つ方もいます。

では、この章のタイトルである「ライトな見守り」とはどういうことだと思いますか?
それは、「手軽で気軽な見守り」を指します。では次になぜSECOMが「ライトな見守り」に取り組もうとしたのかを聞いてみましょう。

SECOMの課題と発展した先は

(SECOM オープンイノベーション推進担当 リーダー 沙魚川久史さん)

「みなさん、「SECOM」と聞いたら何が思い浮かびますか?」
「オフィスのセキュリティ」や「ホームセキュリティ」、「監視カメラ」などといったサービスを思い浮かべる方が多いかと思います。SECOMは24時間365日「安心・安全」を掲げており、また近年では、ホームセキュリティを使った見守りサービスも提供しています。

しかし、言葉を並べてみると感じるように、一般の家で見守りの用途でホームセキュリティを導入するとなると少し“大げさ”であったり、“手軽さがない”といった見方もあります。

そこで、SECOMはもっと身近に、簡単に、見守りを重々しく感じない「ライトな見守り」に取り組めないかと考えました。初めて見守りを検討するような導入版として、ゆるやかな距離感で親御さんの見守りをしたい人はたくさんいるはずなのに、「手軽に見守りの体験を始めたい層の人たちに合わせたサービスがない!」ということに気がついたのです。また、見守りにおける「高齢者のベネフィット」も重要でした。そして「ライトな見守り」や「高齢者のベネフィット」とはどういったサービスかを考えた結果、今回ご紹介する「まごチャンネル with SECOM」が生まれました。

協働して「たのしい、みまもり。」を実現!?

(「まごチャンネル with SECOM」本体のホームユニット。家の形をした暖かみのあるデザイン)

SECOMが「ライトな見守り」および「高齢者のベネフィット」とは何かを模索するなかで、シニアの行動観察を通して「テレビ」に着目し、目を向けたのがIoTベンチャー企業チカクによる「テレビ」を用いるサービス「まごチャンネル」でした。

チカクはIoTを利用したサービスを作るベンチャー企業で「まごチャンネル」というサービスを提供しています。チカクは、「シニア・ファースト」をミッションに掲げており、彼らが開発した「まごチャンネル」はご家族がアプリで撮影した動画や写真を、親御さんのテレビに直接送信できるサービスになっています。直接テレビに送信ができることにより、スマートフォンやインターネットが不慣れなシニア世代でも簡単に操作ができ、いつでも家族が身近にいるような疑似体験ができるようにと開発されました。

「駆けつけ警備」や「見守りカメラ」といった、直接的なサービスが多かったSECOMにとって、間接的でなおかつ高齢者が喜ぶといったチカクの「まごチャンネル」のサービスは、「ライトな見守り」と「高齢者のベネフィット」につながるであろうと感じたと共に、従来の見守りで想起される“大げささや重々しさ”ではなく「たのしい、みまもり。」が実現できると思い、協働に至ったそうです。

SECOMは不安を減らす事を得意としたサービスは多いですが、楽しませることは得意ではなかったため、この「まごチャンネル」で楽しさを+(プラス)していきたかったと沙魚川さんは話します。

(「まごチャンネル」を開発した 株式会社チカク代表取締役 梶原健司さん)

まごチャンネル with SECOMとは

では、「まごチャンネル with SECOM」とは、どういったサービスなのかをご紹介します。

先ほどご紹介したチカクの「まごチャンネル」にSECOMがどのようなサービスを追加したのかというと、「みまもりアンテナ」です。
SECOMの「みまもりアンテナ」をチカクの「まごチャンネル」に接続することによって、コミュニケーションを楽しみながら、離れて暮らす家族を見守ることが可能になります。「みまもりアンテナ」とは環境センサーのことで、この環境センサーは「温度」「湿度」「照度」「音」を感知することができます。この4つの環境を感知することで、遠くに住むご家族の安否を確認することが可能になるのです。

感知したデータは、アプリ上で確認することができ、ひと目でご家族の家の状況を把握できます。カメラでの録画や録音も行っていないため、「見られている」や「監視されている」といったことを感じずに、気にせず過ごすことができるのが魅力です。

押し付けがましくない“安否確認”が魅力的!

(アプリで撮った写真や動画を送ると、ホームユニットの家の窓の明かりが灯り、お知らせしてくれます)

先ほど、手軽で身近な防犯ということで「ライトな見守り」ということを述べましたが、“押し付けがましくない”見守りも、この「まごチャンネル with SECOM」の最大の特徴と言えます。

“見守り”というと、どうしても“見守られている側”は「見られている」「監視されている」といった感覚になってしまいがちです。“見守る側”は見守れていることに安心感を得ることができますが、“見守られる側”は自分の情報を見られること自体に抵抗を持つこともあります。

しかし、この「まごチャンネル with SECOM」は映像などではなく、環境をお知らせしてくれるので、「見守ってるよ!!!」といった押し付けを感じることが少ないです。

見守られる実家側では、写真が届くとお知らせとして、「まごチャンネル」のホームユニットについてる窓に光が灯り、楽しみを増やしてくれるとともに、ほどよい距離感でご家族の安否も確認できる、それが新たにSECOMとチカクが発表した「まごチャンネル with SECOM」なのです。

実証実験に参加してくれたお客様の声

(マーケティング部パーソナルマーケット推進室 担当課長 伊達恵子さん)

実際にこのサービスを開発するにあたり、約100世帯ほどのご家庭に実証実験に協力をしていただいたそうです。実証実験を行った際のお客様の声には、下記のような声をいただいたそうです。

・「実家に写真を送ることによって、頻繁に電話をかけることになり、家族のコミュニケーションが厚くなった。」
・「話のネタが増えて、近所の人を家に招いて、一緒に見る楽しさもある。」

など、実際に97%の方がコミュニケーション量が増えたと答えたそうです。コミュニケーションが増えることはとても大切で、コミュニケーションを取ることによって防げる事件は多いです。

例えば「特殊詐欺」などがとてもわかりやすい例です。「オレだよ!オレ」とかかってきた電話で詐欺に遭ってしまう高齢者の特徴として多いのが、普段から家族と連絡をとっていないケースです。とっさの状況のとき、声の判別が鈍ってしまうことがあり、冷静な判断ができずに騙されてしまうことがあります。しかし、頻繁にコミュニケーションがあるご家族では、そのような特殊詐欺の電話には引っかかる可能性が低くなります。

このように、「まごチャンネル with SECOM」は程よい距離感での見守りをできるうえに、防犯対策もできる一石二鳥のサービスと言えます。

実際に河合が使ってみました!

取材を終えたあとに、防犯ジャーナリスト河合が、発売前の「まごチャンネル with SECOM」をお借りして石川県にある実家に設置してみました。

設置はおじいちゃんにやってもらいました。電源のコンセントとテレビに繋ぐケーブルをつなぐだけだったので簡単にできました。
そのあとチャンネルを合わせるだけで、「まごチャンネル」がはじまりました。まさに「まごチャンネル」!画面にも説明が出てますが、まごチャンネル本体のところの窓が点灯するようになっており、新しい動画や写真が届くとここが光ってお知らせしてくれます。

テレビ台のところにちょこんと置いてあります。フォルムも可愛くてどんなインテリアにも馴染みそうです。

実際にまごチャンネルがはじまりました。おじいちゃんもおばあちゃんも次々と映る孫たちの姿に大満足のようでした。


上図はまごチャンネルと共に提供されるアプリ「みまもりアンテナの画面」です。頻繁に実家のおじいちゃんおばあちゃんがまごチャンネルを利用し、見入ってるのがわかります。そして最後はお休みになったのもわかりました。


これがみまもりアンテナの各種センサーの表示です。温度、湿度、照度などから、まごチャンネルを使っていない時でも、安否が推測できるようになっています。カメラや録音などはされないのでプライバシーにも配慮されており、置いてもらう側のお宅も安心みたいですね。これによって、暑い時の熱中症や寒い時にちゃんと暖かくできているかがわかるのは、見守る側にとっても非常に安心できます。

おじいちゃんは「これはほんとにありがたい。子供が離れて暮らしてる高齢者世帯にすごい売れるんじゃないだろうか。」と話していました。

最後にセコムからのお知らせ

(今回取材にご協力いただいた、(左から)梶原健司さん・伊達恵子さん・沙魚川久史さん)

今回ご紹介した「まごチャンネル with SECOM」は2020年1月8日から販売をスタートします。また、販売開始に先駆けて、先着300名の方に最大6ヶ月無料の「たのしい、みまもり。」の先行体験キャンペーンを実施しますので、この機会にぜひお試しください。

たくさんの方に利用していただくことにより、多くのお声をいただき、更なるサービスの進化も考えていきたいので、たくさんのご意見・ご感想をお待ちしております。

株式会社SECOM: https://www.secom.co.jp/
株式会社チカク: https://www.chikaku.co.jp/

まとめ

今回、SECOMにお邪魔し「まごチャンネル with SECOM」を実際に使用したところ、遊び心がある上に安否確認もできるというサービスに、遠くで暮らす両親がいる方にぜひお勧めしたいと思いました。

普段離れて暮らす家族とまったく連絡を取っていない訳ではないですが、実際に電話やメールをしなくてもサクッと両親の状況がわかるのはとても安心できますし、写真が動画を見たこともお知らせしてくれるので、それが「あ、ちゃんと見てくれた!」と心が暖まる感じがしました。

見守りというと、堅苦しさや面倒くささを感じることがありますが、「楽しさ」と掛け合わせればもっと身近で取り入れやすいものになるので、ぜひみなさんも「ライトな見守り」から始めてみてはいかがでしょうか。

Moly.jp編集部

この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

今回、遠く離れた実家にまごチャンネルを設置しましたが、その簡単さやそっと見守る仕組みに非常に感心しました。防犯電話とセットで使ってもらいたいですね。

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。

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