【笑ってはいけない闇営業】暴力団や半グレ集団はもしかしたらすぐ近くにいるかも…

「闇営業」は、人気タレントがかかわっていたということもあり、大きな話題となりました。背景には反社会的勢力の存在も指摘されていて、知らずにかかわっている怖さがあるのではないでしょうか。

結局「闇営業」は何が問題だった?

「闇営業」という言葉は、吉本興業所属のタレントが、会社を通さずに仕事の依頼を受けた問題です。人気タレントが謹慎処分になったり、吉本興業との契約が書面を通さないものであることが発覚したりするなど話題になりました。

それだけなら、単なる会社と所属タレントの契約問題というだけの話なのですが、特に問題視されたのが、会社を通さずに受けた仕事が反社会的勢力のパーティーだったという点です。「反社会的勢力」とは、暴力団やその組織を構成する暴力団員、半グレといった準構成員などのことで、様々な犯罪の背後にいると言われています。

暴力団や半グレ集団はどれくらいいる?

普段、暴力団や半グレなどの存在は目に見えないような気がしますが、そもそも反社会的勢力はどのくらいいるのでしょうか?

出典:令和元年版 警察白書 暴力団情勢

警察白書の統計によると、2018年(平成30年)、暴力団構成員及び準構成員等の数は30,500人で、日本の総人口と比べると約2,000人に1人の割合です。

半グレのことを指す「準暴力団等」はその内14,900人、暴力団対策法に規定されている「指定暴力団」の構成員は22,300人です。2009年(平成21年)には、総数80,900人だったため、数としては確実に減ってきてはいます。

しかし、暴力団とは一線を画す半グレ集団が、暴力団にも劣らず組織化・凶悪化が進んでいることや海外系組織なども台頭し始めているため、まだまだ安心できる状況とは言えないようです。

暴力団や半グレは一般人と見分けがつかない!

暴対法が厳しくなって以降、警察の取り締まりも強化されています。
暴対法とは「暴力団対策法」のことで、反社会的勢力と無関係な市民がつながりをもたないように定められている法律です。そのため、反社会的勢力が関わっていることはあからさまにできず、構成員は暴力団や半グレであるとはわからないような外見であることも多くあります。

実際、「闇営業」で謹慎処分を受けた吉本興業所属タレントも、反社会的勢力であるという判断はできなかった、反社会的勢力が関わるパーティーとは知らなかった…とコメントしています。

また、一般企業と思って入社したら、実は反社会的勢力が経営していた…という報告もあります。中には、暴力団を抜けてまじめに働いている人に嫌がらせをして、隠れみのの役割を果たさせようとすることもあるようです。

もしかしたら身近に反社会的勢力が…

暴力団や半グレ集団などの反社会的勢力かどうか判断できない、というのはよく考えるととても怖いことではないでしょうか。

見た目でわからないということは、知らずに身近な存在になっていても避けられないということでもあります。

暴力団や半グレ集団の資金源としては、覚醒剤など違法薬物の売買、拳銃の売買、女性を風俗で働かせる、みかじめ料といった犯罪行為が一般的ですが、実は、タピオカが暴力団員の資金源になっているという噂もあります。

本当にタピオカが反社会的勢力の資金源となっているのか、真偽のほどはわかりませんが、少なくとも、私たちが考えている以上に彼らと接触する可能性は高いと考えられます。

いつの間にか加害者になっていることも

暴力団や半グレ集団は、お金が稼げればその方法はなんでもいいと考えているようです。
極端に言うと、稼げるのであれば合法なことも非合法なことも垣根なくやるということ。だからこそ、吉本興業の事例を見てもわかるように、びっくりするようなところに反社会的勢力が関わっているということもあるのです。

また、反社会的勢力が関わる犯罪被害にあうだけでなく、知らずに加害者にならないよう注意することも必要です。暴力団や半グレ集団が背後にいる犯罪は、末端に無関係な一般人が関わっていることも珍しくありません。

例えば、最近問題になっている闇バイトは、反社会的勢力が警察の捜査を避けるためにTwitterや知人経由で求人募集することも多いです。貧困で苦しんでいる方や、おこづかい稼ぎ感覚で気軽に参加してしまう方など、若い世代が自ら応募するケースもあります。
一度かかわりを持ってしまうと、抜けたくても抜け出せない泥沼に落とされてしまうので要注意です。

まとめ

流行語大賞で話題になった「闇営業」ですが、反社会的勢力の存在を再認識させてくれる点では、まだまだ注目すべき点があるのではないでしょうか。
「知らないうちに反社会的勢力に資金提供していた…」「実は反社会的勢力に協力してしまっていた」とならないように、反社会的勢力との意外な距離の近さやかかわってしまった場合の怖さを改めて認識しておきましょう。

▶︎【何がきっかけで泥沼に…】闇バイトで若者がターゲットになる理由とは

Moly.jp編集部

この記事の監修
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河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。出演実績:「ビートたけしのTVタックル」「ホンマでっか!?TV」

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