【盗撮】温泉の脱衣所は危険アリ!その手口と怪しい人物を見分けるポイントは?

年末年始、皆さんはどのような過ごし方をされましたか?実家に帰省したり、家族や友人と旅行に出かけたり、それぞれが楽しい時間を過ごしたと思います。なかには家族で温泉に入られた方もいたのではないでしょうか。心身ともに癒される温泉。しかしそこには本人が気付かないうちに被害に遭う、盗撮の危険があるのです。

今回は連休が重なり家族連れが多いこの時期に注意したい、温泉での盗撮について紹介していきます。

どんな手口があるのか

温泉で盗撮被害が一番多いのが脱衣所です。入浴前は周りに警戒していても、入浴後は温泉に癒されて油断しがちになり、無防備になってしまいます。犯人はそういった隙を狙って犯行に及ぶのです。

それでは一体どんな手口があるのでしょうか。盗撮の手口として多いのは、次の4つです。

置き撮り
脱衣所に設置されている棚やロッカーを利用して、自身が持ってきたカバンの中に小型カメラを仕込んで撮影。脱衣所のどこかに小型カメラを常に仕込んで盗撮している場合もあります。

追い撮り
お風呂セットの入ったポーチに小型カメラを入れて、脱衣所内をウロウロしながら撮影。最近ではメガネ型カメラになっているものもあるので、それで盗撮していたりもします。

スマホで盗撮
誰もが持ち歩くスマートフォン。近年は盗撮被害防止のために脱衣所への持ち込みを禁止している場所もありますが、シャッター音を消すアプリを入れてしまえば誰でもこっそり撮影することは可能です。

女性が盗撮をする
これが一番悪質です。盗撮するのは男性だと思われがちですが、実際に脱衣所に入れるのは女性のみ。女性が同じ女性の裸を撮るはずがない、という油断した気持ちを利用して盗撮します。盗撮をする女性はほとんどが男性と手を組んでいて、盗撮した画像や動画を相手に渡す代わりに報酬を貰っているのです。

「盗撮」はどんな罪になる?

もし盗撮被害に遭ったら、どうすればいいのでしょうか。そもそも「盗撮罪」というものは存在するのか。

残念ながら「盗撮罪」というものはありません。
盗撮という行為自体はやっていはいけないことなので、別の違反行為として警察に訴えることはできます。

迷惑防止条例違反
こちらの詳しい内容は各都道府県によって異なるので、ここでは東京都の例を挙げます。

何人も、正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行為であつて、次に挙げるものをしてはならない。

次のいずれかに掲げる場所又は乗物における人の通常衣服で隠されている下着又は身体を、写真機その他の機器を用いて撮影し、又は撮影する目的で写真機その他の機器を差し向け、若しくは設置すること。

イ 住居、便所、浴場、更衣室その他人が通常衣服の全部又は一部を付けない状態でいるような場所
ロ 公共の場所、公共の乗物、学校、事務所、タクシーその他不特定又は多数の者が利用し、又は出入りする場所又は乗物(イに該当するものを除く)

(東京都迷惑防止条例 盗撮行為の禁止条文 第5条第1項より)

罰則は1年以下の懲役又は100万円以下の罰金です。

軽犯罪法違反

のぞき見
第1条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
第23号 正当な理由がなくて人の住居、浴場、更衣場、便所その他人が通常衣服をつけないでいるような場所をひそかにのぞき見した者

(軽犯罪法第1条23号より)

軽犯罪法ではのぞき見を禁止事項として記載していますが、そこには盗撮も含まれています。

こちらの罰則は拘留が1日以上30日未満か、科料として1000円以上1万円未満。
ちなみに拘留とは「禁錮」よりも軽い刑罰で、刑事施設で身柄拘束をされること。同じく科料についても「罰金」よりも軽い罰金のことを指します。

児童ポルノ規制法
被害対象によってはこちらも該当します。
例えば、家族で温泉に来て、お父さんと一緒に男湯に入る女の子も見かけますよね。まだ小さい子だから大丈夫!と安心してはいけません。女児を狙ってくる盗撮犯もいるんです。

法律でも次のように、児童の盗撮について定義しています。

ひそかに児童ポルノに係る児童の姿態を写真、電磁的記録に係る記録媒体その他の物に描写することにより、当該児童に係る児童ポルノを製造した者。

「ひそかに」というのは、描写の対象となる児童に知られることのないような態様でという意味のこと。つまり児童が利用する脱衣所や浴場で盗撮する場合を指します。

罰則は3年以下の懲役、又は300万円以下の罰金です。

温泉の脱衣所ではこんな人に気を付けよう!

温泉に行ったときには、以下のような怪しい行動をしている人に注意しましょう!

挙動不審な人
辺りを見回してキョロキョロしている人、脱衣所で荷物を持ったままウロウロしている人、なかなか浴場に行かないで長時間脱衣所にいる人は危険です。

じっと見てくる人
メガネを付けたまま他人の裸をじーっと見てくる人、女児や男児をずっと見てくる人、このような人は怪しいです。

盗撮対策

それでもやっぱり温泉には入りたいですよね。でも自分の裸を撮られて、ネットなどにはアップされたくない…。そのためには自分で盗撮対策をするしかありません。対策として挙げられるのは、

人の多い時間帯は避ける
人が多い時間帯は、盗撮犯も紛れやすいです。できるだけ空いてる時間帯に行きましょう。

棚やロッカーの中・下段で怪しいものがあったら使わない
何かとものを隠しやすい脱衣所。死角も多いので、小型カメラを設置していても周囲からは気づきにくいです。もし少しでも怪しいものを見つけたら従業員に教えたり、その場所は避けて利用しましょう。

少しでも不審だと思ったら女性でも注意する
脱衣所には女性しかいません。絶対安全だとは思わずに、周囲を軽く見まわして怪しい人がいないか確認してください。

男湯に入る女児の盗撮には気をつける
お子さんと入るときも注意が必要です。狙われるのは大人だけでも、女児だけでもありません。男児も対象になります。

まとめ

温泉となるとつい油断しがちですが、そこにはたくさんの犯罪も潜んでいます。とくに盗撮は近年問題になっており、スマートフォンや小型カメラの普及が指摘されています。

少しでも怪しいなと思ったら、その人の近くには行かないよう距離をおきましょう。

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Moly.jp編集部

この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。出演実績:「ビートたけしのTVタックル」「ホンマでっか!?TV」

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