【ストーカーに遭いたくない】1月23日「電子メールの日」にメールの危険性を再検討!

カレンダーを確認すると、毎日のように記念日があります。その中でも防犯上、特に注目したいのが1月23日「電子メールの日」です。

電子メールの日とは

「電子メールの日」は1994(H6)年に現Eジャパン協議会(当時の電子メッセージング協議会)が、電子メールの普及を目的に制定しました。1月23日が選ばれたのは、1(いい)23(ふみ)の語呂合わせからで、総務省も同様に毎月23日をふみ(手紙)の日と制定しています。

電子メールに関する法律

実は、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)」という、電子メールに関する法律もあります。
2001(H13)年ごろ、携帯電話が一気に普及したことにともない、迷惑広告メールが大きな問題となりました。それを受け、2002(H14)年に特定電子メール法が施行。
広告を目的として商品や企業情報を記載したメールは事前にメールの送信許可を得ないと送信できないこと、メールの書式についてなどが定められ、罰則もあります。

電子メールのリスク

電子メールは、私たちの生活になくてはならないものになっています。
フリーメールサービスなどを利用されている方も多く、写真やワード、エクセル、パワーポイントといったファイルを添付したり、電子メール内で検索したりできるので便利です。しかし、実は防犯上、取り扱いが要注意なツールでもあります。

・送信設定時、人の手によるミスで企業の機密情報が流出してしまう
・マルウェア、スパムメールなどの悪意あるメールが送られてくる
・フィッシング詐欺で個人情報が流出する

電子メールやSNSは勘違いを招く?

電子メールだけでなくSNSも含め直接顔を合わせないコミュニケーションは、本来の意味と違った意味で伝わってしまうこともあります。

例えば、「素敵ですね」という言葉はほめ言葉としても使えますが、シチュエーションや間柄によっては皮肉や嘲り、社交辞令の意味で使う場合もあります。直接顔を合わせてのコミュニケーションであれば、表情や視線、声のトーンなどから相手が込めたニュアンスを読み取れることもありますが、電子メールやLINEなどのSNSでは誤解や勘違いを招く可能性があるのです。

また、SNSの文章で文脈を勘違いされた事例として、渋谷ハロウィンについての藤田ニコルさんのツイートとそれに対する反響がわかりやすいです。

藤田ニコルさんのツイートは、あくまでも加害者が悪いということを大前提としたものでした。

しかし、違う意味で解釈してしまった方も多く、中にはレイプカルチャーの事例として非難する声や、痴漢を肯定する意見として賛同する声もありました。
特にストーカーやその素質がある人は、自分に好意を寄せていると勘違いしやすかったり、自分にとって都合良くねじ曲がった解釈をしたりしやすい傾向です。
最悪の場合、1通の電子メール・SNSの投稿がストーカーを勘違いさせてしまう可能性も否めないのではないでしょうか。

電子メール・SNSはストーカー定番のコンタクトツール

さらに、ストーカーはターゲットとの接触方法、つきまとい方法としてもメールやSNSを利用します。

ストーカーがメールを悪用した犯罪事例

2012(H24)年 神奈川県逗子

ストーカーの男が元交際相手の女性を刃物で刺殺した後、同アパートで自殺した事件です。男性は女性へのストーカー・つきまとい行為として大量のメールを送信していて、その数は1,000通にも及ぶと見られています。

2011(H23)年 長崎県西海市

ストーカーが、ターゲットの家族を殺害してしまうまでに至った事件です。
加害者は、同棲していた元交際相手へのモラハラ・DVで警察から厳重注意を受け、三重の実家に連れ戻されていました。元交際相手の女性も自分と同様実家に帰ったと思い込み、女性の実家である長崎で女性の母親と祖母を刺殺。高校生の弟からの通報により事件が発覚しました。▶︎【今日の事件簿】相手の家族を殺害!長崎ストーカー殺人事件とは

2019(R1)年 山口県下関市

無職の男(当時32才)が福岡県の女性にLINEをしつこく送ったとして、ストーカー規制法違反で逮捕された事件です。
男は元長崎地検厳原支部の検察事務官で在職中にも別の女性につきまといを繰り返し、在宅起訴、懲戒免職となっていました

まとめ

電子メール、SNSは仕事・プライベートにかかわらず、私たちの生活に欠かせないものとなっています。しかし、便利で気軽に使えるツールだからこそ、「おおよその意味が伝わればいい」ということにもなりがちです。
日常的に使う機会が多いため、受け取った相手がどのように思うのか、客観的にチェックしてから送るクセをつけていきましょう。

▶︎【注意】満員電車でスマホを覗かれる?ストーカー被害のきっかけにもなる危険な状況とは

Moly.jp編集部

この記事の監修
河合さん写真
河合成樹
防犯ジャーナリスト/防犯設備士

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。出演実績:「ビートたけしのTVタックル」「ホンマでっか!?TV」

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