性犯罪の中でも最も許しがたい事件は強制わいせつです。被害に遭ってしまった方は精神的なショックで事件に遭遇した場所に訪れることができなくなってしまうこともあります。
本記事では大阪で発生した悪質な強制わいせつ事件を紹介し、女性が被害に遭遇しないために、身を守るためにはどのようなことが必要であるかを紹介します。
カップルを装い強制わいせつ行為をおこなった男
エピソード概要
大阪メトロの駅や電車内で10代の少女に暴行をくわえた男が逮捕されました。男は大阪メトロの電車内で10代後半の女性の胸を触り痴漢行為をおこないました。
それだけに留まらず、中津駅で少女を無理やりおろし、頭を押さえつけるなどの暴行をした疑いです。男の犯行はかなり悪質。被害女性の腰に手を回しカップルに装い、周囲に気づかれないよう犯行をおこなっていました。男はそれ以外にも10代、20代の女性の胸を触るなどの犯行を繰り返しおこなっていました。
参考文献:関西テレビ放送 関テレ(2020年1月28日の記事を参考に作成)
事件のポイント
・カップルを装い周囲に気づかれないように犯行を実行した
・同様の犯行を複数の女性に対しおこなっていた
今回のように、性犯罪者の中には悪質な犯行を繰り返しおこなっていることもあります。このような犯罪者にいつ遭遇してもおかしくありません。性犯罪から身を守るためにどのようなことが必要なのかこの事件をきっかけに改めて考えていきましょう。
対策ポイント1 周囲に気づいてもらう工夫をする
痴漢等の被害に遭遇した場合、周囲に助けを求めることが大切です。しかし、大声を出すことで助けを求めることができることもありますが、恐怖のあまり声が出せない状況も考えられます。このような事態を回避するために、防犯ブザーなどの携帯も検討しておきましょう。
防犯ブザーを携帯しておけば、恐怖のあまり声を出すことができなくても周囲に危険を知らせることができます。我慢をしてしまうと犯罪者に好き勝手される可能性があるので、必ず周囲に助けを求めるようにしてください。
対策ポイント2 犯罪情報をチェックしておく
性犯罪者の中には今回の犯罪者のように繰り返し同じエリアで犯行を実行しているケースもあります。このような犯罪に遭遇しないために大切なことは犯罪が発生しているエリアに近づかないようにすることです。警察署や自治体が発信している犯罪情報をチェックし、自分の身を守るようにしましょう。
対策ポイント3 護身術を身につける
不審者に対して最低限の対抗策を持っている危機から逃げ出すことができる可能性があります。そこで最も有効な手段が護身術です。最近では、警察のアカウントやYouTubeで護身術を紹介している動画が多くあります。動画を参考にして護身術を身につけるようにしましょう。
動画ではよくわからないという方は、警察署や警備会社が主催する防犯セミナーに参加すると護身術を学ぶことができることもあるので、自分の身を守るために護身術を身につけることも検討しておきましょう。
まとめ
悪質な性犯罪から身を守るために必要なことは十分な備えをすることです。警戒心が薄れている相手をターゲットにして犯行をすることが考えられるので、犯罪から身を守るためにも日頃から危機意識を持って行動をするように心がけてください。
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Moly.jp編集部

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。出演実績:「ビートたけしのTVタックル」「ホンマでっか!?TV」