どの犯罪に巻き込まれても怖いですが、特に怖いのは相手がわからない・何が目的かわからないストーカー行為ではないでしょうか。ストーカーにターゲットにされてしまった場合、最悪引っ越しを視野に検討しなければならないこともあります。
今回は、ストーカー行為を何度も繰り返した「ドアスコープお兄さん」のお話を紹介します。ストーカーの被害に遭遇しないよう、日頃から警戒をするように心がけましょう。
自宅に何度も押しかけた悪質なドアスコープおじさん
エピソード概要
兵庫県で、女子大生の自宅のドアスコープをのぞき続けていた男が逮捕されました。男は、女子大生の自宅近くを訪れ、玄関のドアの新聞受けやドアスコープから室内をのぞこうとしていました。
ドアスコープをのぞいた回数は28回。男は女子大生にターゲットを絞り何度も同じ犯行をしていたことが考えられます。事件は防犯カメラの映像を通して発覚。しかし、男女に面識はなく、女子大生は犯行に気づいていませんでした。男が女子大生に対して勝手に好意を抱き、犯行に及んでいたのではないかと考えられます。
参考文献:神戸新聞NEXT(2019年11月9日の記事を参考に作成)
事件のポイント
・男は何度も女子大生宅のドアスコープをのぞいていた
・女子大生は男の犯行に全く気づいていなかった
今回の事件はただドアスコープを覗かれていただけで、女子大生に対して直接的な被害は報告されませんでした。しかし、このような状況が続いていたら、場合によっては事件に発展していた恐れがあります。今回のような事件を回避するために、どのようなことに気をつける必要があるのでしょうか。
対策ポイント1 オートロックマンションに住む
今回女子大生がどのような住宅に住んでいたか発表されていませんが、男がマンションに住んでいないことから、オートロックではない住宅に住んでいた可能性があります。オートロックではない物件の場合、今回のように見知らぬ男が家に簡単に侵入することができます。
今回のようにストーカーのターゲットにされた場合、女性宅に侵入する可能性は高いので、できるだけオートロックマンションに住むように心がけましょう。
対策ポイント2 ドアスコープカメラを設置する
今回は防犯カメラによって男の行為を特定することができたものの、場合によってはドアスコープをのぞいてことを証明することができないケースもあります。このような事態を想定して、ドアスコープカメラを設置することをおすすめします。
ドアスコープカメラを設置すれば、のぞき行為がおこなわれていたという証拠にもつながり、犯人逮捕の証拠につながります。ドアスコープカメラを設置することができない場合は、半透明のビニールなどで覆い外から中の様子を伺えないように工夫をするようにしてください。
対策ポイント3 不審者情報をチェックする
近隣地域で不審者がターゲットを探している可能性も無いとは言い切ることができません。犯罪から身を守るために、日頃から犯罪情報をチェックして危機対策意識を高めておくようにしましょう。
まとめ
もし自宅周辺の異変に気付いた時はすぐに警察に知らせ地域のパトロール強化をしてもらうように心がけましょう。
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Moly.jp編集部

Moly.jpの運営やAIST:産業技術総合研究所(産総研)との犯罪予測の共同研究や防犯対策の講演活動、メディア出演などを通じて防犯の啓蒙、社会実装に取り組んでいる。公益社団法人日本防犯設備協会認定の防犯設備士(第19-29640号)。出演実績:「ビートたけしのTVタックル」「ホンマでっか!?TV」