コロナの影響で外出自粛が続く中、需要が増加しているのが宅配。
最近では食事のデリバリーもかなり需要が伸びてきて、ヘビーユーザーになっている人もいるのではないでしょうか。
家になんでも届けてもらうことのできるようになった便利な時代ですが、そこを狙ってくる犯人がいることもまた事実。
今回は、アメリカ・ワシントン州で実際に起こった「置き配」の盗難事件をご紹介します。
看護師姿の女性2人組が置き配の荷物を盗む被害が発生
CNNによると、アメリカ・ワシントン州で置き配の盗難事件が発生したとのことです。
(CNN) 米ワシントン州の住宅地で先週、2人組の女が看護師に扮し、民家の玄関先に配達された荷物を奪って逃げる事件が発生した。
同州ケニウィックの警察によると、防犯カメラに容疑者とみられる2人が映っていた。手術着に名札のようなストラップを下げ、1人が手袋をした手で荷物をつかんでいる。
29日に荷物を盗まれた家の住人は、本物の看護師と警官の夫婦だった。妻ミシェル・サンティアゴさんは当日、仕事に出ていて留守だったと話す。
ミシェルさんによれば、家に設置してある防犯システムのビデオを見ると、午後3時頃に配達員が荷物を届けた後、5分もたたないうちに女がやって来て、それを持ち去る場面が映っていた。
荷物の中身は、夫が仕事道具を収納するために特注した整理ボックスだったという。
配達直後に持ち去られたため、「たとえ家にいたとしても取りに出るのが間に合ったかどうか分からない」と、ミシェルさんは話す。
ミシェルさんがこのビデオを近隣住民の会と共有したところ、同様の事件はほかにも複数起きていたことが明らかになった。
警察は2日にビデオを公開して地域住民に協力を求め、2人組の行方を追っている。
記事引用元;CNN
まだ犯人は捕まっていないようです。今後も似たような事件が発生することが考えられます。
また、配達してすぐに持ち去られたということで、対応が非常に難しいケースのように思います。
盗難を防ぐにはどうしたらいい?
置き配の盗難を防ぐためには、色々な対策を考えなくてはいけません。盗難被害に遭いにくくするための方法をいくつかご紹介します。
受け取れる時は対面で受け取る
まず、できる限り対面で受け取るようにしましょう。
特に小さくて高価なものは対面で受け取るのがいいでしょう。持ち運びが楽なものは狙われやすいです。
防犯カメラを設置する
防犯カメラを設置するのも効果的です。
しかし、賃貸だと設置が難しいケースもあります。大家さん等に相談したり、場合によっては「防犯カメラ作動中」といったシールを貼って警戒していることをアピールするのも良いでしょう。
置き配用のボックスを購入する
置き配の需要増加によって、家の外に置いておける置き配ボックスが販売されています。
今後は買い物の方法も変わって配達してもらうのがメインになっていくことも考えられます。ご自身の住んでいる住居にあったボックスを購入してみてはいかがでしょうか。
なお、置き配用のボックスを購入する際は、多少値段が張っても鍵付きの物を選ぶようにしましょう。鍵がついていなければ、雨風から配達物を守るだけで盗難のリスクはほとんど変わりません。鍵のついていない物であれば、最低限の対策としてダイヤル式の南京錠を設置するなどの対策はするようにしましょう。
Uber eatsの置き配は便利だけど要注意
飲食店のデリバリーサービスとして有名なUber eatsですが、置き配にも対応しています。手が離せない状態でも受け取ることができて非常に便利ですが、注意しなくてはいけないこともあります。
違うところに置きっぱなしになってしまうリスクがある
まず、Uber eatsの場合は基本的に配達員が素人です。住所の読み方などを正確に理解しているというわけではなく、中には外国籍の人がいてコミュニケーションが上手くとれないケースもあります。
そんな時、直接受け取りではなく置き配にすると全く違うところに食品を置いて行ってしまうことも考えられます。基本的には配達員と電話やチャットでやりとりできるのであまり心配はありませんが、誤配達のリスクが少々高いところはよく考えて利用しましょう。
いたずらされるリスクもある
置き配を利用するということは、一定期間、外に食品が放置される時間があるということです。配達してからすぐに引き取れるなら問題はないでしょうが、誰かにいたずらされるリスクがあります。
マンションなどの共同住宅の場合、共用エントランスには防犯カメラが設置されていることが多いですが、各階の廊下には防犯カメラが設置されていないことがあります。そのため、同じマンションの住人がなにかいたずらをした場合に証拠が残らないケースがあります。
また、なにもいたずらをされなかったとしても虫などが混入する場合もありますし、長時間外に置いておく状況は作らないようにしましょう。
置き配は便利ですが、できるだけ外に放置する時間を短くできるように工夫が大切です。特にデリバリーサービスでは衛生面のリスクも考慮し、すぐに引き取るようにしましょう。