最近ではあらゆる商品において防犯タグがつけられています。 もちろん、窃盗に対しての万全対策です。
普通の人たちは、防犯タグの外し方など考える必要は本来ないのですが、中には商品を購入したというのに防犯タグがつけられたままだったということがあります。
店舗で会計をしている店員さんもしっかり防犯対策をしているものの、ここあたりはちょっとゆるいという感じはあります。
本来防犯タグの外し方は専用の機械でやっているので、相当に厄介だと思ってしまうのではないでしょうか。
今回クローズアップの問題は、防犯タグの外し方についてです。
同時に万引きの犯罪についても検証しましょう。
1.防犯タグの外し方
海外のサイトで洋服を購入するというケースも最近増えていますよね。
そんなときにも、かなりしっかり防犯タグが取り付けられてあるケースがあります。内側から見ても、メタルピンがガッチリとはまっています。
もしもお店で購入したのならお店に戻って外してもらえばいいですが、海外の購入ではなかなかスムーズに行きません。 なんとか自分で外すことができるのでしょうか。
2.防犯タグの仕組み
日本国内だけでなく、海外においても万引きは深刻な問題であり、いろいろな対策がされている状況です。
防犯タグを導入しているお店は、決して日本だけではありません。
防犯タグを商品につければ、犯人に対しての警告にもなるでしょう。
防犯タグは、店舗から離れた場所に移動させればブザーが鳴ったり、ケーブルで商品抜き取りを防止するものなどいろいろなタイプのものがあります。
無理に防犯タグを引き剥がしてしまうとインクが飛びだしてしまうものもあります。
防犯タグには解除しなければブザー音が鳴る仕組みがあります。お店には当然 解除する器械があり、購入した商品から外されることになります。
防犯タグを外したいと思っている人からすれば簡単に取れたほうがいい訳ですが、それではセキュリティーが甘くなってしまうでしょう。
防犯タグはちょっとやそっとで外せなくて当然なのですが。
商品購入後も防犯タグがついたまま状態だったとき、このような方法を試してみましょう。
3.フォークで外す
まず防犯タグの外し方ですが、用意するのは2本のフォークです。
家の中にあるもので手っ取り早く外してしまいましょう。
金具ピン側の隙間を見つけフォークをねじ込ませてください。怪我しないように注意しましょう。
そして反対のプラスチックを外向きに捻って、上手く行けばこの時点で折れて外れてくれるでしょう。
上手く行かない時には2本目のフォークを使用してプラスチック側に差し込んで行きます。2本のフォークを使用すればかなり確実性は高いです。
4.燃やしてしまう
更に、防犯タグの外し方として、燃やす方法があります。 山型の防犯タグなら、そのような選択肢もありでは。
プラスチックの一部を燃やし、あとはニッパーなど使用してストッパーを外せば、鋲を外すことができるでしょう。
5.のこぎりやニッパーを使う
次の防犯タグの外し方はのこぎりやニッパーを使う方法です。 のこぎりやニッパーで、プラスチックの頭を取り、ストッパーを外します。
荒技は荒技なので、怪我しないように頑張ってください。
6.ドライヤーとZippoオイル
防犯タグが、シールということもあります。
そのような防犯タグの外し方は、ドライヤーとZippoオイルを使用します。
粘着部分を、丁寧にZippoオイルを染みこませて、ドライヤーの熱をあてれば効率よく剥がれて行ってくれることでしょう。
7.輪ゴムを使う
ケースバイケースで、いろいろ外し方に挑戦してみてください。今回防犯タグを外すために輪ゴムを使用します。
丸い留め具の反対側のプラスチックから突き出たインクカートリッジのある防犯タグのカートリッジを下にして、防犯タグがついている部分を引っ張り出します。
インクが飛びだしてしまうこともあるので、被害を最小限に留めるようにそれ以外のものとは離しておきましょう。
次には、留め具と衣服のあいだに輪ゴムを滑り込ませて、留め具をゆるめて行きます。
インク部分を持ち上げて、一方では留め具を引っ張り外し、ある程度の力がかかれば防犯タグは外れてくれることでしょう。それで外れない場合は、何本も輪ゴムを使って挑戦してください。
8.冷凍する
防犯タグの外し方として、凍らせる方法もあります。衣服まるごと冷凍庫に入れてしまってください。
一晩あたりそのままの状態にしておいて、防犯タグを引っ張り剥がします。輪ゴムを使うのもいいでしょう。
インクは凍った状態のままなので、飛び散る心配もこの場合考える必要はありません。
9.深刻な万引きの問題
防犯タグの外し方など解説をすれば、何か犯罪を助長しているように思われてしまうかもしれないですよね。
しかしもちろんそうではなく、お店が万引きに対して深刻な被害を受けているため、もはや防犯タグは当たり前の対策のひとつです。
ほとんどのお店で実践しているから、私達が今度は購入して来た時に防犯タグがついたままの被害に悩まされることになります。
果たして防犯タグという発想によって、万引きの問題は解決に至ったのでしょうか。
海外では防犯タグに抵抗するために、犯人たちが、ブースターバッグなるものを考案したということです。
ブースターバッグなる商品が、海外で簡単にネット販売などで購入出来るということではありませんが、犯人たちは防犯タグに抗戦するために、自分でアルミ箔を使い考案したと言います。
防犯タグのある商品をそのままブースターバッグに入れてしまえば、 商品にアタッチされているICタグは磁気・電波が遮断されてしまい、全く検知がされないということです。
ブースターバッグ自体はそれほど難しい知識がなくても作れてしまうから、相当海外ではブースターバッグによる被害を被るようになってしまったということです。
ブースターバッグなる存在があれば、犯罪集団は商品を一個盗むという小技ではなく、ごっそり持って行ってしまうことでしょう。
防犯タグで万全対策が出来ていると安易な気持ちであれば、日本でもこのようなブースターバッグが流行り、再びお店は倒産に瀕する万引き被害の危機を迎えてしまうかもしれません。
日本では防犯タグの成果があったと見ていいか、万引きの率は実際に低下の傾向はあります。
全体としては2005年までは急増の傾向がありました。 2009年は一時的に再び増加に転じたものの、あとは、減少傾向は見てとることができます。
まさに万引き率が減少する事態は、商店にとって喜ばしい事実以外何ものでもありません。それでも現在でも相当の万引きの犯罪が行われており、被害を受けている商店がいまもあるのは事実です。
ちょっと以前までの傾向は、特に未成年の万引き率は減少傾向にあるものの、比較して高齢者の方々の万引き率が高まっていました。
高齢化社会に日本が突入したことも理由としてあるのかもしれません。
その高齢化社会の万引き率も、最近では減少傾向と言います。
10.まとめ
いかがでしょうか。
とにかく、防犯タグが、万引き率の低下に貢献していることはほとんど間違いはありません。
万引きは捕まらないという安易な気持ちでなんでもない人たちが起こしやすい犯罪です。そのような人たちに対して、防犯タグは確実に抑止力になってくれていることでしょう。
逆に言えばこの現代社会において、購入した商品に防犯タグがついていて困っている人たちがいても、ある意味仕方のないことかもしれません。
いざという時は、お話しした防犯タグの取り方を試してみてください。
Moly編集部
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