盗聴器発見アプリは本当に盗聴器を見つけられる?

スマホで使える盗聴器発見アプリがあります。

人には言いにくい盗聴器疑惑、アプリをダウンロードして発見できればいいのですが、果たして、スマホのアプリで本当に盗聴器を見つけられるのか、根拠があるのか、調べてみました。

身近になってきた盗聴器

小説やドラマの中だけでなく、最近は、実生活でも盗聴器を仕掛けられたという話を聞くことが多くなっています。

スパイ映画の中のような話ですが、アメリカがドイツの首相の電話を盗聴していたとか、トルコのサウジアラビア大使館で殺害された事件で殺害の様子が外に漏れたのは新聞記者の電話や大使館の電話が盗聴されていたからだ、

といった話がニュースで飛び交っています。

普通に生活している人たちの間にも、盗聴器は浸透しているようです。

離婚したい人が家に盗聴器をしかけて配偶者の様子を探っていたとか、会社に盗聴器を仕掛けられて入札を逃した、といった話を身近に聞かれたこともあるのではないでしょうか。

確証はないけれど、自分の家にも仕掛けられているのではないかと心配になることがあるかもしれません。

本当にあると確証があるわけではないから、お金をかけて専門家に頼むほどではないという場合、盗聴器発見アプリを使って自分で見つけるというのは、良い案のように思えます。

盗聴器発見アプリとは?

盗聴器発見アプリは、盗聴器を発見するために、スマートフォンにインストールして使えるアプリです。

①iPhoneの場合

2018年12月現在では、盗聴器発見アプリでヒットするのは、「iSpaceSearch」だけです。

このアプリは、スマホ単体では使用できず、盗聴器や隠しカメラの発見器であるEGM-2012iSPAと連動して動きます。

EGM-2012iSPAとiPhoneをBluetoothで接続すると、アプリからEGM-2012iSPAを操作できるようになります。

「盗聴」を選んでスイッチを押すと、EGM-2012iSPAがまずはアナログ電波を探し始めます。周波数を探知すると、アプリに表示されます。

アプリに表示されたリストの中から、盗聴器の周波数を選択し、盗聴器の探知をします。

探知モードの時に、EGM-2012iSPAの近くに盗聴器があるとハウリングするので、盗聴器を見つけられます。

この場合、盗聴器を発見するのはiPhoneではなく、EGM-2012iSPAなので、盗聴器発見アプリとは言えないかもしれません。

②アンドロイドOSの場合

アンドロイドOSの場合、ショップまたはストアで「盗聴器発見」と入力して検索すると、いくつものアプリがヒットすると思います。

ただし、これらのアプリをダウンロードするページに進むと、盗聴器発見には使えないことがわかります。

商品の詳細情報に、ドッキリソフトであることが明記されていたり、使用説明書に盗聴器を発見できない旨の記載があったりするものは、良心的です。

そういった情報がない場合も、口コミ情報を読むと、「盗聴器の真上で作動させてみたけれども、全く反応しなかった」といった口コミばかりで、全く使えないアプリであることがわかります。

なぜスマートフォン盗聴器発見アプリは使えない?

スマートフォンにインストールして盗聴器を発見するアプリが使えないのは、ハードが対応していないからです。

スマートフォンにアプリをインストールすると、インストールする前にはできなかったことができるようになります。

例えば、ゲームアプリを入れればゲームで遊べるようになりますし、銀行のアプリを入れると振り込みや送金などもできるようになります。

それは、そのアプリを動かす機能が、既にスマートフォンに搭載されているからです。

ところが、盗聴器を発見する機能はスマートフォンにはありません。

盗聴器を発見するのに必要なスペックがスマートフォンには搭載されていないのです。

盗聴器を発見するには盗聴器の発する電波を感知する必要がある

盗聴器を発見する機材は、盗聴器が発する電波を探知して、盗聴器を発見します。

スマートフォンも電波を受信して電話やインターネット接続を行っています。ですから、電波を受信する機能は搭載されていますが、受信できる周波数は限られています。

盗聴器に使われる電波の周波数は、機材によって異なりますが、大体の目安を見てみましょう。

・UHF帯の盗聴器の場合、340~450Mhz周辺

・VHF帯の盗聴器の場合、120~160Mhz周辺

・1.2Ghz帯の盗聴器の場合、900Mhz~1500Mhz周辺

・2.4Ghz帯の盗聴器の場合、2000Mhz~2700Mhz周辺

・5.8Ghz帯の盗聴器の場合、5600Mhz~6000Mhz周辺

一方、スマートフォンが受信できる周波数はというと、1900Mhz~2100Mhz周辺です。

この周波数に当たるのは、2.4Ghz帯の盗聴器のみです。しかも、盗聴器が使っている周波数帯のごく1部が対応しているだけです。

数ある盗聴器の中で、スマートフォンが受信できる周波数の電波を発している可能性がある機械はごくわずかで、しかも、その機械が発している電波が、スマートフォンが受信できる周波数帯に入っている可能性も少ないという状況です。

スマートフォンが受信できる周波数帯が大幅に広がらない限り、盗聴器発見アプリがどれ程優れていても、意味がありません。ハードが対応できないため、アプリが機能できません。

参考サイト

http://www.toutyou-info.com/jibun.html

https://www.akai-tap.com/discovery_app.html

執筆者:Moly編集部

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