その玄関のカギで大丈夫?女性必見。侵入犯罪とその防犯対策!

侵入犯罪と聞いてもあまりピンと来ない。とりあえず戸締りさえすれば大丈夫だと思っていませんか? 実は1番重要な玄関のカギにも様々な種類があり、中には簡単に開けられてしまうカギもあるんです。今回は侵入犯罪とカギの種類、そして侵入犯罪を防ぐべく、その防犯対策もご紹介していきます。

そもそも侵入犯罪って?

侵入犯罪とは住宅などの建物に侵入して行われる犯罪の総称です。その種類は大きく分けて次の3つとなります。

侵入窃盗

侵入窃盗は住居などに侵入してその家の金品を盗む犯罪です。侵入窃盗はさらに「空き巣」「忍び込み」「居空き」に分けられます。ちなみに「空き巣」は家の住人が不在の時に侵入する方法で「忍び込み」は夜間家の人が寝ている時に侵入する方法、そして「居空き」は家の人が別の部屋で食事などをしている隙に侵入する方法を言います。

侵入強盗

侵入強盗とは家の中に侵入して家の人をナイフなどの凶器で脅して、金品を強奪する犯罪です。

住居侵入

住居侵入とは文字通り正当な理由もなく他人の住居に侵入した際に成立する犯罪です。特に1人暮らしの若い女性を狙った強姦や強制わいせつの目的の犯罪が、多く発生しています。

以上侵入犯罪についてご紹介してきましたが、空き巣以外はどれも1人暮らしの女性とっては心身共に傷つく恐ろしい事件となりますので、特に注意が必要です。

侵入手口の現状

次に侵入窃盗の侵入手口についてですが、まずは下のグラフをご覧ください。

侵入窃盗犯罪の侵入手口の割合     警察庁ホームページ (スマイル防犯110番)より。

これは一戸建住宅のデータになりますが、共同住宅のデータを見ても侵入犯罪についての侵入手口の第1位は無締りとなっています。これはどういうことかというと全体的に防犯に対しての意識があまり高くないのに加え、防犯に対する意識をしている人でもつい戸締りを忘れてしまう事があり、そういった隙のあるときに侵入犯罪の被害に遭ってしまう事が多いということです。

また中にはしっかりとした防犯意識を持ち日頃からその対策をしている人も、侵入犯罪の被害に遭ってしまう場合もあるでしょう。その場合は人に原因があるのではなく、もしかしたらカギそのものに原因があるのかもしれません。

様々なカギの種類とその防犯性

普段何気なく使っている玄関のカギ。そのカギに開けやすい開けにくいということがあるとご存じでしょうか。何年か前にピッキングという言葉がよくニュースで流れましたが、ピッキングとはカギ穴に特殊な工具を入れてカギを使うことなく開けてしまう事を言います。

最近ではピッキングは侵入手口としては減りましたが、カギの種類によっては技術と知識を持たない人にも、ほんの数十秒で玄関のドアが開けられてしまいます。どの種類のカギが開けやすいのか、下のカギとカギ穴の図をご覧ください。

鍵の種類による耐ピッキング性能     SECOMホームページ(女性のためのあんしんライフ)より。

これを見てもわかるように、左にいけばいくほどピッキングによって開けられやすいカギとなります。何年か前にピッキング犯罪が多く発生し1番左のディスクシリンダータイプから、ロータリーディスクシリンダータイプに多く交換され現在も良く見かけますが、ロータリーディスクシリンダーは内部の強度に欠け、マイナスドライバー1本で壊されてしまう欠点があることから左から2番目の位置になると考えられます。

また右に行くほど高価なカギとなり、交換するとなると結構な値段を取られてしまいます。さらに合カギを作るのも1番左のディスクシリンダーは何百円単位で、しかも合カギの看板がある所ならどこでも簡単に作れますが1番右のディンプルシリンダーは合カギを作ろうとしてもどこでも作れるわけではなく、さらに値段も何千円単位と高価なものとなってしまいます。

最後に1番左のディスクシリンダーですが、カギを見てカギを持つ所に248と刻印されていたら非常に危険がカギとなります。道具さえあればそのカギが入るカギ穴は数秒で開けられてしまうので特に注意が必要です。

ここまで読むと、「じゃどうすれば良いの?」と思うかもしれませんが、次項で今現在あるカギであまり負担にならない対策方法もご紹介していきます。

侵入犯罪を防ぐ防犯対策

ここからは侵入犯罪を防ぐための防犯対策をご紹介していきます。

カギを締める。

これは基本的なことかもしれませんが前述した侵入手口グラフを見てもわかるように、未だに1番多い手口がカギの無締りとなってしまっています。玄関だけでなく窓もしっかりと施錠することが大切になります。窓のクレセント錠は確実に締めるようにし、ロックがあればそれもしっかりとかけましょう。

また急にカギを締めましょうと言われても、実際に行うとどうしてもどこか締め忘れることがありますので、自分の家の構造に合わせて点検する順番を決めておくとカギの締め忘れがなくなります。例えば玄関から家を右回りでくまなく点検するなど、ある一定の方向から点検し締めていくなどのルールを決めると良いでしょう。

玄関のカギを複数にする。

これは例えば住む家や部屋を探す時点でどんなカギが、防犯性が高いかなど知っていればカギも家を選ぶ条件にできます。しかし現在住んでいる家のカギが防犯性の低いものだと気づいた時に、カギを交換すると高額になってしまうのでそういった場合は玄関のカギを複数にすると良いでしょう。

基本的にピッキング犯は解錠に5分以上時間がかかるとあきらめますので、玄関錠を1つ増やすだけでも防犯高価が高まります。また下記の補助錠は3000円前後で購入でき、どこにも穴をあけることがないので、賃貸物件にはとても便利な商品です。
http://www.lock.co.jp/defense/easy-a.html
http://www.lock.co.jp/defense/dj.html

防犯グッズを活用する。

現在窓の補助錠やガラス破りを防止するための防犯シート、そして夜になるとセンサーによって電気が付くライトなど色々な防犯グッズがあります。値段も様々ですので自分に合った防犯グッズを活用すると良いでしょう。例えば1つ防犯グッズを活用しているだけでも犯人に、この家は防犯対策をしていると知らしめることができますので防犯効果が上がります。

防犯意識を高める。

最後に防犯意識を高めることが、何より防犯対策につながります。「うちの家は大丈夫」「私は大丈夫」など犯罪に巻き込まれることを他人事だとは思わずに、なるべく防犯意識を高めていきましょう。

まとめ

昨今特に1人暮らしの女性を狙った侵入犯罪が増えています。事件に巻き込まれてからでは遅いので、もし今まであまり防犯には関心がなかった場合は、これを機会に少しでも防犯意識を持つように心がけましょう。そして今現在自分のできる範囲でよいので、何か防犯対策をしてみることをおすすめします。

執筆者:Moly編集部

女性のための完全防犯マニュアル

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