駐輪場でのカギのかけ方~知っておくべき自転車の防犯対策4選

どうしても駐輪場は不特定多数の部外者が入りやすく死角になる場所でもあります。

最近は自転車自体の価格が高価になっていて、自転車を盗む窃盗被害が増えています。

そこで今回は、駐輪場で被害に遭わないために、どのような対策を行えばよいのか?

駐輪場でのカギのかけ方~知っておくべき自転車の防犯対策を4選ご紹介たします。

 

【自転車の防犯対策①】自転車窃盗の手口を知る

「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」という孫子の名言があります。

敵と味方のことを把握していれば戦いに敗れることはないという意味なのですが、この考え方は泥棒にも当てはまります。

まずは自転車窃盗の手口を知ってどのような対策を講じるべきか?考えていきましょう。

 

手口その1:自転車窃盗の発生場所

自転車窃盗の発生場所について見ていきましょう。

警察の生活安全課が手集計したものをまとめると以下のようになっています。

・住宅の敷地内(約43%)

・道路上(約27%)

・駐輪場、駐車場(約24%)

これは平成29年中のデータなのですが、もっとも多く狙われているのが住宅の敷地内であり次いで、道路上、駐輪場・駐車場の順になっています。

 

手口その2:無施錠

自転車窃盗の手口でもっとも多いとされているのが「無施錠」でした。普通に考えると大切な自転車にカギをかけないとか、カギをかけ忘れるというのは論外です。

「自転車を盗まれないようにカギをかける」これは防犯対策の基本中の基本です。簡単な対策です。自転車にはカギを確実にかけましょう。

 

手口その3:ワイヤーの切断

自転車にワイヤーロックを付けている人も多いと思います。しかし自転車窃盗で無施錠に次いで多い手口がワイヤーの切断なのです。

実はワイヤーロックはボトルクリッパーを使えば誰でも簡単に切断できるのです。特別な工具ではないのでホームセンター等で簡単に誰でも手に入れることができます。

このことからワイヤーロックだけでは防犯対策にはならないと言う事がわかります。

 

中見出し4:手口その4:ピッキング

自転車窃盗犯はカギを簡単にピッキングすることができます。自転車窃盗犯の中にはプロの集団がいるのも事実です。ピッキングの方法はドライバーやダミーのカギ等を使いますが、とくに南京錠は危ないと言われています。

 

中見出し5:手口その5:自動車用ジャッキ

U字ロックを使っている人も多いかと思います。実はU字ロックは自動車用のジャッキを使用すれば簡単に破壊することができるのです。

詳しい方法は書けませんが、U字ロックを使う場合は内側に隙間ができないものを選ぶようにしてください。

【自転車の防犯対策②】駐輪場でのカギのかけ方

自転車窃盗の発生場所で3番目に多かったのが駐輪場です。マンションやアパートの方は駐輪場を使用することがほとんどだと思います。

ここでは駐輪場でのカギのかけ方についてご紹介いたします。

 

その1:高い位置にかける

高い位置にカギをかける理由は、無施錠に次いで多い手口であるワイヤーの切断から守るためです。

ワイヤーを切断するのに使う道具はボトルクリッパーという工具です。ボトルクリッパーを使うときは片方を両手に持って、もう片方を足で固定して体重をかけてカギを切断させます。

しかしカギが地面より高い場所にあると足で固定ができませんし体重をかけることが難しくなります。ですから窃盗犯はカギが高い場所にある場合は犯行を諦めることも多いのです。

このことから必ず自転車のカギは高い場所にかけるようにしてください。

 

中見出し2:その2:フレームを囲む

自転車は本体だけではなくパーツだけを盗む場合があります。なかでも自転車のフレームは一番お金がかかる部分です。

だからこそフレーム部分は絶対に盗まれたくないですよね。ですからカギをかける際には、必ずフレームの三角形部分と丈夫な固定物とを一緒にくくり付けるようにしてください。

実はこのように動かせない固定物に自転車をくくり付けるカギのかけ方を「地球ロック」と呼びます。

 

中見出し3:その3:カギは複数個付ける

自転車が高価になっているために高価な自転車だけを狙う自転車窃盗団が存在していることがわかっています。

しかし狙われているのは防犯対策がなされていない自転車が中心です。窃盗犯が犯行に要する時間は5分以内と言われています。

もし5分以上を要すると判断した場合は諦めることもわかっているのです。このことから、できる限りカギを破壊する時間を長くできれば良いのです。

その対策として有効なのがカギを複数個付けることです。と言いましても10個も20個も付けるのは不可能です。ですから今は「ダブルロック」が推奨されています。つまり2カ所にカギをかけることです。

【自転車の防犯対策③】駐輪場で役立つ防犯グッズ

駐輪場で役に立つ防犯グッズがあります。とくに有効だと言われている防犯グッズを5つご紹介いたします。

 

自転車用盗難防止アラーム

自転車用盗難防止アラームは、ほとんど南京錠と同じなので取りつけは簡単です。しかしセキュリティー機能に優れていて、アラームを取りつけると無理やりカギを外そうとした時に振動を感知してアラームが大音量で鳴り響きます。

窃盗犯は犯行を目撃されるのを一番嫌います。ですから駐輪場で自転車窃盗犯から身を守るためには、是非!自転車用盗難防止アラームを取りつけることをおすすめいたします。

 

自転車カバー

自転車カバーは自転車全体を覆うので、車種の特定ができません。

単純な対策なのですが、自転車カバーで覆うことで窃盗犯のターゲットにされる確率を減らすことができると言われているのです。

泥棒は必ず下見をします。その際にカバーで覆われた自転車をわざわざ捲ってまで確認をしたりしません。駐輪場にとめる時は自転車カバーを利用してください。

 

防犯カメラ

防犯カメラを設置するには駐輪場の管理者へ申し出て設置をお願いするか、自身で取りつける場合は管理者の許可をとらなければなりません。それでも防犯カメラの効果は大きいです。

それは「見せる防犯対策」として犯罪抑止力効果に期待がもてるからです。見せる防犯対策とは「ここは防犯意識が高い場所だよ!」と泥棒へ知らしめることで犯行を諦めさせる防犯対策のことをいいます。

犯罪者は防犯カメラが設置してある場所を、できるだけ避けたいと考えています。悪いことをする場所に自分の姿がカメラに映ることは、犯人として特定される材料になってしまうので怖いのです。

もし駐輪場へ防犯カメラを設置できる場合はできるだけ導入するようにしてください。

 

防犯センサーライト

防犯センサーライトは自転車に設置できる小型のタイプがあります。自転車の振動を感知した際にLEDライトが点灯します。

先程ご紹介した「自転車用盗難防止アラーム」とセットで設置することで大きな防犯効果を期待できるので自転車窃盗の防犯対策には二重三重の対策として是非とも実施してほしいと思います。

【自転車の防犯対策④】駐輪場以外での自転車窃盗対策

駐輪場以外で自転車をとめる場合もあります。その際の自転車窃盗から身を守るための対策をご紹介いたします。

自転車防犯登録は必ずする

各都道府県の公安委員会が指定した団体が行う自転車防犯登録は、平成6年から義務化されています。

自転車の盗難対策だけではなく放置自転車や窃盗自転車の持ち主の確認に使用されます。自転車を購入した販売店で自転車防犯登録をしてください。登録料はわずか600円です。

 

自転車から離れる時はわずかな時間でもカギをかける

基本的な考え方を理解していない人が多いことに驚きますが、自転車窃盗で一番多い手口が「無施錠」です。

大切な自転車を盗まれないために「自転車から離れる時は、例えわずかな時間でもカギをかける」ことは基本です。

 

「ダブルロック」を忘れない

自転車にカギをかける時は、「ダブルロック」を必ず実践してください。ダブルロックは2つのカギをかけることです。

常設のカギとは別に「ダブルロック」で窃盗対策をしましょう。一つは高い位置にワイヤーロックをして、二つ目のカギは「自転車用盗難防止アラーム」をセットしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

駐輪場は泥棒に狙われやすい場所です。不特定多数の部外者が入りやすく死角になる場所でもあるので自分の自転車は自分で守る意識が大切です。

これまでお伝えしてきた内容をもう一度ご確認いただき、駐輪場にとめる際に知っておくべき自転車の防犯対策を実践していただき大切な自転車を泥棒から守りましょう。

執筆者:Moly編集部

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