カギの位置はそれで大丈夫!?住まいの防犯対策4つのポイント

空き巣や忍び込みは住人の財産を盗むという決して許されない犯罪です。

泥棒は必ず「下見」をして、計画立てて犯行に及ぶことがわかっています。たまたま「この家を狙おう!」という場当たり的なことはしません。

このことから住まいの防犯対策をしっかり行うことで泥棒の被害から身を守ることができるということがわかります。

そこで今回は適切なカギの選び方や設置位置など住まいの防犯対策のポイントを4つご紹介いたします。

 

ポイント①:泥棒に狙われやすい家とは?

孫子の名言に「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」という言葉があります。「敵と味方のことを把握していれば戦いに敗れることはない」という意味です。

泥棒のことを理解することで「狙われやすい家」「狙いにくい家」というものが見えてきます。まずは泥棒がどのような家に狙いを付けるのか?警察のデータをもとに見ていきましょう。

 

 泥棒の下見とは?

泥棒は必ず下見をします。ではどのように下見をするのでしょうか?

泥棒が行う「下見」のチェックポイントは、以下のような点があげられます。

・住宅の死角になる場所

・家族構成と人数

・家族の生活パターン

・近隣の状況

・一番近い警察署の場所

家族構成や人数は大きなチェックポイントになるようです。

大人数の住宅よりも住人が少ない家の方が入りやすいですし、家族の生活パターンも人数分把握しなければならないので家族が多い住宅は狙われにくいと言われています。

 

その家を狙った理由!

なぜ!その家に泥棒に入ろうと思ったのか?そこを一番知りたいですよね。実際に空き巣や忍び込みで検挙された泥棒から警察が聞いた「その家を狙った理由!」を見てみましょう。

・無防備な家だったから(防犯意識が薄い、警備システムがないなど)

・侵入がしやすく逃げやすいから

・表から敷地内が見えないから(塀や植木などで建物を囲ってある)

・人通りが少ないから

・人目につきにくいから

・怪しまれにくかったから

・表から犯行がバレないから(建物に死角がある)

・夜間に街灯が少ない場所だったから

・夜間、家のまわりが暗くて見つかりにくいと思ったから

・夜なのに室内照明や外灯がついていないから

・夜なのに洗濯物が干してあったから

・金目のものが確実にあることがわかっていたから

・いつも2階の窓やベランダがあいているのがわかっていたから

・2階へあがる足場があったから(塀、雨どい、物置、カーポートなど)

・面格子がついていなかったから

・郵便物や新聞がたまっていたから

・ピッキングがしやすいカギがついていたから

・窓がクレセント錠だったから

・近所付き合いがなかったから(近隣同士の面識が少ないから)

 

泥棒の侵入経路

泥棒がどのような侵入経路で侵入をするのか?そこが理解できていると防犯対策のヒントが見えてきます。

・侵入ケース01:2階のベランダから

・侵入ケース02:1階の玄関から

・侵入ケース03:マンションの上層階から

・侵入ケース04:縁側から

・侵入ケース05:風呂場やトイレの窓から

ポイント②:防犯性の高い玄関のカギと正しいカギ位置

どのようなものが防犯性の高いカギなのでしょうか?泥棒の侵入経路には玄関も含まれています。「泥棒が正々堂々と玄関から侵入してくる」ということをしっかり認識していなければ防犯面でスキが生じます。

防犯性の高い玄関のカギと正しい位置に取りつけることからはじめましょう。ここでは「防犯性の高い玄関のカギと正しいカギ位置」について見ていきます。

 

玄関から侵入する手口とは?

玄関から侵入をする手口として「サムターン回し」と「ピッキング」が知られています。

 

サムターン回し

サムターン回しは、針金などを使ってドアの隙間に差し込む・玄関の郵便受けから手を入れる・ドリルを使って穴をあけるなどの方法で鍵のつまみ(サムターン)を回して開錠する手口です。

 

ピッキング

特殊な工具(ピッキング)を鍵穴に差し込んで正規の鍵を使わずに開ける侵入手口です。

ピッキングの窃盗犯が組織化してピッキングの手口を訓練する侵入窃盗のプロ集団もいます。訓練をしたピッキング犯は1分程度で住居へ侵入できると言われています。

 

その他の侵入手口

「サムターン回し」「ピッキング」以外の手口には「こじ破り」「カム送り解錠」「鍵穴壊し」があります。

 

防犯性の高い玄関のカギ

防犯性が高い玄関のカギは「ディンプルキー」です。「ギザギザ」が刻まれている一般的なカギではありません。

ディンプルキーは、キー表面に大きさが異なるくぼみが付いているのが特徴で、かなり複雑な構造からプロの鍵師であっても解錠するのに10分以上は時間がかかります。

泥棒は解錠に5分以上時間がかかると判断した場合は侵入を諦めると言われているので、防犯性の高い「ディンプルキー」を玄関のカギに取りつけることをおすすめします。

 

正しい玄関のカギ位置

正しい玄関のカギ位置について考えていきます。

基本的には、その家のご家族が不便にならない位置に取りつけることが基本です。その理由は、足の不自由なお年寄りや小さなこどもがいる家庭でも、家族全員が人の手を借りずにカギの解錠ができることを優先しなければならないからです。

もしそのような家族がいない場合には、補助錠は目線の高さに取りつけることをおすすめします。その理由は泥棒がカギを解錠する際に低い位置よりも高い位置にあることで人の目に触れやすいからです。

ポイント③:防犯性の高い窓のカギと正しいカギ位置

泥棒の侵入経路にはトイレや浴室の窓も含まれます。「小さな窓だから大丈夫だ!」とは考えずに「泥棒はどこからでも侵入してくる」という意識を持つようにしてください。

ここでは「防犯性の高い窓のカギと正しいカギ位置」について見ていきます。

 

窓から侵入する手口とは?

泥棒が窓から侵入してくる際にもっとも多い手口が「無施錠狙い」です。

これは泥棒が「その家を狙った理由」の一つとして「いつも2階の窓やベランダがあいているのがわかっていたから」と証言している通りです。

この手口に対する防犯対策は簡単です。戸締りを確実にする!しかありません。

次いで「ガラス破り」となっています。ガラス破りの手口はバールやハンマーでガラスを叩き割ってカギを開ける、バーナー等でガラスを加熱した後、水をかけて急速冷却させガラスを脆くし、穴を空けカギを開ける手段です。

 

防犯性の高い窓のカギ

窓の場合はガラスを破壊できないよういすることが基本です。その上で3つの対策をご紹介いたします。

 

①防犯フィルムを貼る

防犯フィルムを貼るとバットなどを使っても窓を貫通させることができません。防犯フィルムを貼った窓を破壊して侵入するまでにかかる時間は5分以上を要することが実験でもわかっています。

窓の防犯性を高めるには「CPマーク」認定の防犯フィルムを窓の内側へ貼ってください。

 

②補助錠を取りつける

窓に鍵が一つしかない場合は、必ずもう一つ鍵を取りつけてください。おすすめするのはクレセント錠本体にシリンダー(カギ)がついているタイプです。

 

③窓用防犯アラームを取りつける

窓用防犯アラームは窓から侵入をしようとした時、その振動を感知して大きな警報が鳴り響きます。これにより泥棒は慌てて逃げ出すのです。

 

正しい窓のカギ位置

窓やベランダの正しいカギ位置は補助錠の取りつけ位置を変えることです。正しい補助錠の取り付け位置はメインの錠から離した位置になります。ほとんどの場合は窓の中央に設置されています。ですから補助錠は窓の上部か下部になります。

 

ポイント④:押さえるべき防犯対策

家を守るために押さえるべき防犯対策について見ていきましょう。

 

1.戸締りは確実にする

泥棒が下見をする際にターゲット候補に挙げるのが無施錠の家です。玄関の戸締りには注意しますが、ベランダやトイレ・浴室の窓は気が回らない人も多いです。

しかし泥棒はそのスキを確実に狙っています。戸締りは確実に徹底してください。

 

2.カギはワンドアツーロック

一つのドアに二つのカギを付けることが「ワンドアツーロック」です。玄関をはじめベランダやトイレ・浴室の窓もメインのカギとは別に、もう一つ補助錠を取りつけてください。

 

3.センサーライト

センサーライトは人の動きを感知した際にLEDが点灯する防犯グッズです。

泥棒は犯行を見られるのが一番怖いのです。とくに夜間、暗くなった場所をライトで照らされるとかなり嫌がります。発見されるリスクが高くなるからです。

ですから死角になる場所にはセンサーライトを設置しましょう。

 

4.表から敷地内が見えるように

塀や植木などで建物を囲っていると表から敷地内が見えないので泥棒にとっては仕事がやりやすいのです。塀や植木などで建物を囲まずに表から敷地内が見えるような家作りをしましょう。

まとめ

今回は住まいの防犯対策について4つのポイントを見てきました。防犯性に優れたカギや正しいカギの位置についても泥棒目線で考え防犯対策のポイントが押さえられました。

あとは防犯意識を高く持って油断は絶対にせずに、ちょっとした時間でも確実に戸締りをするようにしてください。

執筆者:Moly編集部

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