防犯カメラと施錠から始まる防犯対策

女性がマンションなどで一人暮らしを始める時、もっとも防犯意識が高まっているのが「部屋探し」の時と言われています。

しかし、部屋探しの時点で、自身が考える防犯対策が採られている物件を見つけ契約してしまうと、「これで大丈夫」と住む前から油断をしてしまう方が少なくありません。

そんなことがないように、実際に暮し始めてからの防犯意識や防犯対策について考えてみましょう。

 

マンション侵入の最大の原因は?

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html

上のリンクは警察庁が発表している侵入犯についてのデータになります。

このデータを見てもらっても分かりますが、侵入犯の侵入経路は3階以下の低層階は窓から、4階以上の高層階では玄関からがもっとも多いという結果になっています。

さらに注目すべきは侵入手段。半数近くが「無締まり」からの侵入となっており、この2つのデータを合わせて考えると、侵入犯の多くはマンションの部屋に忍び込むとき、施錠されていない玄関か窓から侵入しているということになります。

この中には当然ですが一人暮らしの部屋も含まれており、こうしてみると普段の暮らしの中で鍵をしっかりと施錠していない人が意外に多いことが分かります。

一人暮らしを始める時に防犯対策として、「防犯カメラを設置する」、「ピッキングされにくいディンプルキーに替える」、「オートロックのマンションを選ぶ」など、いろいろなことを気に掛ける方が多いのは事実ですが、実はそこまでで満足してしまい、肝心の施錠をしていないというケースが比較的多いということでしょう。

マンションの無締まりが多い理由は?

上の統計を見ると、マンションでも無締まりの部屋が意外と多いようです。ここからは想像ですが、なぜ不用心に無締まりというような状況が起こるのかを想像してみましょう。

ひとつは「オートロック」が関係していることが考えられます。

オートロックだからそもそも建物内に不審者が入ってこないと思い込んでいる人が多いかと思います。

しかし、オートロックとはいえ、侵入する方法はいくらでもあります。一番単純な方法は、他の住人が出入りする時に一緒に入ってしまうこと。

これであればだれにも怪しまれずに敷地内に入ることが可能です。特に一人暮らしの方向けのマンションの場合、住人同士の交流がほぼないため、不審者が敷地内を歩いていてもそれが不審者かどうか判別がつきません。

マンションの敷地内に不審者がいるという状況は比較的簡単に起こり得るわけですが、そんな中施錠しないで出かけてしまっては、空き巣に入ってくださいと言っているようなものです。

続いて「階層による油断」があるでしょう。

女性の一人暮らしで部屋探しをする場合、防犯面を考えて1階を避ける傾向にあります。

確かに道路に面していて、直接窓やベランダに手が届く1階は、防犯上心許ないのは事実です。しかし、だからといって2階や3階であれば安全かというと安全とは言い切れません。空き巣など侵入を専門としている犯罪者であれば、2階や3階のベランダに侵入するのは難しいことではありません。ベランダなどが通りから死角になっているのであれば、問題なく登って侵入してきます。

では5階や6階であれば安全でしょうか? これは建物自体の高さの問題もありますが、5階建ての最上階はむしろ危険な傾向にあります。

その建物が屋上に出られる建物だとすると、5階は屋上から降りてすぐに侵入できる階になりますので、むしろ危険度は高くなります。

防犯の意識を高く持ち続けることが重要

地方の実家で生まれ育った方の中には、日常的に玄関の鍵を閉めないで生活していたという方も少なくないのではないでしょうか?

こういった環境で育った方が、オートロックで5階建ての5階に住むとなると、ついこれまでのクセで施錠せずに生活をしてしまうということは考えられます。

女性の一人暮らしと分かっている部屋であれば、侵入犯の中には部屋に住人がいようが押し込んでくる犯罪者もいます。

部屋にいるから安心して玄関を施錠していないなどというのは、防犯上非常に危険という他ありません。

当たり前のことですが、例えすぐ近くのコンビニに行くだけだとしても、マンションのごみ置き場にごみを出すだけだとしても、必ず施錠するクセをつけておきましょう。

また部屋にいる時は施錠はもちろん、チェーンロックもしっかり行い、万が一に備えるようにしてください。寝るときは窓のカギもしっかりと施錠してから寝るクセをつけておくとより安心です。

こうして日頃から施錠をしっかりとするというのは、防犯という点ではまだ対策というほどのものではなく当たり前のことです。防犯対策というのはここから。

まず考えられるのは防犯カメラの設置です。防犯カメラの設置はハードルが高いように思われますが、簡単に設置できるモデルを選べばさほど難しいことではありません。

ただし設置の前に必ず大家さんや管理会社に確認することが必要です。購入したい防犯カメラを決めたら、設置の確認を取りOKを貰ってから設置しましょう。

防犯カメラのオススメ機能

防犯カメラには様々なタイプがありますので、どんな機能がついているカメラを選ぶべきかを考えておきましょう。

まずベランダや窓に設置するモデルの場合。設置する場所が基本的に屋外になりますので、防水や防塵といった機能は必須といえます。また、夜間の撮影も多くなりますので、赤外線カメラ搭載のモデルにしておくと安心でしょう。

他には人感センサーを搭載しており、人が近づくとライトが点き、威嚇するようなモデルもいいでしょう。

玄関に設置する防犯カメラの場合、設置場所がマンションの廊下などで雨水がかかることがない場所であれば、防水性能などはあまり重視する必要はないでしょう。

また赤外線カメラも廊下が一晩中明るいのであれば特に必要ありません。

オススメの機能となると、カメラ自体がIPアドレスを持ち、離れた場所のPCなどでも映像を確認できるモデルがいいでしょう。

さらにカメラが人を感知すると、PCやスマホにアラートで知らせてくれるモデルであれば、離れた場所でも不審者の確認が可能になります。

また、玄関に設置するカメラであれば、ドアスコープから撮影できるモデルなども設置しやすくオススメといえます。

万全の対策と高い意識で防犯

一人暮らしの防犯対策は、まず何より本人の高い防犯意識が必要ということになります。

いくらセキュリティーがしっかりしている物件でも、こまめに施錠をするクセをつけることであったり、夜道を歩くときは明るい道を選んで帰ることなど、基本的な防犯対策は忘れずに行うようにしましょう。

その上で防犯カメラを設置するなど、侵入犯が一見侵入したくないと思うような対策を施すことで、ようやく本格的な防犯対策になります。

万全の対策と高い防犯意識を持って、安全安心な暮らしを送りましょう。

執筆者:Moly編集部

女性のための完全防犯マニュアル

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