東京都は防犯パトロール活動が盛ん

日本の中でも最も人口が多く、当然ながら犯罪発生件数も多い東京都。

大事なお子さんが東京で一人暮らしをするというだけで不安になる親御さんも多いのではないでしょうか?

しかし人口と犯罪が多い反面、防犯パトロールの活動が盛んなのも東京都の特徴でもあります。そんな東京都の防犯パトロールについて調べてみました。

防犯パトロール隊は500以上

東京都というだけで危険な地域が多いイメージがあるかもしれませんが、実はその分防犯意識が高いというのも東京都の特徴です。

その証拠に都内には警視庁の認可を受けた防犯パトロール隊が500以上存在し、住んでいる都民の力で治安維持に努めています。
ちなみに市区町村別では杉並区が最多の40団体、これに続き町田市に40団体、江東区に36団体、板橋区に35団体、大田区に34団体と多くの防犯パトロール隊が活動しています。
傾向としては住宅街の多い市区に防犯パトロール隊が多い傾向にあり、特に一人暮らしの多い地域には重点的に防犯パトロール隊が存在しており、この点では一人暮らしをするにも安心と考えてもいいでしょう。

東京都の防犯パトロール

東京都は防犯対策にも力を入れており、防犯パトロールでも様々な対策が行われています。

その一例が「若者の防犯パトロール」です。これは学校などの単位で防犯パトロール隊を結成し、実際に地域の防犯対策を行うというものです。

一般的に防犯パトロール隊は、地域の学校のPTAや、仕事を定年退職した高齢者が中心となり結成されるケースが多いのですが、高齢者だけではなく若者にも参加してもらおうという考えから実施されている企画になります。東京大学、早稲田大学、日本大学、亜細亜大学などを始め、多くの大学や高校生までが防犯パトロールの経験をしています。

若い方の一人暮らしが多い東京都ならではの企画であり、若い人も積極的に防犯パトロールに参加できるように考えられています。

さらに一部地域では、地域のコンビニエンスストアと防犯ボランティア隊が連携して街の治安を守っています。

これはコンビニエンスストアが防犯パトロール隊に協力する形に連携になります。

コンビニエンスストアの駐車場を防犯パトロール隊の集合解散場所として提供し、またパトロール隊が使用する懐中電灯などの備品も預かってくれるというもの。土地に限りがある東京都ならではのアイデアですが、これはパトロール隊が助かるだけの話ではありません。
定期的に防犯パトロール隊が集合しているコンビニエンスストアは、犯罪者なども寄り付きにくく、店側としてもメリットがあります。

また付近に住んでいる一人暮らしの住人も、何か異変を感じたらこの犯罪者が寄り付きにくいコンビニエンスストアに行けばとりあえず安心できるというメリットもあります。
広い土地が少なく、コンビニエンスストアの多い東京都ならではの対策といえるでしょう。

実際の犯罪発生件数は?

ここまでを読んで、「防犯パトロール隊が多い地域は犯罪件数が多いのでは?」と考えた方もいらっしゃるかと思います。

犯罪件数が多いからこそ防犯パトロールが盛んになっているという考え方は十分理に適っている考え方でしょう。そこで、実際の犯罪発生件数を調べてみました。

参考にした資料は、東京都が発表している「大東京防犯ネットワーク(URL:https://bouhan-tokyo.maps.arcgis.com/home/index.html)」のデータを参照に、2019年1月現在のデータを引用しています。
このHPの「町丁字別犯罪件数MAP」によると、住宅への侵入窃盗が特に多い町は、以下の4か所となっています。
・武蔵野市境南町
・中野区中央
・北区滝野川
・港区虎ノ門
武蔵野市境南町は、JR中央線武蔵境駅のすぐ南側。若者に人気の街でもある吉祥寺の2つ隣にある駅の周辺ということになります。

近隣に亜細亜大学、国際基督教大学、東京外国語大学などがあり、大学生の一人暮らしも多い街です。
中野区中央は東京メトロ丸の内線の中野坂上駅から新中野駅にかけての線路北側の地域。JR中央線の中の駅の南側にあたる地域になります。

新宿駅までのアクセスが良く、家賃相場も少々高めになりますので、どちらかというと社会人の一人暮らしが多い地域になります。
北区滝野川はJR埼京線の板橋駅からJR京浜東北線の王子駅にかけての地域になります。

地域内には東京都営地下鉄三田線の西巣鴨駅や、都電荒川線も走っており、一人暮らし向けの物件より古くからクラス地元の方が多い地域になります。
港区虎ノ門は住宅街というよりオフィス街。虎ノ門ヒルズや東京タワーがある地域であり、住んでいる人も高収入の人に限られます。

このようにやや犯罪件数の多い地域はありますが、東京都全体が危険な地域というわけではないことが分かります。

これには犯罪パトロール隊の力も少なからず影響していると考えていいでしょう。

東京都での部屋探しは防犯パトロール隊も考慮に入れて

女性の一人暮らしで、防犯面での不安があるのであれば、防犯対策は物件探しから始めましょう。

東京で一人暮らしを始めるのであれば、何かしら理由があるはずです。学校への進学や就職が主な理由になるかと思いますが、まずポイントとなるのが「どこに住むか?」ということです。

もちろん通学先や通勤先へのアクセスが良く、家賃が予算内で収まる地域を探すかと思いますが、そこに防犯パトロール隊の数は充実しているか?

犯罪件数は多くないか? などといった防犯面での要素も含めて検討することをオススメします。

こうしたデータから地域を絞り込んだら、後は物件探しの基本に則り、オートロックや2階以上、管理人常駐や最寄り駅からのアクセスなども考慮に入れて物件を決めましょう。
暮しを始める前から始めるのが、本当に効果的な防犯対策といえるでしょう。

Moly編集部

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