商品に付いているあれって? 防犯タグの効果と基礎知識!

アパレルショップなどで服を買う時、売っている洋服にプラスチックの板みたいなものが付いているのを見たことがありませんか? あれは万引き防止のための防犯タグという物です。今回は防犯タグについての基礎知識と、店の店員が取り忘れた場合にどうすればいいかなどをご紹介していきます。

防犯タグと万引きの現状

よくアパレルショップやディスカウントショップに行くと店の出入り口にゲートのようなものがあって、商品に値段や素材表の他にプラスチックの板や変わったシールが付いていることってありますよね。あれは防犯タグといって商品と出入り口のゲートと連動して万引きを防ぐものなんです。

防犯タグは商品を買う事によってレジでタグの処理がおこなわれて外されます。そして店を出る時にゲートを通っても何も起きませんが、タグの処理が終わらないまま商品を持ってゲートを通ると警報機が鳴ります。そうすることにより万引きを防ぐのです。

警察庁の調べによると万引きは平成27年が117,333件、平成28年は112,702件、平成29年には108,009件発生。年々減っては来ていますが、いまだ年間約10万件の万引きが起きています。これは計算すると1時間に約11件もの万引きが起きていることになり、まだまだ多い犯罪と言えるでしょう。

防犯タグの種類とその仕組み

防犯タグには磁石式とインク式そしてシール・ラベル式があります。ここではこれらの仕組みについてご紹介していきます。

磁石式防犯タグ

これは衣服などに取り付けられた樹脂製のタグの中に、感度が良いコイルタグが入っているタイプとなります。MD(マグネット・デタッチャー)防犯タグとも言われていているタグです。ピンやケーブルなどで商品に取り付けられていることが多く精算時に解除器を使ってその機能を無効にして取り外すことにより、何度でも繰り返し使う事ができます。

インク式防犯タグ

これは取り付けられたタグの中に、インクが入っているタイプのタグになります。これを取り付けられた衣服から無理に取ろうとすると、中からインクが飛び出し衣服に染み込んで、商品を使用できないほど劣悪な状態にさせます。これは転売防止の目的もあり商品が盗まれてしまった後にも効果を発揮します。

シール・ラベル式の防犯タグ

これは紙やフィルムで出来ているタイプの防犯タグです。衣服の場合は直接張るのではなく値段や素材表のラベルに貼り付けますが、このタグは衣服以外の商品に貼ってあることが多くあります。このシール・ラベルタイプの解除方法は、タグの上から解除シールを貼ったり、防犯ラベル消去器に通します。

防犯タグのメリットデメリット

多くのアパレルショップやホームセンター、ディスカウントショップで導入されている防犯タグですがメリットとデメリットがあります。

防犯タグのメリット

防犯タグのメリットはもちろん防犯効果です。多くの店で普及しているため、周知せずにそれが防犯の装置だということを多くの人に理解させることができます。それによりタグが付いているだけで防犯効果を発揮するのです。また店側にとって比較的に障壁が低く、出入り口のわずかなスペースにゲートを設置し防犯タグを商品に取り付けるだけで完成します。

防犯タグのデメリット

防犯タグのデメリットは次の4点になります。

1. タグ自体取り外しが出来てしまう可能性がある。
2. タグの品質が落ちてゲートで鳴らない場合がある。
3. タグは全商品に付ける必要があり、人的、時間的なコストがかかる。
4. タグは全商品に付いているためにタグ自体の品質やその管理が粗雑になる可能性がある。

どんな物にもメリット、デメリットはありますが、上記を見ると防犯タグの場合は万引き防止のためにはメリットの方が多く、利用した方が良いと言う意見が多いかもしれませんね。

防犯タグを店員が取り忘れたらどうする?

アパレルショップなどで衣服を買って、店員が防犯タグを取り忘れてそのまま自宅に持って帰ってきてしまった事ってありませんか?近くの店なら再び行ってタグを外してもらえば良いのですが、遠い店だったりすると困りますよね。またネットショップで、特に海外のサイトで衣服を買って送ってもらったら、インク式の防犯タグがそのまま付いていると本当に落ち込みますよね。

そんな時のために一応ですが、自宅での防犯タグの取り方をいくつかご紹介しておきます。これから紹介する方法は買った衣服などを傷つける場合がありますので、出来れば再度お店に行くか送り返して専用の道具で取ってもらう事をお勧めします。どうしてもという場合のために一応こういう方法もあると言う事での紹介です。

頑丈なフォークで取る方法

これはインクが入っていないタイプに有効で少々力が必要です。まずは頑丈なフォークを2本用意します。タグのピンの方にフォークを奥までねじ込ませ、反対側のプラスチックを外向きに捻じ曲げます。これでピンが折れる場合もありますが、折れない場合は2本目のフォークをプラスチック側に差し込みます。2本のフォークを、ピンを支点に回すとピンが折れて外れます。

ライターなどでタグを焼く

この方法は主に山型の防犯タグに有効です。山になっているプラスチックの1部分を燃やしてニッパーで中のバネやストッパーを外します。するとプラスチック全体が取れて鋲を外すことができます。気をつけることは服まで燃やしてしまわないようにすることです。

衣服ごとタグを凍らす

これはインク型のタグが付いている場合に必須の項目です。インク型の防犯タグを自分で取り外す時は、どんな方法で取る場合も必ず衣服ごと凍らせてタグが壊れてもインクが飛び散らないようにすることが絶対に必要になります。

以上自宅で出来る防犯タグの外し方をご紹介しましたが、もともと防犯タグは簡単に外せるものではありません。簡単に外せてしまうと防犯効果がなくなるからです。上記で紹介した方法もどれも力と技術が必要となりますので、面倒でも出来れば買ったお店に行って取ってもらうか、送り返して防犯タグを取ってもらいましょう。

まとめ

最近では万引きを防止するために店内に取り付けられたカメラで来店者の顔を1人1人認識して、その足取りを追うという顔認証防犯システムというものあるそうです。それほど万引きも社会的に問題になっていますので、比較的に手軽に利用できる防犯タグの存在は店側としてもかなり大きいですよね。

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