駐車場は犯罪の温床!犯罪の種類やクルマの防犯対策

駐車場はクルマを安全に駐車できる場所ですが、盗難をはじめとした犯罪が多発しています。
本記事では駐車場の危険性やクルマに施す防犯対策について紹介します。

駐車場は2番目に犯罪が起きやすい場所

2014年に全国の駐車場で発生した犯罪件数はなんと145,620件。
全体の11%にあたり、刑法犯発生場所としては店舗についで第2位となっています。

それほど駐車場は犯罪の温床だと言える場所です。
時間にすると約3分に1回のペースで駐車場内での犯罪が起きているということ。

防犯意識が低いままでは、いつ自分が被害者に遭っても不思議ではありません。

駐車場で発生する犯罪の種類

次に、駐車場で発生した犯罪の種類について紹介します。
結論から言うと、駐車場では約8割が窃盗犯で、その内訳は乗り物盗が56%、非侵入窃盗が24%です。

ここでいう乗り物盗とは、自動車・自転車・オートバイなどの本体を盗む犯罪行為。
金銭的な被害も大きいですが、犯罪への悪用や事故が発生した場合は車両の保有者や管理者が責任を問われるリスクもあります。

まさに踏んだり蹴ったりという自体になりかねません。
次に、非侵入窃盗ですが、これは車内に入らずに窃盗をおこなう行為です。

車上狙いやカーナビなどの部品狙いなど、その種類は多岐に渡ります。
また、器物破損等も15%を占めていることから、窃盗同様に注意しなければいけません。

車両にわざと傷つける等の嫌がらせ行為が多く、嫉妬やいたずら心で犯行に及びます。
その他にも駐車場では、年に数百件以上殺人などの凶悪事件が発生しています。

女性を中心に狙う犯罪者もいるため、駐車場にクルマから降りるさいの防犯対策も必須です。

駐車場での犯罪事例

・ドアの鍵穴を破壊し、車内にあるコードを接続してエンジンをかけ盗む

・中古車のスペアキーを事前に盗んでおき、同時に車台番号も控えておく。登録事項証明書を取得し、証明書から所有者を判別して盗みに行く

・レッカー車やクレーン者を用いてクルマを盗む

・住宅内に侵入しキーを盗んでからクルマを盗む

・シリンダーを用いて鍵穴を作り、クルマを盗む

駐車場は警戒してますアピールで防犯対策

駐車場のみに限りませんが、被害を防ぐ方法として周囲に警戒をアピールすることが大切です。
わざわざ捕まるリスクの高いところで、犯行におよぶ窃盗犯はほとんどいません。

つまり、犯罪者の心理と手口を考えた防犯対策が必須だということです。
窃盗犯に「ここで犯罪をしたくない」と思わせる環境づくりを意識しましょう。

窃盗犯が諦めるような駐車場の環境づくり

上記でも紹介したとおり、防犯対策は窃盗者の心理や手口を考えておこなう必要があります。
そこで効果的な方法が、防犯環境設計論を利用した駐車場の防犯対策です。

かなりまとめて説明すると、犯罪者が動きやすい環境とは侵入しやすく見えづらい場所。
逆に言えば、侵入しづらくて見えやすい環境なら、犯罪被害に遭うリスクが下がるということです。

侵入しづらくて見えやすい環境は、「監視性の確保」「領域性の確保」「対象物の強化」「接近の制御」の4つを意識しなければいけません。

監視性の確保

監視性の確保とは防犯カメラの設置などです。
クルマが見える位置に防犯カメラとセンサーライトを設置することで、逮捕までの手がかりになることはもちろん防犯効果にも期待できます。

領域性の確保

領域性の確保とは、個人ではなくまち全体での防犯に対する取り組みです。
不法投棄や落書き、割れた窓をそのまま放置せずに治安の維持に務めることが、防犯対策につながります。

泥棒からすれば、無関心な地域ほど犯罪がしやすいのです。

対象物の強化

対象物の強化は駐車場に停めている乗り物の防犯強化です。
盗まれたり、侵入されないために防犯グッズを最低限装備する必要があります。

クルマを守るためのおすすめ防犯グッズは次の4つです。

① 車上荒らし対策に!音と光で撃退する「警報機」
まず、必ずつけておきたい防犯グッズが警報機です。
ガラスの破壊やバールなどを用いたこじ開けなど、衝撃を感知したさいに大きな音や光を発して、周囲に危険をアピールしてくれます。

警報機を設置するさいには、「アラーム注意」と記載されたステッカーを目立つところに貼っておくと良いでしょう。
それだけでも犯罪者のターゲットになるリスクを下げることができます。

② 犯行の瞬間を捉える!車載カメラは抑制効果にも期待大
車載カメラを搭載しておくことで、犯人の特定はもちろん防犯対策にも効果的です。
最近はドライブレコーダーと監視カメラの2つの機能を併せ持つ、「駐車監視付きドライブレコーダー」も登場しています。

ドライブレコーダーはエンジンがかかっていない状態だと撮影ができないタイプだけに、この機能はかなりおすすめです。
窃盗のみだけでなく、当て逃げ時にも犯人の特定につながります。

もちろん、カメラ起動中というステッカーを貼ることも忘れないようにしましょう。

③ 乗り物盗対策に効果的!タイヤロックとハンドルロック
クルマの鍵をすでに盗難や複製されていた場合、上記の防犯対策を施してもクルマは盗まれてしまいます。
いわゆる「乗り物盗」の対策としては、タイヤロックやハンドルロックがおすすめです。

日常的にクルマに乗る方にとっては、ロックの取り外しは面倒な行為ですが防犯効果は絶大。
さらにピッキングや複製が困難なディンプルキータイプの鍵を選べば、防犯性能はより高まります。

④ 自己責任でおこなう防犯ガラスフィルム
クルマの「ガラス割り」対策として、防犯ガラスフィルムを考える方も多いでしょう
しかし、クルマは震災時など、いざという時のために窓ガラスが割れやすい使用になっています。

人命救助に対応した窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで割れづらくしてしまうと、もしもの時に命を落とす原因になりかねません。
また、可視光線透過率が70%を切ってしまうと、車検に通らなくなってしまいます。

「逃げ出すための対策」、「貼り付けるフィルムの種類」の2つは十分に考慮しなければいけません。

接近の制御

接近の制御とは、車庫やチェーンを利用して物理的な侵入を防ぐ方法です。
費用がかかりすぎるため、あまりおすすめはできませんが、車庫の設置をすれば恒常的な防犯効果が期待できます。

専門家へ相談するなど、時間をかけて設置の有無を決めても良いでしょう。

駐車場で発生する犯罪と防犯まとめ

駐車場で発生する犯罪と防犯対策について紹介しました。
本記事のタイトルのとおり、駐車場はまさに犯罪の温床です。

自分のクルマが犯罪に巻き込まれるはずがないと油断することは、かなり危険だということ。
盗まれてしまったクルマは2割弱程度しか見つかりません。

運良く見つかったとしても、そのほとんどが傷や凹みなどの損害があります。
それだけに、駐車場に停めておくクルマへの防犯対策は必須です。

「監視性の確保」「領域性の確保」「対象物の強化」「接近の制御」の4つを意識して、あなたの大切なクルマが盗まれないための対策をおこないましょう。

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