【3月30日の事件】「国松警察庁長官襲撃事件」が発生した日に学ぶ防犯術

3月30日過去のこの日は、「国松警察庁長官襲撃事件」が発生した日です。警察庁長官というのは、日本の警察機関である警視庁のトップです。そのトップを襲撃するという信じられない事件が発生したのです。
そこで今回は、「国松警察庁長官襲撃事件」に因んでテロ犯罪に遭わないために必要な心構えをご紹介していきます。

3月30日過去の出来事

1995年(平成7年)3月30日は、警視庁のトップである「国松警察庁長官襲撃事件が発生した日」です。

国松警察庁長官襲撃事件とは

この事件は1995年(平成7年)3月30日午前8時31分頃に起こりました。
当時の警察庁長官だった國松孝次氏は、出勤のため自宅マンションを出たところ、待ち伏せをしていた男が拳銃で4回発砲した。
そのうち3発が腹部などにあたり、瀕死の重傷を負ったのです。

犯人は逮捕された!?

発砲をした男は自転車で逃走しているところが目撃されているのだが、逮捕には至っていない。

犯人の特徴は以下の4つです。

・黒っぽいレインコート
・白いマスク
・黒っぽい帽子
・現場から朝鮮人民軍のバッジが発見された
・現場から大韓民国の10ウォン硬貨が見つかった

また襲撃してから1時間後には、テレビ朝日へ電話がかかってきて。次のターゲットとして、井上幸彦警視総監や大森義夫内閣情報調査室長らを狙うと告げ、オウム教団への捜査を止めるように脅迫している。

その後の捜査

実は、国松警察庁長官襲撃事件が発生する10日前に「地下鉄サリン事件」が発生しており、3月22日には、オウム真理教の関連施設へ一斉強制捜査が行われていました。

しかし「国松警察庁長官襲撃事件」は2010年(平成22年)3月30日午前0時に公訴時効となっています。

この日の記者会見で、警視庁公安部長青木五郎氏は、麻原を含め教団元幹部や元信者らの8人を列挙したが、「犯行に関与した刑事責任の追及に足る証拠をもって解明するには至らなかった」としている。

日本国内で起きた3つのテロ事件を知る

これまでに日本国内で起きたテロ事件を3つご紹介します。

二・二六事件

二・二六事件は、今から約90年前の1936年(昭和11年)2月26日から2月29日にかけ起こった日本のクーデター未遂事件です。

陸軍の青年将校たちを筆頭に反乱部隊の約1500人が首相官邸や朝日新聞社などを襲撃しています。

・陸軍省
・参謀本部
・警視庁

などを占拠し

・海軍大佐の松尾伝蔵
・大蔵大臣の高橋是清
・内大臣の斎藤真
・教育総監の渡辺錠太郎

たち9人を暗殺したのです。

その後、皇道派の青年将校たちは処刑され、当時の岡田総理が辞職をし「二・二六事件」は終息を迎えました。

松本サリン事件

長野県松本市で、1994年(平成6年)6月27日にオウム真理教教徒らによって、サリンが散布されたテロ事件です。

死者は8人にも及んでいます。

松本サリン事件は、当時戦争状態ではない国内で一般市民に対して「化学兵器クラスの毒物」を使った無差別テロは世界初の事例であった。

この松本サリン事件をはじめ、「坂本弁護士一家殺人事件」「地下鉄サリン事件」など一連の事件で、あわせて13人に死刑判決がくだされ、その後全員が執行されました。

三菱重工爆破事件

東京都千代田区丸の内で、1974年(昭和49年)8月30日に東アジア反日武装戦線「狼」によって実行された無差別爆弾テロ事件です。

三菱重工業ビルの玄関前に置かれた爆弾が爆発して、死者が8人、重軽傷者が380人を出す大惨事となりました。犯人は「狼」「さそり」の3グループで計9人が逮捕されています。

このうち同年8月に佐々木規夫容疑者(66)、77年10月に大道寺あや子容疑者(65)を日本政府が日本赤軍側の要求を受け入れた為「超法規的措置」で釈放されている。
死刑囚である大道寺将司(66)、益永(旧姓片岡)利明(66)は87年に死刑判決が確定して、東京拘置所に在監中です。

テロの被害に遭わない為の3つの心構え

テロは決して許されない犯罪です。しかし「松本サリン事件」や「三菱重工爆破事件」のように日本国内でもテロ事件は起こっています。
ここからはテロの被害に遭わないために必要な3つの心構えをご紹介します。

心構え1:注意力を磨く

「まさか自分がテロ被害に遭うことはないだろう・・」と思っている人も多いかもしれませんが、いつ自分の身に降りかかるかもしれません。

テロ被害だけではなくあらゆる犯罪に対して常に周囲へ注意を向け「異変を感じ取る」アンテナを張っておくことが大切です。注意力が高まることで、どのような状況下でも事前に危険を察知して逸早く逃げ出すことができます。

事故や事件というのは、一瞬の間が生死を分けるのです。だからこそ普段から注意力を磨く訓練をするようにしてください。

心構え2:危機管理能力=「直感」を信じ行動する

テロというのは通常の生活の中では絶対にあり得ない異常事態です。その異常事態では動物が持つ本能=「危機管理能力」が強い味方になります。
「危機管理能力=直感」と言うのは全ての人間に備わった能力です。しかし現代はネット社会となりゲームやSNSに縛られるようになりました。
自然の中で生きる動物たちはゲームやSNSに縛られることがないので、人間よりもはるかに危機管理能力が高いのです。

直感を研ぎ澄ます為に歩きスマホなどはせずに「周囲の変化にアンテナを張って」もう少し敏感になることが大切です。
これは理屈ではなく言葉で説明をするのは難しいのですが、テロのような異常事態では「注意力」や「直感力」という人間の危機管理能力が頼りになるということを覚えておいてください。

心構え3:不審物には近づかない・触らない

テロに対する最も重要な心構えです。
これだけは最低限覚えておいてください。

不審物には絶対に「近づかない」「触らない」ことが鉄則です。ベンチの下や道端にバッグやリュックが置かれていると日本人は親切な国民性があるので往々にして「落し物」と判断して警察へ届けようとします。

しかしこの行為が命取りになるのです。

もしバッグやリュックなどを発見した場合は、絶対に近づかず触らないでください。その場合は、一旦、離れて安全な場所から110番をして「不審物がある」と通報をして警察が来るのを待ちましょう。

まとめ

今回は、「国松警察庁長官襲撃事件」が発生した日に因んでテロ犯罪に遭わないために必要な心構えをご紹介してきました。「自分がテロ被害に遭うはずがない・・」と言っている人が一番危険なのです。
「いつ誰が、どこでテロ被害に遭うのかわからない」という心構えで、今回お伝えしたことを意識してテロからもテロ以外の犯罪からも安全が確保できるようになってください。

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