駐車場への防犯意識を高めると犯罪を抑止できるってホント!?

マンションの駐車場は住人、部外者ともに入りやすいため、犯罪の発生現場になりうる場所です。誰でも出入りできると言うことは、そこで何か悪事を働く人物がいてもおかしくないと言うことを表します。

ここでは駐車場で発生する事件の種類やチェックポイントなどを紹介していきます。

なぜ駐車場が狙われるか

駐車場が犯罪の現場になる理由は、車両荒らしや車両盗難をおこないやすいからです。コインパーキングや路上に駐車されている車両を狙おうにも、周囲の目があって犯行に及びにくいため、住人しか使わないマンションの駐車場がターゲットにされるのです。

この他、車両や建物への落書き、器物の破損、または幼児や児童を連れ込んでのわいせつ行為なども見受けられます。

マンションの駐車場は日中でも人があまりおらず、また地下や半地下が駐車スペースになっている建物だと余計に人の目が届きにくいのが難点。路上よりはるかに悪事をはたらきやすいと言えるでしょう。

たとえ住人が不審者と出くわしても「同じマンションの人かな」くらいにしか思いません。誰でも容易に出入りできるために、住人が警戒心を抱くことはほぼないと言っていいでしょう。

警察庁が平成27年に発表した「刑法犯発生場所」によると、総認知件数110万件のうち「駐車場・駐輪場」は21%を占めています。

これは決して少ない数字ではないでしょう。やはり「周囲の目が届きにくい」という事実が犯行を容易にさせているといえます。

マンション自体は街中にあっても、駐車場となると話は別。こうした特性から駐車場は狙われやすいのです。

駐車場への防犯対策とは

不審者に目を付けられがちな駐車場ですが、防犯対策をとることである程度危険を回避できます。

たとえば、愛車に盗難防止ブザーを設置すれば車両盗難や車両荒らしを防止できます。振動を感知すると大音量のアラームが鳴り響くため、さすがの犯人も怯んで諦めることでしょう。

チェーンを付けるのも良いでしょう。慣れた犯人はチェーンすら切断して犯行に及ぶとはいえ、やはりチェーンがあるかないかで犯行にかかる時間は変わってきます。時間稼ぎという意味では、チェーンはとても有効です。

この他にも、ハンドルロックやドアロックなども検討すると良いでしょう。

自動車はきわめて高価な物品だけに、被害に遭えばショックはとても大きいです。第2の自宅と思って対策を取る必要があるでしょう。

照明を明るくすることも必要です。特に地下にある駐車場は照明の明るさが不十分な例が多く、視界がはっきりしません。暗いとそこに何が潜んでいるのか判別できず怖い思いをすることも。

明るくして見通しをよくすれば不審者が身をひそめるのは困難になるため、立派な防犯対策です。個人で照明をいじるのは実質不可能でしょうから、マンションの管理人や管理会社に頼んで調節してもらいましょう。

駐車場の出入り口などに「関係者以外立ち入り禁止」「防犯カメラ稼働中」などのステッカーを貼るのも効果的。不審者に心理的プレッシャーを与えることで犯罪を抑止することが可能です。

住人全員が防犯意識を持つことが重要

マンションは共同住宅。そこに住む全員が一丸となって犯罪を抑止できることが理想的です。

防犯意識と言っても特別なことをする必要はありません。敷地内で見かけた人物に挨拶したり、落ちているゴミを拾ったり、何か異常を発見した際は管理人や管理会社に連絡したりなど、誰でもできることが防犯にそのままつながります。

いわゆる近所付き合いが希薄化し、同じ建物に住んでいても顔も知らない人がいるなんて当たり前の時代。住人全員が防犯意識を持つことがそもそも難しい時代ですが、共同住宅内の治安を維持するには住人相互の心がけや協力が必要でもあります。

駐車場の防犯にもやはり、住民全員の意識の持ち方が絡んでいます。ゴミが落ちているような駐車場では「このマンションの住人は民度が低い」などと不審者に思われ、犯行が容易だと甘く見られてしまいます。

結果、愛車を傷つけられたり車上荒らしに遭ったりすることに。自動車1台1台は個人の物でも、駐車場は自動車を所有している住人全員のものであることを忘れてはいけません。

駐車場で火事が起こるリスク

マンションの駐車場は外部の人間でも容易に出入りできます。自動車が燃やされたり、持ちこまれたゴミに火を付けられたりする事件が実際に発生しています。

駐車場は日中でも人がすくない場所。不審者がいても気付かれないし、まして放火する瞬間を目撃できる確率は高くありません。

放火魔はものを燃やして楽しむことを目的にしており、上手い具合に身を隠せる駐車場は好都合なのです。

もともと人の出入りが少なければ発見が遅れ、場合によっては建物全体が火事になるおそれすらあります。

住人のためのスペースに部外者が出入りできてしまう構造自体に問題があるのですが、現状では大部分のマンションがこれ該当しています。

子供へのわいせつ行為に駐車場が選ばれることも

子供を狙った性犯罪は後を絶ちません。駐車場は人がいない上に死角が多いため、性犯罪者がよく目をつける場所です。

子供はたとえ「おかしいな、いやだな」と思っても声に出さないことが多く、発見が遅れてしまいます。犯人はそれを分かった上で犯行に及んでいるため、非常に卑劣です。

植え込みや門扉のような、ある程度高さのある遮蔽物はなるべく撤去するなどの対策が必須。あるいは、何らかの方法で住人以外は出入りできない構造にすべきと言えます。

防犯カメラで犯行をバッチリ捉える

共用部分への防犯カメラの設置には管理会社の許可が必要ですが、可能ならば複数台設置して終始監視すると一気に防犯効果が上がります。

やはり「撮影されている」と言う圧迫感は、たとえ何もやましいことをしていない人でもなんとなく抱いてしまいます。不審者ならばなおさら敏感ですから、カメラがあると知るや犯行を諦める可能性があります。

ただ、カメラの死角が生まれてしまうのが難点。隅まで撮影できるわけではない以上、その死角に不審者が隠れてしまえばあまり意味がありません。

とは言えカメラが動いている限り誰が出入りしたかは記録されています。一部始終でも撮影されていれば犯人特定も有る程度容易。そう考えると、防犯カメラの設置は必須ではないでしょうか。

不審な車両を見かけた際は注意

普段は見ない車両がマンションの前に止まっているときは、おそらく犯人が下見に来たものと思われます。行き当たりばったりで犯行に及ぶことはあまりなく、入念なリサーチを重ねた上で空き巣や強盗などをおこなうからです。

日を替えて何度も同じ車両が目撃されるなら、ほぼ偵察とみて良いでしょう。怪しいと感じたらナンバーを控えて警察に連絡。「長時間駐車している車がある」と伝えれば警察が来てくれます。

まとめ

マンションの駐車場は構造的に犯罪が発生しやすいです。住人が安心して利用できるには、外部の人間を立ち入れさせない対策が必要。万一不審な人影を見たら迷わず通報するなど、個人の判断が重要になります。

頻繁には出入りしない駐車場。だからこそ防犯カメラやセンサーなどを設置して常に監視するべきと言えます。不審者が好んで使う場所にならないよう、住人1人1人が防犯意識を持って駐車場をそれとなく監視したいものです。

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