犯罪被害の相談は躊躇わないで!防犯につながることもある

女性を狙った悪質な事件が後を絶ちません。ストーカー、痴漢、空き巣など、あえて女性を狙い撃ちにした卑劣な犯行は、絶対に許されない行為です。

被害に遭っているけれど相談先が分からない、相談しにくいなどの問題に直面している女性のために、ここでは犯罪被害に遭った際の相談方法を紹介します。

なぜ相談できない心理に陥るのか

困りごとがあるならどこかに相談すれば良いとは言いますが、実際、当事者にならなければ分からないことはあります。

「相談したいけれど仕返しが怖い」「こんなことを相談しても迷惑に思われるのでは」「自分の勘違いだから気にしない方が良い」などと本心とは裏腹な考えに陥ってしまい、だれにも頼れなくなるケースが多いです。

たしかに相談内容によっては憚られるものもあるでしょう。特に性被害を受けている女性にありがちな心理ですが、問題を放置していても事態はおそらく良くはなりません。相談したい、けどしたくないと言う葛藤が本人にある以上、一歩を踏み出せないのです。

どこに相談すれば良いか分からない人もいます。ネットで調べれば良いのにと思うかもしれませんが、本当に困った時は冷静な判断ができないものです

こうした心理はおそらく当事者でなければ分かりません。幸い行政ではあらゆる悩みに関する相談を受け付けているため、勇気を出して頼ることは可能です。

悩みも放置すると心身に不調をきたすおそれがあり、仕事や日常生活に支障が出るおそれもあります。相談できないことを恥じるのではなく、勇気を出して悩みを打ち明けることが大切なのです。

仕事や恋愛の悩みと違い、犯罪(またはそれに類似する行為)が原因の悩みは、時として迅速な行動を求められるときがあります。

時間が経てば何とかなるものでもない、かと言って誰にも相談できず苦しむしかないと言う思いに支配されてしまうと、問題が長期化することになりかねません。

被害を受けたら警察の相談窓口を活用

各都道府県警察には、さまざまな被害を受けている人を支援するための専用窓口が設置されています。

突然のことで驚いたり不安に思ったり、あるいは誰にも相談できず一人悩んだりしているならば、一度このような窓口を利用してみましょう。相談だけならもちろん費用はかからないので安心です。

基本的には警察が対応しますが、相談内容によっては専門機関を紹介されることがあります。

相談内容はどんなものでも大丈夫。痴漢やストーカー、空き巣、強盗、何となく違和感があるなど、不安に思うこと何でも相談できる体制が整っています

また女性相談者に配慮して女性警察官が対応することもあり、同性ならではのアドバイスやサポートを期待できるようにもなっています。

性犯罪被害を受けた際の相談先

女性にとって特に脅威となるのが性犯罪。強姦など身体・生命に重大なダメージを与えかねない犯罪は緊急性を要するため、全国共通ダイヤル「♯8103」にて対応しています。

2017年8月に設置されたこの窓口は、性犯罪被害者の声を埋もれさせないのが狙い。女性警察官が対応するため相談しやすいのがメリットです。

性被害は抱え込むことで余計に被害がエスカレートしたり、心身に不調が発生したりと決して看過できない問題です。

こうした被害には絶対に遭いたくないものですが、万一被害を受けた場合はいつでも警察が相談に乗ってくれると言う安心感を得るためにも、「♯8103」のことを意識に留めておくと良いでしょう。

110番通報する前に

今まさに被害を受けている、加害者が誰か分かっている、すぐに駆けつけて欲しい場合は110番通報。これは誰もが知っているでしょう。

110番は緊急の事件や事故を受け付ける電話。一刻も早い対応が必要な際にのみ利用する番号です。

それほど緊急でない案件に関しては110番通報ではなく、「♯9110」に電話しましょう。こちらは性犯罪や青少年非行、サイバー犯罪などあらゆる相談に対応する相談窓口です。

警察官や元警察官などが対応し、もちろん相談者のプライバシーは配慮されます。事件に至らない内容でも必要に応じて相談者にアドバイスを、また相手方に対して指導や警告をおこなうこともあり、相談者の問題解決に向けて最適な対応をおこなうので安心して利用できます。

サイバー犯罪被害に遭っているなら

ネット上の犯罪はサイバー犯罪と呼ばれ、誹謗中傷や著作権侵害などさまざま。匿名掲示板に上で名誉を棄損されたなどのトラブルを受けた際は、サイバー犯罪相談窓口を利用しましょう。

各都道府県にはサイバー犯罪専門部署が存在し、相談窓口を兼ねています。最寄り警察署電話をかけ、相談内容を伝えればサイバー犯罪部署に繋げてくれます。

ネット上の犯罪はいかに迅速に行動するかで結果が変わってきます。不適切な書き込みをおこなった者の特定は、ある程度期間が経つと分からなくなってしまうことも。

「ネットで言われなき中傷を受けている」と気付いた段階ですぐにサイバー犯罪部署に相談しましょう。この手の犯罪は何より迅速性が重要です。

相談しないことにより受ける損害

今まさに苦しい状況にある中、生活拠点や職場を替えることで事態を少しでもよくしようとするのはあまりおすすめしません。

たとえばストーカー被害の場合、加害者は常に女性を監視しています。どこに住み、何時に家を出、何時に帰宅したか、買い物ではどの店を使うかなど、事細かに調べ上げているケースが多いです。

自分が今いる場所を替えれば被害が収まるかと言うと、決してそんなことはありません。どこまでも執念深く追ってくるのがストーカーですから、逃げても意味がないのです。

むしろ、そうした変更をおこなうことで「逃げようとしている」と思われ余計にエスカレートするおそれも。ストーカーが強姦などの性犯罪に発展することだってありえるわけです。

また、ネット上の誹謗中傷を例に挙げれば、こちらが行動を起こさない限り加害者は不適切な書き込みを辞めないでしょう。ネットは言わば海ですから、一度情報が放たれてしまえば半永久的にネット上を漂流し続けます。

掲示板だけではありません。真偽の定かではない情報を安易に拡散する行為が以前、問題になりましが、あのような形で自分に関する事柄が広まっていくのは恐ろしいことです。

情報を放置していても消えることはほぼありません。痴漢や窃盗などとは違う怖さがネット上には存在すると言うことです。

これらが原因で心身に不調をきたすなど生活に支障が出ることも。十分実害を受けているのですから、早急にしかるべき機関に相談すべきです。

おそらくネット上の犯罪はこれからどんどん増えていきます。自分に非があろうがなかろうが、根も葉もない情報が晒されたことに気づいたら躊躇なく相談する勇気を持ちましょう。ネットの世界は決して安全ではありません。

まとめ

犯罪に巻き込まれたにも関わらず誰にも相談できない。こうした心理はおそらく誰もが持つことと思います。

それでも勇気を出して相談するしか有りません。警察などはそうした際の心強い味方です。犯人を罰するのももちろん大事ですが、相談しないことで本人が壊れてしまうのは避けたいところ。

何か悩みごとがあれば、以上で紹介した機関で話を聞いてもらいましょう。仮にすぐには解決せずとも最適なアドバイスを受けられるため、解決に向けての糸口が見つかるかも知れません。

女性のための完全防犯マニュアル

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