【要チェック】犯罪から身を守るためには「防犯性」の高い物件を選ぶのが◎

引っ越しをするにあたり重視することはなんでしょうか。立地や間取りなどいろいろあると思いますが、防犯性が高いかどうかも重要です。

居住期間はともかく住むことには変わらないのですから、少しでも安全な物件を選びたいもの。ここでは防犯の観点から物件選びについて説明します。

なぜ防犯性の高い物件を選ぶ必要があるのか

誰しも犯罪に巻き込まれたくありません。けれど空き巣などの被害が後を絶たないのが実際のところです。物件選びと言うとつい防犯性を忘れがちですが、家賃や立地と同じ位重要と言えます。

たとえばワンルームマンション。古くてオートロックがなく、管理人常駐ではない物件は防犯の観点から少々不安に思いませんか?もし住めるなら24時間警備員が詰めている物件が良いですが、賃料などの点からそう簡単ではありません。

一般的なワンルームは安いなどのメリットはあるものの、安全面を考えると決して安心出来るとは言えませんね。

では比較的築浅の物件はどうでしょう。オートロック完備で管理人が長時間いるような物件はそれだけで安心です。やはり何かあった時に頼れる人がいると自然と落ち着くものです

エレベーターや共用廊下、駐輪場、エントランスなどの共用部分に防犯カメラが設置されていれば一層安心出来るでしょう。築30年以上の物件には防犯カメラが必ずしも設置されているとは限りません。万一外部から不審者が侵入したとしてもカメラに記録されるので安心です

築浅だとどうしても家賃は高くなるものの、「安心・安全代込み」の費用と考えればいいでしょう。

昨今は女性向けの賃貸住宅も増えてきました。特に一人暮らしの女性は何かと気を使いがち。こうした女性限定の物件は女性にとって嬉しいものです。

安さや立地の良さなどで決めてしまいがちな物件。セキュリティの不十分な物件は何かと不安です。利便性だけにとらわれず防犯性も考慮して物件を選ぶべきと言えます。

賃貸物件における犯罪の発生

ここでは賃貸物件に限定して説明しますが、賃貸で犯罪は治安の低下に直結します。自分がこれから住もうとしている場所がセキュリティ的にガバガバでは、居城しようと言う気にはなれません。

2016年警察庁「住まいる110番」によると、全国で発生した侵入窃盗全体件数のうち「共同住宅(3階以下)」が11.91%、「同(4階以上)」が4.6%とのこと。

一般的に「泥棒は低層階を狙うので高層階は安全」と思われがちですが、高層階での発生率は決して低くはありません。超高層マンションともなるとまた別問題ですが、10階建てくらいのマンションだと最上階でも狙われます。

すなわち、物件の敷地内ならどこで被害に遭ってもおかしくないと言うこと。低層階はもちろん高層階でも多分にリスクをはらんでいるのです。

では次に泥棒の手口について説明します。こちらも「住まいる110番」のデータによりますが、「無締まり(46.8%)」「ガラス破り(29.6%)」で実に8割近くを占めています。

窓からの侵入がもっとも多く、家人の留守中を狙っているのが特徴。ちなみに無施錠は高層階ほど高くなる傾向があります。油断して鍵をかけない家庭が多いと言うことです。

具体的な防犯対策

物件の新旧別で泥棒被害のリスクは多少変わるとは言え、家人1人1人が防犯意識を持たないことには犯罪を防げません。

日頃からできる対策方法としては、①施錠の徹底、②ベランダや庭などを常に清潔にしておく、③住人とできるだけコミュニケーションをとることをおすすめします。

ではそれぞれ説明しましょう。①は言うまでもなく当たり前におこなうべきです。鍵をかけない=いつでも侵入できることを意味するため、泥棒にとっては良いカモです。

ベランダの窓や玄関ドアはもちろん、トイレやキッチンなどの小窓も使わない時は必ず鍵をかける、たとえ短時間の外出(ごみ出しなど)でも確実に施錠する習慣をつけましょう。

泥棒からすれば防犯仕様の鍵でもないかぎり、突破するのは容易。けれども鍵をかけているのとかけていないのとでは、突破するのに時間がかかるので施錠するべきです。

次に②。外から見てきれいだと思うベランダや庭は、その住人がマメか、言いかえればだらしなくないかを判断する上で役立ちます。

いつも整理整頓を心がけていれば、「あの家は防犯意識が高そうだ。侵入したら痕跡が残ってしまうかも」と泥棒を躊躇させることにもつながります。

いわゆる「ゴミ屋敷」と言う言えが存在しますが、あのような家はむしろ「入ってくれ」とアピールしているようなもの。一見入りにくそうだけれど、モノがなくなっても住人はすぐには気付かないだろうと泥棒に思わせてしまいます。だらしない住人はそれだけで被害に遭いやすいと言うことになります。

③に関しては、マンションのエントランスやエレベーター内、共用廊下で会ったらなるべく「こんにちは」などと挨拶すると良いでしょう。泥棒は誰とも会わずに侵入したいものですから、住人から声かけされるのを嫌います。顔を覚えられるおそれもあるため、なるべく人と遭いたくないのです。

昨今は近所づきあいが急速に薄れ、隣にどんな人が住んでいるのか知らないと言うこともしばしば。見知らぬ人に声をかけるには勇気が要りますが、犯罪防止の効果は決して小さくありません。

住人、宅配業者、セールスマン、清掃業者など、会った人すべてに声かけするのがべストです。

女性は性犯罪にも注意

女性向け賃貸物件が増えてきていると言え、まだまだメジャーな存在ではありません。また、自宅にいるから性犯罪には巻き込まれないわけでもありません。

たとえば帰宅時間の遅い女性。23時~1時の時間帯がもっとも被害に遭いやすいことが分かっています(警視庁:平成25年強制わいせつ発生状況より)。

加えて、帰宅途中の道路や共同住宅で狙われているのも特徴。夜道にはどんな不審者が隠れているか分かりませんし、自宅まであとちょっとの距離でも油断できないと言うことです。

女性専用賃貸物件ならば居住者は女性のみ。基本的に男性は立ち入り禁止なので、不審者に遭うリスクをかなり減らせます。出入りする男性はせいぜい宅配業者などの業者に限られるでしょう。

ですが、そうでない物件に住んでいるならば、エントランスやエレベーター、廊下などに不審者がいないか意識する必要があります。見知らぬ男性とは同じエレベーターに乗らないなどの工夫も欠かせません。疲れていても階段を使うことも時には必要でしょう。

部屋まであとちょっとと言うところで襲われ鍵を奪われたり、自宅内に入った瞬間に侵入されて室内で乱暴されたりするケースも想定されます。鍵を取り出す時や解錠時はあたりを気にするなど、人の気配に敏感になると良いでしょう。

洗濯物の干し方にも一工夫必要です。性犯罪者は女性物の衣類があるかを確認して室内に侵入します。なるべく室内干しにしたり男性物でカムフラージュしたりと、外からは容易に視認できないようにすると女性宅であることがバレません。

まとめ

自宅近くや室内にいても犯罪に巻き込まれるなんてとても怖いもの。いつ被害に遭うか分からないからこそ、防犯性重視の物件を選ぶことが重要です。

一人暮らしは何かと防犯面で気を遣います。少しでも安心して住める物件を選ぶにはそれなりに時間がかかりますが、身の安全を考えれば決して無駄な時間ではないでしょう。

女性のための完全防犯マニュアル

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