【最新】性犯罪は減っていない?平成29年度の性犯罪認知件数

2018年10月9日

早いもので2月がはじまりましたね。毎日寒いので少し実感しづらいですが、暦の上ではもうすぐ立春です。春が始まるとよく性犯罪などの発生件数が増えると言われています。そこで、今回はそんな春を目の前に、先日警察庁から発表された、平成29年度の性犯罪認知件数の暫定値をご紹介します。

<はじめに>

春は性犯罪が増えると言われているのですが、みなさんご存知ですか?

以前、Moly.jpでも季節別の性犯罪(強制性交等罪・強制わいせつ・公然わいせつ)について【調査レポート】春は変質者が増えるって本当?春夏秋冬で性犯罪が起きやすい季節はいつ?のグラフでご紹介しました。
グラフを見るとわかるように、季節によって増える犯罪や減る犯罪があります。
そこで今回はつい先日発表された、平成29年度の性犯罪認知件数を確認して、性犯罪の動向を見て行きたいと思います。

<平成29度の刑法犯の総数は?>

では、まず性犯罪の認知件数をみて見る前に、刑法犯全体の認知件数の動向を見てみましょう。

刑法犯を見てみると、年々認知件数が減り、平成28年には100万件を切りました。これは防犯カメラ設置の増大などのおかげで、窃盗などの件数が減ったため刑法犯全体でも認知件数が減っていると考えられています。では、性犯罪だけを抜き取って見るとどうでしょうか。

<平成29年度の性犯罪認知件数は?>

性犯罪の中でも、「強制性交等」と「強制わいせつ」に分けて見てみましょう。「強制性交等」は以前「強姦」と呼ばれていたものです。


上記のグラフを見ていると、「強制性交等」は平成25年から徐々に減りはじめたかと思いきや、平成29年でまた件数が増加しています。


反対に、「強制わいせつ」は徐々に減っています。今回発表された刑法犯の認知件数の中には、公然わいせつが含まれていないため、全てを把握することはできないですが、性犯罪は減っているようで減ってはいません。また、他の犯罪とは違い、性犯罪は認知件数に含まれていない件数が多いです。法務省の「平成24年度犯罪白書 第4回犯罪被害実態(暗数)調査」の結果によると、性的事件の警察への届け出率はわずか、18.5%です。つまり被害に遭ったにも関わらず、届け出を出していない人が81.5%もいるのです。

<都道府県別での発生件数>

それでは、次に都道府県別で見る、刑法犯の認知件数と、その中から性犯罪を抜いた認知件数を見てみましょう。下記の表では、認知件数の多い上位10都道府県をまとめてみました。


表を見てみて、何か気づきましたか?
はやり、人口の多い都市部が集中していますね。都市部は利便性は高いですが、同時に犯罪も多いです。人が多いから、街が明るいから大丈夫というわけではありません。いざという時にすぐに対応できるように、防犯情報を共有し、対策をとれるようにしましょう。

<まとめ>

今回はグラフがメインの記事でしたがいかがでしたか?
全体的な数字を見ると、年々犯罪が減っているようにみえますが、実際は被害によって様々です。

全ての犯罪が減るよう、そして被害に遭ったときに被害者が声をちゃんとあげられるように、そういうお手伝いをMoly.jpができるように、みなさんにたくさんの情報を発信していきたいと思います。