同意なく顔に落書き!?実はそれ暴行罪です!

現在Twitterで、女子が同級生に顔に落書きされて泣いている様子を撮影した動画が拡散され、話題となっています。

当該動画はすでに削除されていますが、魚拓をとったものがネット上で拡散されてしまっています。

学校側の説明では「聞き取りの結果、いじめはなかったと認識している」とのことです。しかしながら、少女の泣き方をみると嫌だと思っていたであろうことは容易に想像できます。ネット上の反応も「被害届を出すレベル」「泣いている時点でおふざけでは済まされない」などの意見が上がっています。

問題の動画は、性的な言葉で囃し立てながら少女にカメラを向け、少女が泣きながら鏡の方に向かっていく様子が映っています。撮影者はその後も性的な言葉を言いつづけながら顔が見えるように回り込み、撮影を続けます。少女が泣きながら頬を拭う様子が映っていますが、他の3人はその後も囃し立てながら撮影を続行しています。

私も問題の動画を見ましたが、友人同士の悪ふざけで済ませていいのかと疑問に思いました。1人が泣いていて、残りの3人が笑っている状況は見ていて気持ちのいいものではないですし、これがいじめに当たらないとは思えませんでした。

この件は中学生(動画撮影時は小学生だったとのこと)だから「いじめ」という問題にすり替わっていますが、そもそも同意なく人の顔に落書きをする行為は暴行罪にあたります。刑法では以下のように定められています。

刑法208条

暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

程度にもよりますが、懲役刑もあります。そのくらい重大な犯罪行為であることは、見守る大人側も意識していただきたいです。

お互いの同意の上で行われた行為であれば違法性は問われませんが、動画を見る限り同意しているとは判断できません。問題行為の時点では11~12歳のようなので法律で裁かれることではありませんが、例えば大学生が同様の行為をした場合、被害届が提出されればこの3人には暴行罪が適用される可能性が非常に高いです。それだけの行為をしたという事実は、たとえ法に触れない年齢でもしっかりと指導する必要があると思います。

いじめの問題はエスカレートすると犯罪行為へと発展することが非常に多いです。また、尊い命が奪われてしまうこともあります。周囲の大人がしっかりと見守り、小さな異変にも気づけるようにしたいものです。

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<Moly河合成樹のひとこと>
あらゆる事件に前兆があると言われています。はじめは些細なことから、そして段々とエスカレートしていき、このTwitterで拡散された顔落書き事件みたいに、本当に被害者の心をえぐるような事案に発展していきます。
そしてもっとも恐ろしいのは、この事件の画像が本人の意思とは別に、ネット上に半永久的に記録されてしまうことです。こうした消せないネガティブなネット情報を「デジタルタトゥー」と言いますが、事案被害者にもそして加害者にもずっとダメージを与え続けます。このデジタルタトゥーをいかにして緩和していくか、ネット上での1つの大きい課題です。

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