空き巣の検挙率はどれくらい?捕まったらお金は返ってくるの?

空き巣の被害に遭うのも心配ですが、どれくらいの空き巣が捕まっているのでしょう。

空き巣の検挙率や、捕まった場合に被害に遭ったお金や家財は帰ってくるのでしょうか。

 

1.侵入窃盗の認知状況の現状

警察庁の統計では。平成29年には73,122件の侵入盗の認知件数があります。

この内、住宅への侵入は37,027件で約50.7%を占めています。

住宅への侵入は1日平均101件も認知されていますが、それでも平成15年以降毎年減少しているんです。

出典:警察庁「住まいる防犯110番」

 

2.空き巣の検挙率の現状

侵入盗の認知件数が年々減少しているとご紹介しましたが、それにつれて検挙件数も減少しています。

認知件数が減少しているので当然かも知れませんね。

 

①侵入盗の検挙率

別の味方をすれば、検挙率が変わっていないということですね。

検挙率で見れば平成18年以降は25%から27%で推移しています。

 

②空き巣の検挙率

それでは空き巣の検挙率はどれくらいでしょうか。

実は窃盗犯全体の検挙率よりも空き巣の検挙率が高いんです。

平成27年の空き巣の検挙率は52.9%です。

前年の平成26年が50.5%ですから、空き巣の約半数が捕まっているということです。

空き巣の検挙率を高いと感じるか低いと感じるかはそれぞれですが、空き巣はかなりリスクの高い窃盗犯罪だと言えます。

 

3.検挙率を上げることもできる

空き巣被害には遭いたくないですが、万が一空き巣に入られたら捕まえたいと思いますよね。

そんな時にはあなたにも検挙率を上げることができます。

防犯カメラを録画機能付きのものにするだけで、検挙率を上げることができます。

夜間でも赤外線機能があればくっきりと映し出すことができて、5000円くらいから購入することができます。

 

4.被害に遭ったお金や財産は返ってくる?

結論から言うと、被害に遭ったお金や家財は返ってこないことの方が多いです。

返済は期待しないで、ほとんど返ってこないと思っておいた方が良いでしょう。

 

①盗まれたものが返ってくる可能性は?

盗まれたバッグや貴金属が見つかった場合は、返ってくる可能性があります。

ただし、これらは証拠品ですので、捜査や裁判で必要がなくなったと判断されるまでは返却されません。

また、初犯の場合や出来心で空き巣に入って捕まった場合などは、減刑のために家族などが被害者に任意で返済することがあります。

このようなことは可能性としてありますが、あまり期待しないほうが良いでしょう。

 

②刑法で返済の義務はないの?

空き巣が捕まった場合は、10年以下の懲役または50万円以下の罰金という刑罰が科せられます。

しかし、盗んだお金や家財などを返却する義務は規定されていません。

すなわち、刑法上では空き巣は盗んだものを返さなくても良いのです。

 

③民事訴訟では返ってくるの?

空き巣は、不法行為に基づく損害賠償請求権(民法709条)によって、被害者に損害賠償をする義務があります。

盗んだお金や家財を返却するか、被害に相当する賠償をしなければならないのです。

任意の返却や補償がない場合は、返還請求訴訟や損害賠償請求訴訟を起こすことになります。

裁判では通常は勝訴します。犯人は、敗訴すれば返還義務や損害賠償義務が生じます。

ここで重要なことは、裁判所は「犯人に返済や賠償の義務がある」と言い渡すだけです。

裁判所が犯人から被害に遭ったお金や家財を取り立ててくれる訳ではないのです。

 

④結局は泣き寝入り?

民事訴訟で勝訴しても、盗まれたお金や家財が返ってくるとは限りません。

犯人に財力がある場合は賠償されることがありますが、財力があれば空き巣はしませんよね。

犯人が盗んだお金を使ってしまっていたり、品物を換金していて品物が見つからない場合などは、返済はかなり厳しい状況にあります。

民事訴訟で勝訴しても、犯人に返済能力がなかったり雲隠れした場合など、結局は泣き寝入リになってしまいます。

 

⑤民事訴訟はするべきか

民事訴訟に勝訴しても泣き寝入りの可能性が高いなら、民事訴訟までするべきなのでしょうか。

民事訴訟には弁護士費用もかかります。勝訴しても被害を回収するために犯人の所在や財産を調べたりする費用が発生するかも知れません。

盗まれたお金以上の費用がかかるかも知れませんね。それでも回収できないというリスクもはらんでいます。これでは、訴訟までするべきか迷いますね。

被害者心理から考えれば、なんとか被害を回収したいと思いますよね。

まずは、弁護士に相談して回収の可能性を検討してからにしてはいかがでしょうか。

 

5.保険に加入しておきましょう

空き巣被害が泣き寝入るになってしまうならどうすれば被害を少なくすることができるでしょうか。

被害額をすべて補填することはできませんが、保険に加入しておけば少しでも補填ができます。

 

①盗難保険に加入する

盗難保険に加入している場合には、空き巣が入った時に盗まれたお金や家財が補償されます。

 

②火災保険に加入する

火災被験でも空き巣被害を補償できることがあります。火災保険は意外と補償範囲が広いんです。

火災保険は火災や災害の時のものと思っている方は、この機会に知っておきましょう。

 

③保険で補償されるもの

盗難保険や火災保険で補償されるものは、

保険会社や保険商品の種類、特約の有無など条件によって違いがありますので、詳しくは契約内容を確認するか保険会社に確認してください。

一般的には現金のほか小切手や金券、宝石や貴金属、バックや時計などの家財が補填されます。

ただし、どの保険にも個別に限度額が設定されています。高額なものには事前に高額申請がおすすめです。

保険には家財と建物の契約があります。建物の契約もしてある場合は、空き巣に壊された玄関や窓ガラスなどの修理費用が補償されます。

家財とは家の中にあるものです。物置は建物、物置の中にあるものは家財に分類されます。

 

6.確定申告で所得控除できる

空き巣被害に遭った時には、確定申告をすることで一定額が所得控除されます。

被害の内容や状況によって変わることがありますので、近くの税務署に相談することをおすすめします。

空き巣被害に遭って確定申告することを知らなかった方でも、

過去にさかのぼって申請することができますので、やはり税務署に相談してみましょう。過去5年間まで申請は可能ですよ。

 

7.泣き寝入りしないためには空き巣対策を!

空き巣被害で泣き寝入りしないためには、空き巣に遭わないように対策をしっかりとしておくことが大切です。

まずは、空き巣を近づけないための対策です。

防犯カメラやセンサーアラームなどを設置して、防犯意識が高いことをアピールしましょう。

次に侵入させないことです。玄関や窓に防犯グッズを取り付けることで、侵入に時間をかけさせることが有効な対策です。

外出する時には忘れずに鍵をかけるようにしましょう。空き巣の侵入手口で一番多いのが、鍵のかかっていないドアや窓からの侵入です。

そして、近所付き合いを大切にしましょう。地域で監視の目を増やすことで地域全体の空き巣被害を少なくできます。

 

まとめ

空き巣の検挙率や検挙された後の被害の回収についてご紹介しました。いかがでしたか。

泣き寝入るになる可能性が高いとのご紹介になってしまいましたが、現実です。

被害を少しでも回収するには保険の加入も大切です。

保険に加入していない人は加入を、加入している人は見直しを検討してみてはいかがでしょうか。

 

執筆者:Moly編集部

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